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札幌・円山生活日記

芸術の秋です。~「第97回 道展(北海道美術協会公募展)」~

「北海道美術協会」が主催する北海道内最大の美術公募展「道展」。大正14年(1925年)に第1回が開催され97回目になる今年は、日本画、油彩、水彩、版画、彫刻、工芸の6部門に325作品の応募があり213点が入選。会員・会友の皆さんの作品と合わせて計494点が展示され「札幌市民ギャラリー」で10月19日(木)~11月5日(日) の予定で開催中です。   

本日は「第97回 道展(北海道美術協会公募展)」の鑑賞です。主催する「北海道美術協会」は大正14年(1925年)設立の歴史ある団体で協会のウェブサイトでも“北海道の美術界をリードして98年”と謳っています。毎年の公募展も道内で最大規模とのことで“芸術の秋”を彩る最高峰の公募展鑑賞となりました。会場は「札幌市民ギャラリー」で地下鉄東西線「バスセンター前駅」10番出口から徒歩数分です(地図)。 
「札幌市民ギャラリー」のエントランス付近。 


1階の展示会場。500点近い展示ですので「札幌市民ギャラリー」1~2階のほぼ全館を使用しての展示です。213点の入選作品の中から入賞作品を中心に紹介します。


先ずは最高賞の北海道美術協会賞 <水彩> 船井 勇佑《最後の足掻き》。



新聞報道によれば作者の船井勇佑さんは札幌大谷大学美術学科2年生。「10代最後の自分の美術に対する姿勢を全部、絵に描き起こそうと思って描いた」とコメントされていました。展示の中でも存在感のある作品で多くの人が注目していました。おめでとうございます。


日本画部門優秀賞<日本画>上田とも子《霧の中の未来》。鉄格子の向こうに札幌中心部の風景です。


油彩部門優秀賞<油彩>本多玲亜《感懐》。

工芸部門優秀賞<工芸>兼好陽子《響奏》。

工芸部門展示会場。


佳作賞<油彩>松本祐介《重なり合って》。

佳作賞<油彩>田澤栄治《小川のある風景》(中央上)。

佳作賞<油彩>松木敦子《762》。


佳作賞<油彩>照井まなみ《子守唄》。

佳作賞<水彩>久野省司《早春3》。

佳作賞<水彩>村本洋《農道風景》。

佳作賞<彫刻>藤森祐生《変移》。


新人賞<水彩>岡田知之《世界は優しい羊のもとでできている》。羊の顔が優しく見えません?。

新人賞<水彩>横山邦彦《都会の夕暮れ》。

新人賞<日本画>イトウマミ《紫陽花》。

新人賞<彫刻>西條拓海《巡って、》。

新人賞<工芸>亦野翔太《春嵐》。

新人賞<工芸>高土居莉乃《灯の器》。


新会員<油彩>星野美知枝《寂寞の水》。

入賞・入選作品に加え協会の会員・会友の皆さんの作品も展示されています。その中で魅せられた作品の一つ会員・石垣渉さんの水彩《遥か》でした。
以上で本日の鑑賞終了です。ありがとうございました。


『第97回道展』
会期:2023年10/19(木)~11/5(日)
時間:10:00~17:30(入場は17:00まで/最終日入場16:30まで)
休館日:10/23(月)、10/30(月)
会場:札幌市民ギャラリー(札幌市中央区南2条東6丁目)
Tel.011-271-5471
入場料/一般800円・大学生500円【高校生以下無料】
◎ギャラリーナイト ①10/26(木) ②11/2(木)
※観覧時間(閉館時間)2時間延長
(入場19:00まで/閉館19:30)
(2023.10.23)

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