札幌円山の裏参道にある人気のフランス料理店「Restaurant SIO(レストラン・シオ)」。本年4月に土黒シェフが前オーナーより店舗を譲り受け「SIO~Shuji Hijikuro~」として新たにスタートしました。札幌市西区に1.5haの農園を持ち無農薬で100種類近くの野菜を栽培している農家レストラン「AGRISCAPE(アグリスケープ )」の拘り食材を使っています。自然派フレンチです。
本日は円山・裏参道の「Restaurant SIO(レストラン・シオ)」です。前々から気になっていた店ですが暫くランチはお休みのようでした。少し前に散歩の際に店を見ると昼もオープンしているようなので予約して出かけてまいりました。場所は地下鉄東西線「円山公園駅」から裏参道に出て東の「西18丁目」駅方向へ5分程歩いたところ、スープカレーの「マタレー」の向かいの「テイストビル」の1階です(地図)。
「Restaurant SIO(レストラン・シオ)」の入る「テイストビル」の外観。
「テイストビル」に入って数段下ったフロアの「Restaurant SIO」のエントランス。開店前から女性客2組が待っていました。
エントランスから店内へのアプローチ。お洒落なデザインです。壁には「AGRISCAPE」産でしょうか野菜の写真が飾られていました。
アプローチの正面はキッチンです。土黒シェフがお出迎え。写真右手にある個室に案内されました。左側にはメインダイニングがあるとのことですが隔離されてしまったので状況は不明です。
個室には小さな窓がキッチンに向いて設けられており調理の進行等が判ります。ただあまり広くない個室で「外界」に開いているのはこの小さな「窓」のみなので個室の扉を閉められると少し「閉じ込められ感」があります。密談には良いかも知れませんが・。
ランチは税込み2,200円のセットメニューのみ。「スナック」、「旬菜」、「焼き立て自家製パンのサンドウィッチ」、「オーブン焼サラダ」、「ちょっとあると嬉しいパスタ」、「皿の上のデザート」に「ハーブティ・スペシャル」で構成されます。プラス1,000円からで本日特選素材の肉か魚を「オーブン焼サラダ」に追加できます。当日はチキン、豚スペアリブ、鴨、平目があると言われました。
先ずは最初の「スナック」。左から「卵のピクルス」、「鰹の冷製/カレー風味のエスプーマ乗せ」、「鶏胸肉のしっとりハムにツブマスタード添え」。1品1品味の主張も鮮明で良くできています。
「旬菜」は「じゃがいもの冷製スープ」。玉葱のフリットが中に入って食感を出し上にオリーブ油の泡にカカオパウダーが乗ります。手の込んだ料理に関心です。
「焼き立て自家製パンのサンドウィッチ」はシェフのスペシャリテ「季節の野菜のラタトゥイユ」がカリカリ・パンに挟まれて登場。これはかなりの美味しさでテイクアウトにすれば大人気だろうと思われます。
「オーブン焼サラダ」に追加で注文した鴨肉。「オーブン焼サラダ」は紫キャベツ、ナス、白菜、ニンジン、じゃがいも、カブ、さやえんどう、玉葱、ズッキーニやラデイッシュ等で変わったところでは煮大根、フキのピクルス、薄揚げが入っています。好みで「大葉とアンチョビのソース」を適宜かけていただきます。それぞれの拘り野菜が美味しく食べ応えのある主菜感のある立派な一品です。
追加の鴨肉(+1,500円)はかなりのボリュームで大きな塊ですがミディアム状態の良い焼き具合です。これも食べ応えがあります。ただ「オーブン焼きサラダ」がかなりの良い出来なので敢えて追加しなくても十分満足できる感じです。野菜料理ばかりで飽きる人には必須かもしれませんが・・。
「ちょっとあると嬉しいパスタ」は「ズッキーニときゅうりのパスタ」。ズッキーニ・ソースがコクのある爽やか味で良かったです。〆感があり確かに「嬉しい」です。
「皿の上のデザート」は「ココナッツのアイスとブルベリー入りパウンドケーキ」。
そして最後はオリジナルブレンドの「ハーブティスペシャル」(冷製)ですっきりと食事終了です。美味しかったです。
「AGRISCAPE」産=札幌産の拘り野菜が中心の地産地消でヘルシー感たっぷりの自然派フレンチでした。料理も細やかな手の込んだ味わい深いもので大変結構です。ただ個室が少し圧迫感があったのは残念でした。次はオープンスペースを予約してまいります。ご馳走様でした。
「Restaurant SIO(レストラン・シオ)」
札幌市中央区南2条西23丁目1-1 テイストビル1F 011-676-9220
営業時間 11:30~15:00(13:30L.O.) / 18:00~
定休日 不定休
営業時間 11:30~15:00(13:30L.O.) / 18:00~
定休日 不定休
(2021.8.6訪問)