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札幌・円山生活日記

世界を周遊するクジラのようなイタリア料理とカフェの店~「Trattoria KUJIRA Sapporo」~

世界を旅した料理人が営むイタリア料理とカフェの店「Trattoria KUJIRA Sapporo」。“人生に旅と料理と少しのくじらを”をコンセプトに“その時期に一番おいしい食材を北海道内はもちろん全国から仕入れ、世界を周遊するクジラのように枠に捉われない料理をご提供していきます”とのこと。 カフェ営業日はじめスイーツ類も充実しています。

本日は「Trattoria KUJIRA Sapporo」のランチ&カフェタイムです。カフェ本に“シェフの味をカフェで気軽に楽しめる”として紹介されていた店の一つです。店のウェブサイトを見ると月・火曜日がカフェ営業のみ、水曜日が定休日で木曜日がランチとカフェ、金~日曜日はランチ・カフェにディナーという変則三部制の店のようです。いずれも看板商品の一つである拘りのプリンが人気で美味しそう!!最初はカフェタイムに伺い大層気に入り是非ランチも食べてみたいと再訪してきました。そんな人を虜にするような魅力溢れる店でした。アクセスは地下鉄東西線「西11丁目駅」から徒歩10分弱の「天空のアフタヌーンティー」を提供する札幌プリンスホテル」の裏手あたりです(地図)。

「Trattoria KUJIRA Sapporo」の入る「ダイアパレス南三条」。
「Trattoria KUJIRA Sapporo」のエントランス付近。

【ランチタイム訪問時】
ランチで伺った際は「本日予約で満席」でした。ランチの予約は12時入店時のみで以後は席の空き次第案内となります。当日は12時過ぎから予約の無い待ち客が店前に列を作りました。

予約客で満員の店内。4人掛けテーブル席×2、2人掛けテーブル席×1にカウンター6席の小さめの店です。
カウンター前の黒板にはメニューが書かれています。

こちらはディナーのメイン料理にパスタ等。


店内には店名「KUJIRA」のとおり多くのクジラモチーフの雑貨やアートが置かれています。
隣の席のシャチ。イルカの仲間でした。
カウンター上。
店のコレクションを知って店主の知らない内に来客がクジラ関連物を置いていくこともあるそうです。

また店主は料理人としての修行と並行してバッグパッカーとして海外を点々と旅する生活を送った「旅する料理人」だそうです。旅関連の図書もカウンターに置かれています。
Free Wi-Fiも完備です。


ランチメニューです。A~Cがパスタ、Dが数量限定のステーキ丼です。
ドリンクとデザートのメニュー。

アウンター上のプリンメニュー。看板商品の低温熟成で仕上げるプリンは7種類。それぞれ商品名に「クジラ」を連想させる名前が付けられておりプレーンのカスタードプリンは「makkou」、イタリア・シチリアの最高級ピスタチオをふんだんに使用したピスタチオプリンは「zatou」です。この2種類にアイスの乗った「メテオストライクマッコウ」等に加え、秋冬限定の「モンブランクリケットプリン(MCP)」など全て食べてみたくなるラインアップです。

ランチ注文後に先ずはセットのスープ登場。
優しい甘味のとうもろこしのポタージュです。

セットドリンク+の「ボルドー産メルロー種赤葡萄ジュース」(ランチ+税込み500円)。
「カフェラテ」(同150円)。


「スモークサーモンと真狩産の百合根と法蓮草のクリームソース」。スープとドリンク付きのランチセットで同1,750円。

ほくほく百合根とほうれんそうにスモークサーモンの塩味が加わるクリームソースはリッチな味わい。それに合わせるパスタは中太の強いモチモチ食感で強烈な印象です。
お願いするまでもなく取り皿を用意してくれますので2人で取り分けて食べることができました。

