「日本新三大夜景」に選出され「標高531mから広がる大パノラマ、夜景の美しさは日本屈指」とされる「もいわ山」です。「アイヌの人たちも見てきた壮観な絶景」とか。野生の熊が出没するとの話もあります。
先般、この界隈に散策に前回来た際に、藻岩山のバス停があと一つ先で近くにあることや、昨年8月に藻岩山に上った際に夜景観察が宿題となって残っていることを改めて認識しました。「それでは」と思ったのですが大雪のため終日ロープウェイが運休だったり雪が降り続いたりと天候に恵まれず漸く降雪確率の相対的に低い本日に出かけて参りました。結果的には判断が今一つでした。
今日もバス便です。「円山公園駅」バスターミナル発の「ロープウェイ線[循環円11]に乗り約10分で到着したのが「もいわ山ロープウェイ」のバス停。ロープウェイの「山麓駅」舎の目の前です。ロープウェイに乗る前に隣接する「伏見東緑地」の「旧小熊邸」や「夫婦カツラ」などを見学することに。
「旧小熊邸」は北海道帝国大学(現在の北海道大学)の小熊捍教授の自邸として建築家田上義也氏の設計により建設されたもの。氏はアメリカの著名な建築家フランク・ロイド・ライト氏に師事し、その影響が建物に残されていることから市民の存続・復元運動により1998年(平成10年)に現在地に移築されたものとか。
ロープウェイの「山麓駅」舎横の「夫婦カツラ」。そもそも2本であった根がいつしか一つになり厳しい風雪に耐え300年もの間「藻岩山」を見守ってきたとか。
駅舎の入口を入って4階にエレベータで上がりロープウェイの乗り場でチケットを購入。ロープウェイとミニケーブルカーのセット料金が通常大人1人1,800円のところ札幌市民割引で1,000円です。住所を証明する免許証等の提示を求められました。
ロープウェイの乗り場から見た街並み。天候はそう悪くないと思ったのですが・・。ただロープウェイ及びミニケーブルカー(もーりすカー)は通常15分毎の運行のところが風のため20分間隔に。
「山頂駅」の展望台に到着。16時39分の日没の少し前です。奥が霞んでいますが雪の札幌市街が一応眺めることができたのですが・・。
日が暮れるまでの間に「藻岩観音奥之院」を参拝。明治期に原生林を分け入って山頂に建立された一坪の石堂がこのような立派な社になったのですね。
展望台に戻ったのですが風も強く眼下の夜景も霞んでかなり厳しい環境です。
「恋人の聖地」で楽しむ人も少なく、この後、更に視界が悪くなりました。
「山頂駅」にある“札幌の景色が一番美しく見えるレストラン”「ザ ジュエルズ」の「Night View Set」も景色が良ければ魅力的なのですが次回のお楽しみということで下山します。
ところが「中腹駅」まで降りると夜景は綺麗に見えました。標高差で天候がこんなに違うのですね。確かに下から「藻岩山」界隈を見ていると山頂部分のみが霧等に覆われていることがありますから。一つ勉強になりました。
「中腹駅」のお土産屋。「札幌もいわ山ロープウェイ」のマスコットキャラクター「もーりす」グッズが売られていました。藻岩山に生息するエゾリスをモチーフに誕生し「も」と鳴くことから名づけられたとか。でも「もーりす」ではなくクッキー類を買って帰りました。
一応「夜景」は見ることができ宿題は果たせました。
標高の高い「藻岩山」は天候に左右されがちなのでしょう。
次回は桜の季節に天候に十分気を付けて参りこととします。
是非「日本屈指の美しい夜景」を楽しみたいと思います。
「札幌もいわ山ロープウェイ山麓事務所」
064-0942 北海道札幌市中央区伏見5丁目3番7号
TEL:011-561-8177
(2021.1.26訪問)
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(その1)(2020.8.5訪問)
札幌市の観光需要喚起を目的とする「さぁ!まわろうSAPPORO~見どころ施設無料化月間~」 (2020年8月1日~8月31日)で対象となる「もいわ山」です。ロープウェイ等が無料のため、後日、夜景を鑑賞するための状況把握として視察にでかけました。
