「道展」は「北海道美術協会」が美術の普及などを目的に大正14年(1925年)から原則として毎年開催している北海道最大規模の美術展です。第96回となる今年は9月21日(水)~10月2日(日)の会期で「札幌市民ギャラリー」で500点もの作品を展示しています。また「北海道読売写真クラブ(北海道YPC)」が主宰する「2022北海道YPCコンテスト」の審査結果、最優秀賞である会長賞はじめ入賞作品の展示会が「富士フイルムフォトサロン札幌」で9月30日(金)~年10月5日(水)の会期で開催中です。
9月23日付けの読売新聞で「北海道読売写真クラブ(北海道YPC)2022写真コンテスト」の入賞作品が掲載されました。最も目を惹いたのが優秀賞のエゾリス親子の引越しを撮った「引っ越しでだってさ」と題する作品。紙面では30日(金)より「富士フィルムフォトサロン札幌」で展示会が開催されると告示されており初日の本日に早速でかけてきました。併せて地下鉄東西線に乗り「バスセンター前駅」まで足を延ばし「札幌市民ギャラリー」で開催されている「第96回道展」を鑑賞して参りました。
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“北海道読売写真クラブ(北海道YPC)が設立して28年。その間、大小53回もの写真展を催してきました。中でも富士フイルムフォトサロンでの写真展は力の入る催しで、会員の力作が並びます。コロナ時代に突入し、撮影もままならならない状況ですが、苦悩の中からひねり出した作品は素晴らしいものばかりです。ぜひ一度、ご来館くださいませ。会員一同、お待ちしております。”
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「富士フイルムフォトサロン札幌」のエントランス付近。
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「2022北海道読売写真クラブ展」の看板。会期は10月5日(水)までです。
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写真NGかと思っていたのですが幸い撮影・公開OKでした。
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会長賞「愛に包まれて」中垣和子氏。
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優秀賞「引っ越しだってさ」石川哲也氏。
危険を知る親リスが必死で誘導するもの子供たちは「引っ越しだってさ(?)」と言うことを聞かない様子のシーン。NHKテレビで巣穴が狭くなり親リスが子リスを1匹1匹くわえて引っ越しするシーンを見たことがあります。リスの引っ越しはそんなものと思っていたのですが集団で移動するとは知りませんでした。いずれの場合でも一度出会ってみたいものです。
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優秀賞「初冬の池面」足立英二氏。北海道大学の池に秋と冬が同居する風景を求めて出かけ撮影されたとか。
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入選「桜花の散る頃」石川征人氏。
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佳作「冬の若い女性」大内としひろ氏。モデル撮影会だそうです。大通公園のホワイトイルミネーションですね。
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佳作「コロナに踊る」石沢智氏。
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佳作「スズメの学校」岸本弘子氏。
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佳作「昭和の風情」山下廣勝氏。どこかで見た光景だと「ふせ食品」で検索すると南区滝野のバス停「アシリベツの滝」前の古い商店でした。隣にはいつも畑で採れた野菜が販売されています。目の付け所ですね。
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佳作「春爛漫」平舘泰之助氏。「百合が原公園」のムスカリの道です。航空機が映り込むタイミングで撮影したそうです。
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クラブ員の「私の1枚展」。石川哲也氏の「厳寒に生きる」。限界の中で松毬 を掘り出して食べるエゾリスだそうです。リス・ウォッチャーのようです。被写体を身近に感じる写真展は仲々良いものでした。
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「第96回道展」のポスター。
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「札幌市民ギャラリー」の外観。
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展示会場風景。これだけの大きな作品が並ぶと壮観です。
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こちらの会場も写真撮影OKでした。あまりの多くの作品ですので入賞作品を紹介します。
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北海道美術協会賞「こころをあらう」(油彩)河口真由美氏(札幌市)。15回目の応募で手にした最高賞だそうです。おめでとうございます。
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水彩部門優秀賞 「還る時を待つ」盛岩唯史氏(札幌市)。
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彫刻部門優秀賞・新会友 「算法」菱野亮子氏(札幌市)。
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日本画部門優秀賞・新会友「Turkey’s Club No.2」牧野香里氏(札幌市)。
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工芸作品の展示会場。
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工芸部門優秀賞・新会友「時を超えて」宮前和希氏(江別市)。
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2階の展示会場。作品数が多く1~2階の展示室を全て使用していました。
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佳作賞・新会友「街角」(油彩)岩間素子氏(旭川市)。
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最後に秋らしい作品。佳作賞「秋のおとずれ」(油彩)大石春夫氏(富良野市)。
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以上「道展」鑑賞でした。
新聞記事では訪れた70代男性のコメントとして「毎年訪れていますが年々レベルがあがっているように感じます。どの作品も力強くて道内にこんなに力のある芸術家が多くいるんだなと感動しました」と紹介していました。初めての鑑賞なので過去展との比較は出来ませんが力作揃いとは同感でした。来年も見逃さないようにします。ありがとうございました。
「第96回道展」
開催期間 2022年9月21日(水)〜10月2日(日)
開館時間 10:00〜17:30(入場は17:00まで)最終日入場 16:30まで
開催場所 札幌市民ギャラリー(札幌市中央区南2条東6丁目)
入場料 一般800円・大学生500円 高校生以下無料
http://www.doten.jp/
開館時間 10:00〜17:30(入場は17:00まで)最終日入場 16:30まで
開催場所 札幌市民ギャラリー(札幌市中央区南2条東6丁目)
入場料 一般800円・大学生500円 高校生以下無料
http://www.doten.jp/
「2022北海道読売写真クラブ展」
開催期間 2022年09月30日~2022年10月05日
開館時間 10:00~18:00
開催場所 富士フイルムフォトサロン札幌(札幌市中央区大通西6丁目1
富士フイルム札幌ビル1階)
主催者 富士フイルムフォトサロン札幌
お問合せ 富士フイルムフォトサロン札幌
電話 011-241-7170
(2022.9.30訪問)