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札幌・円山生活日記

「Pudding maruyama(プディング マルヤマ)」

北円山の住宅街に佇む一軒家の喫茶店「Pudding maruyama(プディング マルヤマ)」。ご店主が10年以上かけて完成させたという手作りプディングが看板メニューです。3種類の固さが選べます。また季節限定・1日約10食限定の春の“さくらプディングパフェ”と秋の“かぼちゃプティングパフェ”が大変な人気です。

今日は「Pudding maruyama(プディング マルヤマ)」にやってきました。同じく北円山のイタリアン「Trattoria L'arche (トラットリア ラルケ)」訪問の際にグーグルマップで場所を確認していると近所に「Pudding maruyama」なる店が登場。調べると店名の通りプディングが看板メニューの人気喫茶店のようでキープメモしておきました。本日地下鉄東西線「西28丁目」界隈に所用があり「それでは人気のプディングを試しに行くか!」とやってきました。場所は地下鉄東西線「西28丁目駅」で1番出口から「北5条・手稲通り」を東へ行きます。「BON‐BOISSON」の入る「和洋ビル」を道向こうに見ながらしばらく歩き「西25丁目通り」と交差する五叉路を直進すれば右前に「回転寿し トリトン 円山店」の看板が見えますが吸い寄せられることなく交差点を左折します。イタリア国旗を掲げたTrattoria L'arche (トラットリア ラルケ)」の1本前の仲道に左折すると右手に一軒家の店があります地図)。 

「Pudding maruyama(プディング マルヤマ)」の外観。見た感じは普通の一戸建て住宅です。
壁に設置された小さな看板と玄関口に置かれた黒板の看板で「Pudding maruyama(プディング マルヤマ)」だと確認できます。

「OPEN」と掲げられた扉を開けて店内に入ると「スリッパに履き替えて中にお入りください」。手指の消毒をして中に入ると「食事の提供には少しお時間をいただきますが宜しいでしょうか?」とスタッフの方。もちろんOKで厨房前のカウンター席に案内されました。ちなみに食事の提供にそれ程待たされることはありませんでしたので念のため。

店内は奥に4人掛けテーブル席が2卓と窓に面したカウンター4席に厨房前のカウンター2席です。
店内中央の柱前の観光案内やカフェ本とプディングの小物。「ことりっぷ札幌」2020年版には円山のカフェとして「Pudding maruyama」が「円山茶寮」などとともに紹介されていました。

案内された厨房前のカウンター席。ご店主の調理の様子が良く見えます。
カウンター上のスタンド類。おしゃれ空間作りの演出です。

さてメニューを拝見。ランチセット(11時~15時)には「A」~「D」ともにプディングがセットで税込み1,250円~1,400円。
プディングは「なめらか」「しっかり」「かっちり」の3種類から選択です。
「puddingさんのプディング説明」。開業時からの定番「しっかりカスタードプディング」はご店主が10年以上かけて完成させたものとか。食材とともに強い拘りが感じられます。
こちらは季節限定の“さくらプディングパフェ”。以前この店を検索していた際は“かぼちゃプディングパフェ”の時期で毎日予約で完売していたということを思い出しました。「これは良いタイミングに来た!」と思ったのですがご店主から「本日は予約で完売しました。今後2~3週間はこんな感じです」と申し訳なさそうにお断りが。そうでしょう!来る前にちゃんとチェックすべきでした。

「puddingで使用している食材の一部をご紹介」。プディングに使われている「喜茂別タカラ牧場」の「幸せの牛のミルク」 や「ジェラテリア・クレメリーチェ」のジェラート、「パティスリーしらさき」のシフォンケーキなど拘りの食材が紹介されています。

さて注文を終え店内を見ていると前客の男女3人組が写真撮影を開始しました。
カメラの先にあるのはもちろん「さくらプディングパフェ」。見ていると桜の枝を用意するなど気合が入っています。我々の食事(後掲)が来て食べ終わる頃まで撮影会は続きました。熱心なことです。


