南円山の住宅街にある本場の本格的なインド料理屋「ジャド プール (Jhad Pul )」。南と北の味が同時に楽しめる人気店です。判り難い場所にある隠れ家感も持ち味でしょう。
今日は「ジャド プール(Jhad Pul)」でカレー・ランチです。この店は買物帰りに「西25丁目通り」を歩いていて「こんなところにこんな店があるんだ!」と発見。以来訪問の機会を伺っていたのですが他の予定やインド人シェフの帰省による不在などもあり漸くの訪問となりました。場所は地下鉄「円山公園駅」からでは「裏参道」から「西25丁目通り」に入って南下し「スペインレストラン "エル・シッド"」 の前を通過、交差点を渡って手作りハム・ソーセージの有名店「ノイ・エッセン 」を超えてしばらく歩いた左手の「旗竿地(はたざおち)」にあります。 徒歩で10分程ですが判り難い「隠れ家感」のある店です。円山には何故こんな店が多いのでしょうか?
道の奥まったところにある一軒家レストランの「ジャド プール (Jhad Pul )」。看板が無ければ普通の民家にしか見えません。
開店直後の11時過ぎに入店。「2階の2人掛けのテーブル席へどうぞ」と案内されます。2階は2人掛けテーブル×4、4人掛けテーブル×2くらいで1階にもテーブル席がありました。先客は1組、後客は引きも切らず詰めかけました。このような場所にも係わらず大変な人気のようです。
メニューを拝見。別刷りの数量・期間限定「南北インドプレートvol.18」が南と北の両方のカレーが食べられお勧めのようですがシニア層にはボリューム的にちょっと心配で・・。
冊子のメニューを見ていると丁度「南北インドプレート」を南北に分けたようなランチ・メニューがありました。こちらは「ナン」+「メインの選択カレー」+「サブの固定カレー」+「ドリンク」の「ナンで食べる北インドのランチ」(税込み1,250円)でカレーが4種類から選択できます。
同じく「ライスで食べる南インドのランチ」(税込み1,250円)で、「ナン」が「バスマティライス(インドの長粒米)」に代わり、こちらもカレーが4種類から選択できます。北と南のランチを各1に追加で「チキンティッカ(チキンのタンドールグリル2ピース」(税込み400円)を注文しました。
*メニュー冊子内にある「ジャド プールでご提供するカレー(料理)について」を紹介。“当店のカレーはすべて基本となるベース作りを別々に行っています。「具材だけが異なり味は同じ」ではありません。・・効率や省略を排した一品一品を感じ取っていただければ幸いです”。“インド料理はスパイスの調和・バランスを大事にします。・・辛さだけをウリにした無調和で奇抜な料理は作っておりません。”」と。「本場の本格的なインド料理を出すんだ!」という気概が感じられ期待が高まります。
このペンダント・ランプも本場ものでしょうか。お洒落な感じです。
待つことなく料理が登場。こちらは「ナンで食べる北インドのランチ」。
「メインの選択カレー」は「チキンコルマチキン(ミルキーな味わいの上品なチキンカレー):マイルド」、「サブの固定カレー」は「北インドのダル(豆カレー)」。「ダル」はかなりホットです。
「ライスで食べる南インドのランチ」。「チキンティッカ(チキンのタンドールグリル」は1ピースずつ盛り分けてくれています。インドの高級米「バスマティライス」は約250gとのことですが見た目かなりボリューミーです。
「メインの選択カレー」は「ネルールベジクルマ(優しさと贅沢さを持ち何層もの風味を感じさせる野菜カレー):普通の辛さ」、野菜はマッシュルームにブロッコリーと人参。「サブの固定カレー」は「サンバル(南インドの野菜と豆のスープ状のカレー)」。
これは確かに本場の本格的なカレー料理です。カレーのスープを飲んだだけで複雑なスパイスの香りと濃厚なソースの味わいで「美味い!」と感じます。チキンティッカもヨーグルト風味が感じられる噛み応えの残った柔らかさで本物のタンドール料理の味わいです。ナンはふわっと焼けていますし、くせのないさらさらのバスマティライスはカレーソースに良く合います。店の大変な人気度にも納得で久しぶりに本場のインド料理を食べた気分になりました。
*インド料理の思い出を少し。現役時代にインド出張は何度かあり「インドでは一度は腹をこわす」と言われる中無事に過ごしました。それも上司がインドの最高級レベルの高官ランチでダメージを受けたのを見て一流ホテルの食事でも最大限の注意を払ったから。後は日本に帰るだけとインドを離れる時の空港ラウンジで食べたカレーが美味しかった!その点で「本場インドのカレー」はほぼ未経験で駐在先の星国(インド・タミール語が4つの公用語の一つ)で食べたインド料理が本場料理に近い経験です。かなり昔になりますがそれでも「ジャド プール (Jhad Pul )」のカレーはその時の味を想起させてくれました(星国では街中のフードセンターは南インド料理が多くホテルのレストランでは北インド料理が中心でした)。
「ジャド プール (Jhad Pul )」から「西25丁目通り」に出て「藻岩山」方面を見たところ。食後の時間には昨日からの雪は止みましたが車道と歩道の境が不明なほどの一面の雪景色でした。この写真を撮る間にも若いカップルが店への小路を入っていきました。
始めての「ジャド プール (Jhad Pul )」でしたが人気の一端を十分に感じることができました。店の拘りと深い味わいのインド料理にも感服です。結構なランチタイムとなりました。次回は体調を整え他のメニューも試してみたいと思います。美味しかったです。ご馳走様でした!
「ジャド プール (Jhad Pul )」
札幌市中央区南6西24-3-21 011-520-4600
営業時間 11:00~L.O.14:00 18:00~LO.20:00又は20:30
※営業時間の曜日・季節変動あり。
定休日 不定休(Facebookページで毎月公表)
https://www.facebook.com/jhadpul/
(2021.2.27訪問)
営業時間 11:00~L.O.14:00 18:00~LO.20:00又は20:30
※営業時間の曜日・季節変動あり。
定休日 不定休(Facebookページで毎月公表)
https://www.facebook.com/jhadpul/
(2021.2.27訪問)