札幌帆船模型同好会「第33回 帆船模型展」。“古き良き時代のロマンを感じながら、紺碧の海に帆をいっぱいにひろげて航海する雄大な帆船の姿を夢見る…”。そんな男のロマンを抱いた1980年設立の「札幌帆船模型同好会」会員による自慢の木製帆船模型11隻の展示です。会期は8月7日(月)~8月13日(日)。緻密で根気続い作業に感服です。
「大通公園」界隈のギャラリー巡りで「フォトグラファー7人が彩るグループ写真展@札幌市資料館」に続いて道銀文化財団「らいらっく・ぎゃらりい」で開催中の札幌帆船模型同好会「第33回 帆船模型展」の鑑賞です。こちらも小規模ながらも迫力ある見応えある展示で場内撮影可能であったので紹介させていただきます。「らいらっく・ぎゃらりい」は地下鉄「大通駅」直結の立地条件の良い場所にあるレンタル展示スペースで個展、グループ展、各種サークルや教室の作品発表展などに幅広く利用されています。
「北海道銀行本店」の入る「道銀ビルディング」。「らいらっく・ぎゃらりい」はこの1階で地下鉄「大通駅」直結です。目の前は「大通公園」の西4丁目噴水付近(地図)。
「らいらっく・ぎゃらりい」で開催中の札幌帆船模型同好会「第33回 帆船模型展」。
“古き良き時代のロマンを感じながら、紺碧の海に帆をいっぱいにひろげて航海する雄大な帆船の姿を夢見る… 1980年設立の「札幌帆船模型同好会」はそんな男のロマンを抱いた会員の皆さんにより、年に一度作品展を開催しています。過去3年はコロナ禍の中、幸運にも荒波を乗り越えて展覧会を開催し続けました。毎年この時期を心待ちにしているファンも多いはず!今年も数々の困難を乗り越え、会員8名が丹精込めて仕上げた自慢の木製帆船模型11隻を披露いたします。”
会場の様子。小さいスペースですが緻密な作業で完成された帆船模型が並びます。見応えがあります。会場は写真撮影OKでした。
会場で配布された出品作品一覧と解説。
ドイツ船籍《ベルリン》と模型のキット。一つ一つパーツを切り出して制作するそうです。大変な作業です。
ドイツ船籍《ベルリン》。 高橋進さんの作品。“砲18門搭載のフリゲート艦。17世紀当時、造船技術においてはオランダが他のヨーロッパ諸国に比べて、1歩も2歩も先んじていた。そこでトイツがオランダに建造を依頼した。”
フランス船籍《ラ・クロンヌ》。富山亜男さんの作品。“フランス国王ルイ13世がイギリスの豪華100門艦ソブリン-オブ・ザシーズに対抗してフランスの威信をかけて作らせた船。”
スウェーデン船籍《ワサ》。阿部照男さんの作品。“1628年8月10日処女航海に出航した直後に沈没。333年後の1961年に引き上げられ、現在ワサ博物館に復元展示中です。当時の船型を表し、派手な飾りで人気がある帆船です。”
《バイキング船》北欧。岡田聡さんの作品。“竜骨は1本のオーク材で出来ている。船側板の下方から順番に一部分が重なる様に張られている。このような構造は、クリンカー-ビルト(鎧張り構造)と言われてゴグスタット船は、吃水線が浅かった。これはバイキング船の特徴である。”
イタリア船籍《アメリゴ-ベスブッチ》。柴田雄吉さんの作品。“イタリア海軍の練習艦、船乗りたちの外洋航海術習得のため現在も就航しています。船名はイタリア出身の冒険家アメリゴ-ベスブッチから命名。アメリカ大陸の「アメリカ」は、彼の名前からとられています。”
英国船籍《グレイハウンド》。高橋進さんの作品。“イギリス海軍の20門フリゲート艦。1720年テムズ川沿いの造船所で進水した。地中海沿岸にはびこった海賊との戦闘に使われた。海賊船は速い攻撃をするので、イギリス海軍を苦しめた。模型では、縮尺1/100で、小型のためにロープ張り(リギング)に、大変苦労した。”
英国船籍《ネプチューン》。阿部照男さんの作品。“英国第3級の戦列艦。外装の飾りが綺麗で、小プリンスと言われた。”
英国船籍《HMSプリンス》。柴田雄吉さんの作品。“イギリス海軍の100門ー等戦列艦、のちに「ロイヤル-ウイルヘルム」と改名し84門に改装した。当模型はキットではなく、図面を基に製作した模型であり内部構造も表現した帆船模型の到達点といわれていますが、まだまだ到達していません。”
同好の人達と一緒に展示作品の説明を聞かせていただきました。熱意溢れるお話でした。ありがとうございます。
「らいらっく・ぎゃらりい」の今後の予定です。
「らいらっく・ぎゃらりい」前の「大通公園」西4丁目噴水。
同「泉の像」でした。
札幌帆船模型同好会「 第33回 帆船模型展」
期間: 8月7日(月)~8月13日(日)
時間:10:00~18:00 最終日は15:00まで
場所:「らいらっく・ぎゃらりい」
時間:10:00~18:00 最終日は15:00まで
場所:「らいらっく・ぎゃらりい」
(札幌市中央区大通西4丁目 北海道銀行本店ビル1階 )
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TEL (011)233-1029 / FAX (011)221-0481
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市電西4丁目停留所徒歩1分
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(土・日・祝・銀行休業日は休み)
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(2023.8.12)