見出し画像

札幌・円山生活日記

ティオン・バル・マーケットとウォールアートと。~シンガポールへ5泊6日の家族旅行(その5)~

シンガポールへ5泊6日の家族旅行の3日目の後半(その5)です。シンガポール3日目の朝食(ブランチ)はシンガポール港湾局(PSA)ビルにある「肉骨茶(バクテー)」。その後「ユニバーサル・スタジオ・シンガポール(USS)」へ行く娘たちと分かれて夫婦2人は「シンガポール植物園(ボタニック・ガーデン)」から懐かしの「ティオン・バル」地区へ向かいます。

MRT駅「ティオン・バル」前に建つコンドミニアム「セントラル・グリーン」。かつての我が家です。1995年の新築入居時は名前の通り中央部が鮮やかな緑色に塗られていたのですが何故か今はグレーカラーです。コンドミニアム敷地内に2面あったテニスコートでテニスを始めた懐かしい場所です。
その「セントラル・グリーン」から頻繁に買い物に来た「ティオン・バル・マーケット」。昔は床が濡れていることから「ウェット・マーケット」と呼ばれたローカル人気の市場で肉・魚・野菜・衣類など生活必需品が売られています。2階のフードセンターも当時からローカルグルメ有名店が多く集まると評判でした。でも全体的には普通のローカルタウン。
それが今や日本のガイドブックなどに『ハイセンスタウン』などと紹介されるエリアです。10年ぐらい前からでしょうかお洒落なショップが開店し最近では個性的な『ウォールアート』も登場するようになりました。
「バード・シンギング・コンサート」の様子を描いた壁絵。
「バード・シンギング・コンサート」とは近くの道端の小さな広場に近所の人たちが鳥カゴを持って集まり自慢の鳥の鳴き声を披露したもの。駐在の頃は実際の「バード・シンギング・コンサート」を頻繁に見かけましたがティオン・バルでは2003年を最後に行われなくなったようです。郊外のHDBでは今も見られるのかも知れませんが・・。

この壁絵はガイドブックで見て初めて出かけたのですが見つけるのに苦労しました。実際の場所は「ティオン・バル・マーケット」のすぐ近くだったのですが前に鉢植えが置かれて視線が遮られていたからです。「ティオン・バル・ベーカリー」の店員さんなどに聞いてやっと見付けることができました。

近くに描かれた別の壁絵。
こちらは昔の市場のようすを描いたもののようです。
『ウォールアート』鑑賞を終え「ティオン・バル・マーケット」へ。1階の花屋では週末にランの花などをよく買いました。
2階のフードセンター。お昼時には人気屋台には行列ができるほど人が集まっていました。当初は夕方には娘たちと合流し夕食にする予定だったのですが・・夕刻には多くの店が閉まっていました。
それでも娘が購入した好物の「水粿(シュイ・クエ)」。米粉と小麦でんぷん粉を混ぜ型に入れて蒸した白いライスケーキに「チャイポー」と呼ばれる大根の漬け物を載せたもの。好みによりチリを添えて食べます。食感は餅というよりも柔らかめの寒天という感じの軽食メニューです。
この「水粿(シュイ・クエ)」はオーチャード界隈はじめ多くの場所で売られていますが絶対的な人気はティオンバル・マーケットの有名店「Jiang Bo Shui Kueh」です。5個セットで4ドルほど。
その他に開いていた店で購入した「ダック・ライス」。鴨肉飯に叉焼を追加して5ドルです。濃い味ですが美味しいです。
少し食べ足らないので出かけた「ティオン・バル・ベーカリー」。この地区が『ハイセンスタウン』などと紹介される代表的な店でフランス人が焼くクロワッサンが評判です。
店の厨房裏にある看板。フランス語では女性名詞の『baguette [バゲットゥ]』には『LA』を付けますがシングリッシュ(シンガポール英語)では何でも『LA』を付けます。『OK LA(オケーラ!)OKダヨ!』とか。
「ティオン・バル・ベーカリー」の店内。

人気のフランス人が焼くクロワッサンなどが並びます。
このお前に店主のような女性店員さんに壁絵の場所を教えてもらったので娘たちと再訪した際にお礼を言うと『わざわざあの壁絵のために来たのか!』と少し呆れられました。「ティオン・バル・ベーカリー」のお店も目当てだったのですよ!とも言えばよかったのかもしれません。
評判のクロワッサン(1ケ4ドル)とチョコレートケーキ。各種ドリンクとともに美味しくいただきました。ご馳走さまです。

以上で「シンガポールへ5泊6日の家族旅行」の3日目は終了。明日は先ずはアラブ人街です。「シンガポールへ5泊6日の家族旅行(その6)」へと続きます。ありがとうございました。
(2024.10.21)

最新の画像もっと見る

最近の「旅行」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事