「TakuBi(匠微)」は精密さや独創性によって匠の技を極めようとする“発達症作家”を総称するブランド。円山「表参道」裏にカフェ併設のショップを構えます。コンセプトは『手作り』『高いクオリティ』『オリジナル』そして『やさしさ』とか。現在、お店にて「obakeusakoさん」の個展を開催中です。
こちらには先般「Cafe Rain(カフェ・レイン)」訪問時に店の裏手に回り込んだ際に出会いました。「一般社団法人ほっかいどう発達症応援ラボ」運営のショップで外部から見える個性的な作品に惹かれて入店したところ、4月11日(日)~5月4日(火)の予定で当日店にいらした「obakeusakoさん」の個展を開催すると案内され本日出かけて参りました。
「obakeusako exhidition」のチラシ。
お店の場所は「東光ストア円山店」前の「表参道」から左に「Cafe Rain」の青い建物を見て路地奥へ入ったところです。
路地奥の「TakuBi(匠微)」ショップ・カフェの外観。
入店したところには多くの「TakuBi(匠微)」作家の作品が展示されています。もちろん購入可能です。
個展はショップ奥のカフェ・スペースで開催されていました。
「サイレントカフェ」と名付けられたスペースは発達障害のある方が静かに過ごせるようにとロールスクリーンや衝立で一人空間として仕切っており、図らずも感染症対策になっているとか。どのテーブルも調度品やアレンジがお洒落です。
カフェ・スペースは以外と広くそれぞれに「obakeusakoさん」の作品が展示されていました。
個展鑑賞者には「ワンオーダーお願いします」とのこと。こちら個展期間限定のハーブティー「マローブルー」(700円)。
ショップでは、粘土、イラスト、ガラス細工、刺しゅう、樹脂とガラス細工、写真とイラストなどの分野の「TakuBi(匠微)」作品や匠微ゆかりのサポーター作家の作品などを展示販売しています。
同上。
同上。
同上。皆それぞれ個性的で魅力的な作品です。
店に居る際にも来店客が複数あり、中にはある女性は「うちの孫も発達症なんだけどもね・・こんな絵を送ってくれるんだ」とスマホ写真を見せながら店の方と言葉を交わしていました。多様な生き方の横展開がこうして少しずつでも図られる場となるよう期待したい雰囲気でした。
精密さや独創性によって匠の技を極めようとする“発達症作家”のアイデンティティを発信し実現する場を作ろうという「TakuBiプロジェクト」には共感させられるものがあります。魅力的で個性溢れる作品を身近に知り購入・応援する契機となる機会は大切に思います。今後の進展に期待します。ありがとうございました。
「TakuBi(匠微)」
札幌市中央区北1条西24丁目2-26 011-596-8726
カフェの営業時間
平日 12:00~17:00 土日祝 12:00~19:00
定休日 水曜日
https://takubi.work/
(2021.4.19訪問)