「札幌もいわ山ロープウェイ山麓事務所 」(https://mt-moiwa.jp/ )によれば、地下鉄とバス利用のアクセスは、地下鉄東西線「円山公園駅」バスターミナルを起点とする「ロープウェイ線[循環円11]円山公園駅前 → もいわ山ロープウェイ(ロープウェイ乗り場直結)」か「ロープウェイ線[循環円10]円山公園駅前 → 南19西16」とのこと。 いずれも1時間に1本かせいぜい2本。本日は午前・午後とも天候が不安定で予定を調整の上、夕方に出かけることとなりました。
我が家からは始発点である「円山公園駅」のバスターミナルに行くよりも「南3条西25丁目(しろ前)」のバス停が近いのでここから出発です。道路の奥に見えるのが「もいわ山」です。
「ロープウェイ線[循環円11]に乗り約10分で到着したのが「もいわ山ロープウェイ」の停留所。ロープウェイの「山麓駅」舎の目の前です。入口を入って4階にエレベータで上がればロープウェイの乗り場です。ここにチケット売り場がありますが本日は無料。アンケートととかで「市内」「道内」「道外」のどこからこから来たのか聞かれました・・・。
「山麓駅」から「中腹駅」まではロープウェイ(上)で。そこからミニケーブルカー(もーりすカー)(下)に乗り換え「山頂駅」に到着です。それぞれ15分毎に運行していますが乗車定員がそう多くはなさそうですので繁忙期の特に夜景観察時間帯には待ち時間が発生するのかも知れません。
「山頂駅」の展望デッキからの景色です。曇りがちの夕方ですが市内の主要な場所、ランドマークが確認できます。左の緑いろ部分が我が家のある円山界隈です。
「札幌市のほぼ中心に位置する、もいわ山。標高531メートルの山頂からは、雄大な石狩平野を一望する景色が広がり、その壮大さはかつてアイヌの人たちも「インカルシペ(いつもそこに上がって見張りをするところ)」と呼び、見張りをする山になっていたほどでした。現在も山頂の展望台から、高層ビルが建ち並ぶ都市部と緑豊かな自然が織りなす絶景を360度、余すことなく見渡すことができ、なかでも夜景は、「日本新三大夜景」に選出されるほどの美しさを誇ります。」
(「札幌もいわ山ロープウェイ山麓事務所 」(https://mt-moiwa.jp/ )より)
「日本新三大夜景」に選ばれた札幌市には、「もいわ山」以外に「JRタワー展望台 T38」(160ⅿ)や「札幌テレビ塔 」(展望台90m)などからの夜景も評判のようですが「恋人の聖地」(下;詳細はhttps://mt-moiwa.jp/feature/nightview/bell/ 参照)や食事が楽しめる「THE JEWELS 」があったりと人気なのかもしれません。なお山頂駅から屋外に出たところなどに「熊が目撃された」との注意書きがでていました。昔は札幌の小学校の遠足といえば藻岩山冬山登山で、その頃はキツネや鹿がいても熊は出なかったとか。熊も食料事情で人里近くにまで来るようになったのでしょうか。
*ちなみに「日本新三大夜景」の他の2つは長崎市と北九州市、旧の「日本三大夜景」は函館市函館山、兵庫県神戸市摩耶山、長崎県長崎市稲佐山だそうです。
本日の日の入りは18時50分。また「ザ・ジュエルズ (THE JEWELS) 」も展望台施設にありがちなチープな感じでもなかったので、次回は、天候を見て
19時ころスタートでレストランを予約して来たいと思います。
食事が進むにつれ夜景が楽しめることでしょう。期待大です!!
札幌もいわ山ロープウェイ山麓事務所
064-0942 北海道札幌市中央区伏見5丁目3番7号
TEL:011-561-8177
ザ・ジュエルズ (THE JEWELS)
住所;札幌市南区北ノ沢1956番地先藻岩山山頂 定休日なし
営業時間夏季:11:30〜21:00(LO20:00)、冬季:12:00〜21:00(LO20:00)
クローズタイム:15:00〜17:00
レストラン予約センターTEL : 011-518-6311 予約受付時間 11:00〜20:00
クローズタイム:15:00〜17:00
レストラン予約センターTEL : 011-518-6311 予約受付時間 11:00〜20:00
(2020.8.5訪問)