北海道が誇るグランメゾン「コートドール」は「伝統と歴史、そして革新するラグジュアリーかつ親しみのあるレストラン」「北海道の豊かな自然の恵みを活かしながら、この大地で様々な文化を〝料理〟 としてどのように表現し、より現代的にフランス料理を提供し続けています」がコンセプト。 北海道神宮隣接の高級住宅街・宮ヶ丘に佇む一軒家レストランで完成されたフレンチが楽しめます。
今日は「レストラン コートドール」にランチを予約して参りました。地下鉄東西線「円山公園駅」「西28丁目駅」が最寄駅で北1条宮の沢通から北海道神宮第二鳥居に向かう途中の少し住宅街に入ったところ。最近公示された札幌市の住宅地高価格順位トップの宮ヶ丘地区にあります。立派な一軒家(ビル?)のレストランです。
円筒形の建物の右側が入口。左側の足の切れた柱が気になります(が「遊び心」の設計とか)。ドアを開けると吹き抜けになっておりB1のフラワーショップを見つつ階段を上ります。上がったところが受付・ワインバー・待合でレストラン・フロアは更に上階でした。
着席しメニューを渡されます。ランチコースはメインが魚料理or豚肉料理選択の3,500円(+税・サービス各10%、以下同じ)と魚料理and牛肉料理の6,000円の2種類。3,500円×2でメインに魚と肉をそれぞれ注文します。
まずは3種類の一口スナック。
①烏賊の洋風茶碗蒸し。札幌のレストランでは多くの店で前菜に茶碗蒸しが出ますが食欲を掻き立て気にいってます。この店は烏賊のガーリックの風味が特徴で良い味です。
②栗を使った一口マドレーヌ/ディルの花添え。
③フレンチトースト/ブルーチーズとトリュフ。できればもう一つ食べたかった。
焼きとうもろこしスープ /モッツアレラごま豆腐。チーズ風味のごま豆腐に焼き色のついたとうもろこしスープが注がれます。重層的な味わいです。
ホタテのポワレ/オクラとモロヘイヤ/トマト水とホタテソース。噴火湾ほたてのポワレ、オクラとモロヘイヤに帆立ソースとトマト風味泡、焼きクッキーの飾りを一体化させて食べるとこれも重層的な味わいです。特にオクラがアクセントです。
ヒラメのムニエル/焦がしバターにコリンキーサラダ。シンプルな味わいのヒラメに触感が特徴的なコリンキー(生食用カボチャ)の千切りが乗りアクセントになっています。
ひまわり畑ポークのハスカップ醪焼き/チョリソーバターとエシャロットソース。ハスカップのもろみでマリネした名寄産のひまわり畑ポークのグリエとか。柔らかい肉と付け合わせのブロッコリー等の野菜とソースが複雑な味わいとなっています。
食中酒のグラスワインは泡1、白3、赤3から選択。白は
「Jean Chartron Hautes Côtes de Beaune 2018(ジャン・シャルトロン
・オー・コート・ド・ボーヌ)」(1,600円)を、赤は「Quentin Jeannot Santenay 2017(クイントン・ジャノ・サントネイ)」(1,600円)、ともに仏ブルゴーニュのシャルドネとピノ・ノワールを頼みました。
メイン・デザートは4種類から選択です。
酒スフレと柚子シャーベット。「所要時間10分」待つだけのことはあるフワフワの「しっかりしたスフレだ!」で良くできています。
和梨のタルトとスパイスアイスクリーム。大人の味です。
最後にカフェと小菓子でカフェがお替り可ですが十分満腹です。
全体を通して感じたのは素材の味を生かしつつも付けわせやソースで複雑な味わいを楽しませる料理の完成度の高さでした。また値段からして高いコスト・パフォーマンスに感服です。1.5か月程度でメニューは更新されるとのことでしたので相対的に余裕のある日を狙って再訪したいと思いました。近隣の店とも甲乙つけがたいですね。
大変ご馳走になりました‼
なお食後は「円山公園」内を散歩しつつ帰りました。木々が色づきつつあります。
レストラン コートドール
北海道札幌市中央区宮ケ丘1-2-38 050-5596-3694
営業時間 12:00~13:30(L.O) 18:00~20:00(L.O)
定休日 毎週月曜日 火曜日
(2020.10.1訪問)