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札幌・円山生活日記

円山の旬の食材を活かしたイタリアン~「sacae (サカエ) 」~

地下鉄東西線「円山公園駅」から徒歩数分のイタリアン「sacae (サカエ) 」。便利な場所で北海道はじめ旬の食材を活かしたセンス溢れる料理がいただけます。深夜26時まで営業しているようです。

この店を知るきっかけは「SABOT(サボ)」です。同店の歴史をマダムに聞いていた際に「今は“sacae (サカエ)”という店が入っている場所で20年ほど営業していた」と教えていただきました。夜の円山の街を出歩くことは少ないので夜だけ営業の“sacae (サカエ)”のことは良く知りませんでした。そこでネット検索すると「SABOT」で修業されたシェフがいくつかの店を経て「SABOT」が現在の「桜通り」に移転した後にほぼ居ぬきで入店したとか。「SABOT」シェフの薫陶を受けた料理ならば美味いイタリアンがいただけるだろうと久々のイタリアン・ディナーに予約して出かけてきました。場所は地下鉄東西線「円山公園駅」を出て「大通り」を東に少し歩き「西25丁目通り」へ右折したすぐのところです。駅出口から徒歩数分の便利な場所です(地図)。

「sacae (サカエ) 」の外観。青い扉が目印です。

扉を開けて店内に入ると奥に長い造りです。奥の厨房前にカウンター席が4席と手前右側には4人用テーブル席が2卓。
そして左側に4人用テーブル1卓と2人用1卓です。「西25丁目通り」に面した4人用テーブルに着席しました。このテーブルはかなり年季が入っています。「SABOT」時代からのものでしょうか。
窓カウンターには「祝7周年」の花が飾られていました。「SABOT」 移転後の2015年4月にオープンしたそうです。


メニューを拝見。料理3皿+パスタ1皿の3,400円と料理4皿+パスタ1皿+メイン1皿の6,000円の「おまかせコース」が2種類。あとはアラカルトです。

パスタと肉料理のメニュー。肉料理は全て北海道素材です。色々と悩んだ末に4皿の「おまかせコース」に肉料理を1品追加でお願いしました。


先ずは泡のグラス。イタリア産アルネイス種のスパークリング。

最初に登場したのは「ホタルイカとふきのとうのマリネ」。八丈島のレモンが添えらています。
春が旬のホタルイカとふきのとうの出会いものです。ふきのとうは茹でてオリーブオイルとでペースト状になっています。ほろ苦さが残る印象的な1品からスタートしました。

「ローズマリーとじゃがいものフォカッチャ」。表面が少し焙られています。美味しい自家製パンで2回お代わりしてしまいました。


次が「ホワイトアスパラと毛ガニ」。

こちらも旬の食材です。中央は毛ガニのほぐし身を蟹みそ、ドライトマト、のりを加え和えられたもの。トッピングの卵の黄身を崩してホワイトアスパラを食べると贅沢な気分になれます。最初の2品で「SABOT」 で修行をしたというDNAとシェフのセンスを感じました。そして「これは最後まで楽しめそうだ!」と確信です。

2杯目は白のグラスでイタリアン産のシャルドネ。「白のグラスはしっかりしたものと軽めのがありますが?」と聞かれて選んでいただいた「しっかりした」白でした。


3皿目は「桜ますのソテー梅とパプリカのクリームソース」。

カリカリに皮目がソテーされた桜ますは身はしっとり。少し酸味感じる梅とパプリカの独創的なソースで旬の味を楽しみます。

パスタは「からすみとブロッコリーのスパゲッティ」。
ブロッコリーは柔らかく茹でられてケッパーとともにソース的にスパゲッティに絡みます。からすみが良いアクセントです。

赤ワインのグラスは2杯。イタリアン産ドルチェット種に続き〆はカベルネ・ソーヴィニョン。会計の際にも明細が判らないのですがグラスワインは1杯800円~1,000円ぐらいのようです。


コースに追加の肉料理「せたな町黒豚ロースのソテー」2人前3,000円。

分厚くカットされた旨味溢れる黒豚ソテーにハラペーニョのピクルスが付け合わせ。良いアクセントです。最初のふきのとうから始まり料理を通して大人の味わいを感じました。

デザートも追加で「オレンジはちみつのジェラートと苺ソース」650円。

オレンジの花蜜を集めた蜂蜜のジェラートと苺ソースで爽やかなデザートでした。パンを2回お代わりしたせいもあるでしょうがシニア層には十分に満腹する量でした。

なお本日は18時に入店して19時30分頃に退店するまで我が家の貸し切り状態でした。途中「8時か8時30分に入れますか?」という問い合わせが来たり「10時に4人で」という予約が入っていたので遅い時間から深夜までが賑わう時間なのかも知れません。遅くまで飲みたい人には貴重な店です。

大変結構なイタリアン・ディナーでした。SABOT(サボ)」で堪能した旬の北海道素材を活かしたセンス溢れる料理を彷彿させる味わいでした。もちろん「SABOT」DNAにシェフのオリジナリティも加わっていることと思います。師匠にはうれしいライバル店なのでしょう。この店もメニューが季節毎に変わるようなので今後何度も訪問したいものです。ご馳走様でした。 

「sacae (サカエ) 」
札幌市中央区皆実一条西25-2-1 5 011-612-5565 
営業時間 18:00~翌2:00
定休日 水曜日
(2022.4.14訪問)

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