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札幌・円山生活日記

春の洋ラン展&ツバキ展~百合が原公園~

約25.4haという広大な敷地を持ち6,400種類ほどの花や植物が育てられている「百合が原公園」。園内には世界中から集められた約100種のユリを観賞できる「世界の百合広場」や札幌の姉妹都市である4都市の造園家が協力した「世界の庭園」などが広がります。積雪の冬季でも温室では様々な草花や花木などが楽しめます。 

今日は「百合が原公園」で「春の洋ラン展」と「ツバキ展」の鑑賞です。先般「ミモザとアザレアと福寿草と雪割草と」を鑑賞した際に園内の掲示版で3月1日(火)~3月6日(日)の予定で【春の洋ラン展~豪華絢爛!愛好家によるランの展示~】が開催されることを知りました。同時期の2月22日(火)~3月21日(月)には【ツバキ展~古典園芸、道内最大級のコレクション~】 が開催されることもあり二つの展示会を同時に楽しむべく本日出かけてきました。アクセスは前回と同様、地下鉄東西線「大通駅」で東豊線に乗り換え「栄町駅」で下車、1番出口前からバス利用です。バスの時間が合えば自宅からドアツードアで1時間ほどです。

「百合が原 緑のセンター温室」の玄関口。

「緑のセンターの温室」の入口。今日はたくさんの人が鑑賞に訪れていました。

先ずは【ツバキ展~古典園芸、道内最大級のコレクション~】です。ツバキは花の少ない冬の時期から花が咲き始める春を告げる花だとか。古くから日本で愛され海外でも人気となっているそうです。
“こちらの展示会では鉢物を中心に、馴染みあるヤブツバキ系、ユキツバキ系、ワビスケ系をはじめ、色鮮やかで大輪の洋種ツバキや一般では見る機会が少ない原種のツバキのほか、温室内で地植えされている高さのあるツバキなど、約250種類280株が期間中ご覧いただけます。”


「ツバキ展」はシンボルツリー《ミモザ(ギンヨウアカシア)》のある「大温室」が会場です。

高さ6メートルの《ミモザ》の黄色い花はまだまだ十分見ごろでした。

また「大温室」の一角には先般の「アザレア展」の鉢物が展示されていました。


さてツバキは地植えものから鉢植えものまで多くの種類が色鮮やかに咲いています。
こちらは紅白の色合いが見事な《どんちょう》。
大輪白花の《加茂本阿弥》。
《大虹》。

濃紅の花色に青味が混じる《青い珊瑚礁》。
八重咲きの大輪《黒侘助》。
淡いピンク色が美しい《王昭君》。
大輪が見事な《朱月》。
そして《光源氏》。まだまだ魅力的な花が多いのですがこの辺りで・・。

「大温室」の奥では植栽されている《ジンチョウゲ》が咲いていました。 

中国原産の《ジンチョウゲ(沈丁花)》は三大香木の一つと言われているそうです。
花弁に見える部分は萼が花弁状に変化したものだとか。
 

先般の【福寿草と雪割草展~春を告げる雪国の妖精たち~】の際に「小温室」に置かれていた《福寿草》も鉢を変えて「大温室」で鑑賞客の目を楽しませていました。

黄色い可憐な《福寿草》。

次は【春の洋ラン展~豪華絢爛!愛好家によるランの展示~」です。
“32回目の開催となるこちらの展示会には、北海道蘭友会の会員の皆さんが日頃から丹精込めて育て上げた95鉢約90種類の洋ランのほか、押し花やボタニカルアートの作品6点も展示されます。”


【春の洋ラン展】の会場は「中温室」です。

多くの立派な鉢ものの洋ランが並んでいます。
会員の選出による受賞作品の展示コーナーです。

【大賞】の《コーレリア ミゾグチ ‘プリンセス キコ’》。
紫がかった優しいピンク色の上品な洋ランです。

【準大賞】の《カランセ ベスティタ》。
華やかな印象の咲き具合です。


【優良賞】《デンドロビューム ビルタカマツ》。
花弁が優雅に見えます。
【ミニオーキッド賞】《パフィオペディラム トランリアナム》。

【原種優良賞】《エピデンドラム マルモラタム》
【奨励賞】《パフィオペディラム ミクランサム》

【奨励賞】《シクノデス タイワンゴールド》。いずれも見事な洋ランだったのですが個人的な好みでは最後の4作品のような小ぶりな花が印象的でした。


会場一角には洋ランによる押し花やボタニカルアートの作品6点も展示されていました。多彩な趣味のようです。

「中温室」には鮮やかなオレンジ色の釣り鉢も展示されています。
《マーマレードブッシュ》だとか。景色が華やかになります。

最後に「小温室」です。シクラメンなどが飾られていました。
その奥には先般の【福寿草と雪割草展~春を告げる雪国の妖精たち~】の《雪割草》の鉢物が残っていました。
まだ見ごろの鉢もいくつか。こちらは《碧空》。


展示会場入り口付近には洋ランの販売コーナーが設置されていました。“初めて洋ランに挑戦してみたいかたや洋ランに興味があったけど仲々始められなかったかた向けに育てやすい品種”を販売しているそうです。印象的だった小ぶりの品種も4,000円弱で売っていたのですがはやり育てる自信がないので購入は諦めました。このような展示会で見て楽しむこととします。

今日も大変結構な「百合が原 緑のセンター温室」でした。開催中の【洋ラン展】や【ツバキ展】に加え以前の展示会のアザレア、福寿草、雪割草に加えミモザなど多彩で鮮やかな花々を一度に楽しめるのは大変ありがたい機会です。鑑賞客が多かったのは皆さんそのことを知っていたのかも知れません。雪の中で気分を華やかにさる充実の鑑賞タイムでした。ありがとうございました。 

【ツバキ展~古典園芸、道内最大級のコレクション~】
開催期間:令和4年2月22日火曜日から3月21日月曜祝日
開催場所:百合が原緑のセンター 大温室

【春の洋ラン展~豪華絢爛!愛好家によるランの展示~】
開催期間:令和4年3月1日火曜日から3月6日日曜日※最終日は15時まで
開催場所:百合が原緑のセンター 中温室

【百合が原緑のセンター】
開館時間:8時45分から17時15分
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
観覧料:高校生以上130円 ※中学生以下、65歳以上の方、障がいのある方は手帳等の証明書提示により無料
(2022.3.2訪問)

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