ランチセットBのパスタ「モッツァレラチーズ&トマトソース」。プディングとセットで税込み1,200円。パスタは千葉県「ニューオークボ」製で生スパゲッティ(2.0㎜)かタリアテッレ(幅広麺)が選べてこちらは後者。もちもち生麺とフレッシュなトマトソースが良い感じです。

もう1品の食事ものは「パンpudding」同880円。トッピングのジェラートは「ミルク」「チョコラート」「ほうじ茶」「抹茶」「ピスタチオ」からの選択で「ピスタチオ」+100円。3種のソースが付きます。
業務用高級パン卸・工場直売の「おかめや」食パンを店自慢のプリン液に浸してオーブンで焼き上げたものとか。フレンチトーストのプリン版のようなサクふわの良い味です。
「パンpuddingに味は付いていますがお好みでどうぞ!」と用意されたソースはチョコ、キャラメル、ラズベリーの3種類。いずれも良い味で「パンpudding」を一層楽ませていただきました。

Bセットの「なめらかプディング」と『香りと味を最優先』に考える「嘉多山珈琲」の「やわらかブレンド」。珈琲は500円のところ食事とセットで100円引き。
「なめらかプディング」は千歳産「こくまろ卵」の卵黄のみを使用し生クリームとコンデンスミルクを加えたとろ~り触感。卵感濃厚で良い味です。

「プディングアラモード」同1,111円と同じく「喜多山珈琲」の「特上フレンチブレンド」同500円-100円。
「プディングアラモード」のプディングは「しっかりカスタード」を選択。フルーツはいちご、シャインマスカット、パイナップル、キウイ、リンゴ、デコポン、バナナの7種類。華やかな色どりです。

「しっかりカスタード」は1/3が全卵で残りは卵黄を加えたしっかり形を保ちつつもスプーンがスッと入る固さに仕上げたとか。しっかりとしたプリンらしい触感に卵の旨味を十分に感じることができました。なお全卵のみを使用するとより固く昔ながらの懐かしい触感の「かっちり」になるということです。次は「かっちり」も食べてみたいと思います。

なお写真撮影チーム含む前客2組も我々の後から来た2組も皆さん予約したのでしょうさくらプディングパフェ”を楽しまれていました。あまりに美味しそうなのでご店主に「1カ月後以降ぐらいで“さくらプディングパフェ”を予約のできる日はありますか?」聞いたところ現在コロナ禍により予約は「当日」しか受けていないとか。しかも「当日朝8時からインスタグラムのDMやメッセージがどんどん入ってきて10時半から店で電話受付するころには完売の日がほとんどなんです」とか。「DM?メッセージ?電話だとダメなの?」という我々をアナログ世代と憐れんでくれたのか、店まで来た客をそのまま帰すのも可哀そうだと思っていただいたのか「当日朝に改めて予約していただければ取り置きしておきますよ」とありがたいお言葉をいただきました。提供は5月1日までなので桜が咲き始めた頃に当日予約をしてさくらプディングパフェ”をいただきたく思います。それにしても季節限定メニューは他にもあるそうですが“さくらプディングパフェ”と“かぼちゃプティングパフェ”が特に大人気だそうでご店主も驚きのご様子でした。

店名に冠する看板のプディングはさすがの美味しさでした。「食材が良いからですよ!」というご店主の謙虚さととともに店で提供するメニューの食材などに徹底して拘る姿勢にも感心しました。古民家ではありませんが隠れ家感ある一軒家の店内も寛ぎの空間で快適です。ご馳走様でした。さくらプディングパフェ”も大変楽しみです。

‐喫茶‐「Pudding maruyama(プディング マルヤマ)」
札幌市中央区北5条西24丁目3-5 011-590-0989
営業時間 11:00~18:00(Lo17:00)
定休日 火曜日,水曜日
(2022.3.9)

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