シンガポールへ5泊6日の家族旅行の3日目(その4)です。1日目は新千歳空港から成田空港経由でシンガポールまでの移動に費やし、2日目は午前中にチキンライスの食事と足つぼマッサージ、午後は定番のマーライオン公園に行きショッピング後にチャイナタウンで小龍包などの夕食です。そして3日目。朝食(ブランチ)に「肉骨茶(バクテー)」を食べて「シンガポール植物園(ボタニック・ガーデン)」へと向かいます。
ホテルからシンガポール随一のジビネス街「シェントン・ウェイ」から続く「アンソン・ロード」をシンガポール港方向へ歩きます。「アンソン・ロード」沿いのかつての職場が入っていた高層ビルは現在建て替え工事中でした。
その事務所に勤務時に同僚と昼食に訪れた高速道路と港湾施設に挟まれた場所にある「シンガポール港湾局(PSA)」のビル。その1階にローカル飯屋が並びます。通常は観光客は来ません。
その一角にある「欧南園亜華肉骨茶」。シンガポールで屈指の肉骨茶の有名人気店。20年前頃までは地下鉄駅「欧南園(アウトラムパーク)」近くの公団住宅(HDB)」に入っていたのですが当地に移転。従ってシンガポール駐在中は旧店に通っており移転後の店はシンガポール旅行の旅に訪問するようになりました。
ちなみに「肉骨茶(バクテー」とは骨付き豚肉を胡椒や漢方薬入りスープで煮たもの。昔々に中国からシンガポールに出稼ぎに来た港湾労働者の朝食だったとか(当然現在のような贅沢な食材ではないでしょう)。スープの黒い「福建系」と白い「潮州系」があります。現在では「潮州系」の方が人気のようでこの店もそうです。
メニューです。肉骨茶に内蔵や野菜などのサイドデイッシュとご飯を注文し中国茶(鉄観音茶等)と一緒に食べるのが一般的です。
あと揚げパンの「油条(ユーチャア)」もマストアイテムです。
注文すると昔の古い看板下の調理コーナーでマダムが準備してくれます。会計時にアウトラムパーク時代の話をしたところ『20年以上前の昔だね!』と懐かしがられました。
注文品の全員集合。
「肉骨湯(ポークリブ・スープ)」。10ドル50セント。
「排骨湯(スペアリブ・スープ)」。11ドル50セント。チキンライスなど2ドル~3ドルで食べられた昔から「肉骨茶」はその倍以上する『高級食』です。
サイドディッシュの油揚げ煮とザーサイ。インテスティンなど内臓ものも好きなのですが家族は食べないので今日は遠慮しました。
スープはお代わり無料。少なくなると店の人が注ぎ足してくれます。
大変結構なシンガポールの朝食でした。ご馳走さまです。
食後は娘たちは「セントーサ島」にある「ユニバーサル・スタジオ・シンガポール(USS)」へ。我々夫婦2人はシンガポール唯一の世界遺産であると同時に初めて世界遺産に登録された熱帯の植物園である「シンガポール植物園(ボタニック・ガーデン)」へ。妻が駐在時より好みにしていた場所です。
入園して少し歩くと妻がリスを発見。札幌・円山などでリスを撮るカメラを置いてきたので証拠にもならないの写真です。
ネットからお借りした「オオバコリス(Plaintain Squirrel)」の写真。こんなお姿だとか。「ボタニック・ガーデン」では割合と頻繁に出会えるそうです。
「ナショナル・オーキッド・ガーデン(シンガポール国立蘭園)」。
総面積約3haの「ナショナル・オーキッド・ガーデン」では1,000以上のランの原種と2,000以上の交配種が育てられ約6万本のラン植物が華麗に美しく咲いているそうです。
『ドラキュラ』と書かれたラン。
園内には上皇后美智子さま所縁のランもあると聞いたのですが暑くて見つけられることができずに断念。出口へ向かいます。
ガイドブック等で評判の「ナショナル・オーキッド・ガーデン」近くのカフェ・レストラン「ハリア」。緑の中で休憩ができるので人気のようです。
エアコンの効いた屋内席と緑が近い屋外テラス席があります。暑い中を歩いたのでう冷房も魅力的だったのですが折角なのでテラス席を選択。
当初はランチの予定だったのですが朝の「肉骨茶」がまだ胃に留まっている感じなので軽くお茶とします。注文は「アイスド・カプチーノ」「アップル・ジュース」に「ミニスイーツ5種盛り」。ご馳走さまでした。
続いては駐在時に住んでいた「ティオン・バル」地区です。「シンガポールへ5泊6日の家族旅行(その5)」へ続きます。ありがとうございました。
(2024.10.20)