もう1品は「ブレサオラと苺/空豆と蕪のジェノベーゼ仕立て」。同じくセットで1,800円。
ソースは(たぶん)蕪と空豆をベースにしたものをバジル、パルミジャーノ、バターなどと合せたもので鮮やかにバジル香る重厚な味わい。それにサラミやビーフジャーキーのようなブレサオラ(生ハム)の塩気と苺の酸味が加わり唸るような味わいです。自由な発想で枠にとらわれないという店自慢の料理の真骨頂を感じるような食材の組み合わせです。強烈な印象のもちもち食感の麺とともに見事なパスタです。
なおメニューには「性質上、熱々のパスタではないです」と書いていたので冷製パスタかと思っていたのですが温かいパスタでした。

デザートの「モンブランクリケットプリン」同1,400円。
MCPこと「Montblanc Cricket Pudding/モンブランクリケットプリン」はカスタードプリンにどん!とバニラアイスが乗り、仕上げに1mmの絞りたてのモンブランをもりもりする人気ランキング1位のメニュー”とか。北海道産の食材を使いもっちり仕上げているというカスタードプリンmakkouは上掲写真のようにスプーンを入れてもアイスなどが崩れることのない相当なむっちり感。タヒチ産バニラを使用したというアイスやモンブランクリームも深い味わいでとても印象的なプリンスイーツです。

もう1品は「ピスタチオストライクエボリューション」同990円。
イタリア・シチリアの最高級ピスタチオをふんだんに使用したピスタチオプリンzatouの上にバニラアイスが乗っています。プリンは同じくむっちり食感でピスタチオ風味がとても良い感じ。人気が出るのも完全に納得の味わいでした。


大変満足し会計し店外に出ると待ち客が4組ほど並んでいました。最初の待ち客は12時過ぎから並んでいましたので1時間前後も寒い中で立っていたことになります。待ちたくなる気持ちは判りますが寒い季節ですのでやはり予約がお勧めです。

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【カフェタイム訪問時】
月・火のカフェ営業時のメニュー。食事系はフレンチトーストとポークシチュードリア、スイーツ系ではランチ営業時のプリン8種に加えプリンアラモードなどの月・火限定、カフェ時限定メニューが追加されています。かなり選択に迷うラインアップです。

注文は月・火限定の2品。まずは「雲ムースとくじら」(同850円)。メレンゲで作った小さなクジラが雲形状のムース上にのっています。
ドリンクは「コーヒー/マンダリンブレンド(HOT)」(同400円)。

雲ムースはホワイトチョコで中にはいちごのソースとザクザクのクランチが入っています。楽しい組み合わせです。

もう1品も月・火限定「オレオプリンのクッキーモンスター」(同1,100円)。
カスタードプリンmakkouを上下のオレオチーズケーキでサンドし苦味の香ばしいキャラメルソースがかけられています。期間限定のレアなプリンスイーツでした。こちらも大変美味しくいただきました。

この他にもスイーツでは人気スイーツを盛り合わせた「ダイエットは明日から」「モンブランのチーズケーキ、食事系の苺を使った「フレンチトースト」、ランチタイムの「ステーキ丼」など試したいメニューが多数です。更にパスタやスイーツも季節毎に新作が登場するようなので常連になって通ってしまう人が続出するような感じの店でした。取り敢えず次回はカフェ営業開始の11時に予約して出かけ「フレンチトースト」「ダイエットは明日から」などを狙ってみたいと思います。大変気に入った店でした。ご馳走様です。


店の前。地下鉄「西11丁目駅」に向かう道です。

「Trattoria KUJIRA Sapporo」
札幌市中央区南3条西12丁目325−19
TEL;011-522-6655
営業時間;ランチ 12:00~15:00(L.O.15:00)
カフェ; 14:00~16:00
ディナー(金土日のみ) 18:00~22:00(L.O.20:00)
月曜日、火曜日 11:00~16:00(カフェ営業のみ)
(2023.2.15)

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