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札幌・円山生活日記

【近美コレクション】美しいものとの時間 友田コレクションの精華 魅惑の版画と詩/昭和のガラス工芸/新収蔵品展

「北海道立近代美術館」では4月22日(土)から6月11日(日)までの予定で「【特別展】トリック×イリュージョン!」とともに「【近美コレクション】美しいものとの時間 友田コレクションの精華/魅惑の版画と詩/昭和のガラス工芸/新収蔵品展」が開催中です。詩人で児童文学者の友田多喜雄氏が長年にわたり収集し同美術館に寄贈された西洋と日本の近現代版画などが展示されています。併せて昭和の時代に足跡を残した7名のガラス工芸作家の作品や同館の新収蔵品が紹介されます。

本日は「北海道立近代美術館」で開催中の「美しいものとの時間 友田コレクションの精華 魅惑の版画と詩/昭和のガラス工芸/新収蔵品展」の鑑賞です。同じく4月22日(土)から6月11日(日)までの予定で開催中の「【特別展】トリック×イリュージョン!」の隣の展示室で落ち着いて鑑賞できます。
「北海道立近代美術館」東門。
「【近美コレクション】美しいものとの時間 友田コレクションの精華 魅惑の版画と詩」のチラシ。
“詩人、児童文学者の友田多喜雄氏は、長年にわたり西洋と日本の近現代版画を収集、その2000点近いコレクションを北海道立近代美術館に寄贈する意志を示されました。当館では、2018年から調査に取り組みつつ受贈を進め、2022年に受入を完了しました。そのなかにはルオーの『ミセレーレ』をはじめ、ピカソ、シャガール、ルドンといった西洋近代の名だたる画家の作品や、クラーヴェ、ミロ、ビュッフェ等これまで未収蔵であった作家の名品が含まれています。さらには、個人的な交友から収集した一原有徳、あるいは共著として生み出された清水敦の作品など、北海道の作家の作品も多く見られます。”
会場の「展示室A」入口。 
ルオーの『ミセレーレ』全58点の展示会場。
ジョルジュ・ルオー『ミセレーレ』より《神よ、われを憐れみたまえ、あなたのおおいなる慈しみによって》1923年(刊行:1948年)。

友田コレクションとともに北海道近代美術館がこれまで収蔵してきたエコール・ド・パリの油彩画などとともに展示する会場。

同美術館所蔵の田中忠雄《鳥の空を見よ》1959年。

”明治以後、産業中心の道を歩んだ日本のガラスは、昭和に入ると造形芸術として模索する動きが始まりました。その中心的存在となったのが、岩田藤七(1893–1980)と各務鑛三(1896–1985)です。岩田は巧みな吹きガラス技術を用いた彩りあふれる作品を展開。一方、各務はクリスタルガラスによるカットやエングレーヴィングによる作品を制作し、それぞれの技法を追求しながら、日本における造形芸術としてのガラスの基盤を確立させました。彼ら先人たちが蒔いた種は、戦後、佐藤潤四郎(1907–88)、藤田喬平(1921–2004)など、熱意あふれる若い作家たちに受け継がれ、豊かに花開いていきます。本展では、昭和の時代に足跡を残した7名の作家をとりあげ、それぞれが切り開いた多様なガラス表現をご紹介します。”
展示室2階の「昭和のガラス工芸」展。圧倒的な存在感のあるガラス工芸作品が並びます。大変な見応えでした。

藤田喬平《飾筥・弥生》1982年。
藤田喬平《飾筥・源氏物語》1983年。

岩田久利《花器》1992年。
岩田藤七《水指》1975年。
岩田藤七《茶碗・銀河》。
岩田藤七《貝》1976年。
高橋禎彦《無題》1988年。
藤田喬平《黒潮の波》1985年。
藤田喬平《風》1984年。
藤田喬平《蕾》1993年。

「新収蔵品展」。昨年度に同美術館が新たに収蔵した作品を展示します。

同会場。
折原久左エ門《路》1971年。

竹岡羊子《花火となって逝った夏》2001年。
小川待子《Time Unearthed 2018 N-1》2018年。

以上で本日の鑑賞終了。ありがとうございました。

「【近美コレクション】美しいものとの時間 友田コレクションの精華 魅惑の版画と詩/昭和のガラス工芸/新収蔵品展」
開催期間:2023年4月22日~2023年6月11日([休館日]:月曜日)
開催場所:北海道立近代美術館(札幌市中央区北1条西17丁目)
主催者:北海道立近代美術館
料金:一般 510(420)円、高大生 250(170)円
※()内は、10名以上の団体料金。
※無料になる方/65歳以上、中学生以下、身体障害者手帳や療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方(ミライロID利用可)及びその介護者(1名)など。
お問合せ:北海道立近代美術館
電話:011-644-6882
http://artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp/knb/
(2023.6.6訪問)

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