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札幌・円山生活日記

芸術の秋です。~「第67回新北海道美術協会展(新道展)」~

北海道の公募展の一つ「新北海道美術協会展(新道展)」。第67回目となる今年の公募に対し道内全域から寄せられた絵画、版画、立体造形、インスタレーション4分野の応募総数は225点。審査の結果、入選作は92点で入賞は10点。入賞を含む入選作と会員の作品計178点は現在「札幌市民ギャラリー」で9月10日(日)までの予定で展示中です。

本日は「第67回新北海道美術協会展(新道展)」の鑑賞です。札幌市内の美術館・各種展示会場等の予定を見ていると“芸術の秋”らしく美術展の日程が目白押しです。その一つである標記展覧会では会場の「札幌市民ギャラリー」のほぼ全館を使用して225点の応募作品から審査した入選作と会員の作品計178点が展示されています。大変な力作揃いで大作が多く見応えがありました。「札幌市民ギャラリー」は地下鉄東西線「バスセンター前駅」10番出口から徒歩数分です(地図)。

「札幌市民ギャラリー」の外観。
「第67回新北海道美術協会展(新道展)」受付。
展覧会場の様子。

【新北海道美術協会賞】


最高賞の「新北海道美術協会賞」を受賞された札幌の永桶宏樹さんと麻理佳さん夫妻の美術ユニット「故郷2nd(セカンド)」によるインスタレーション(空間展示)作品「集合と解散 明日は別の電車に乗る」。廃棄されたプリンターをモチーフに紙やベニヤ板を使って10倍の大きさで再現し、出勤や退社時の人々の影を描いた作品。ライトが両端に配置され作品に近づいた鑑賞者の影も投映されます。存在感ある作品です。

【佳作賞】

 亀 田 道 代 さん(岩見沢市)の作品《光のなかで》。

本 庄 セ ナさん(札幌市)の作品《夕刻の守り人》。

糸 井 崇 史さん(札幌市)の作品《ちまたのはなし》。

小野木 ひとみさん(北広島市)の作品《色と香り》。

菊 谷 欣 広さん(札幌市)の作品 《静寂の私I、a・b・c》。

【新人賞】

佐々木 璃 乃さん(伊達市)の作品《流れ星》。

丹 野 彩 花 さん(札幌市)の作品《八百万の芥から一つの手紙を拾う》。

【会員の作品】

「新北海道美術協会」会員の皆さんの作品も入選作とともに展示されています。印象的な松久充生さん(芽室町)の作品⦅You.》。

同じく大浦義己さん(平取町)の作品《ひまわりR-5》。好きな絵です。

こんな作品も楽しいです。浜地彩さん(当別町)の作品《Harmonia(調和)》でした。色々なジャンル、素材、作風の作品があり大変見応えがありました。楽しめました。ありがとうございました。

「第67回新北海道美術協会展(新道展)」
開催期間:2023年08月30日~2023年09月10日
時間:10:00~17:30(最終日16:30)月曜日休館
開催場所:札幌市民ギャラリー(札幌市中央区南2条東6丁目)
主催者:新北海道美術協会
後援:北海道・札幌市・札幌市教育委員会 
料金一般:600円(学生無料)
お問合せ:新北海道美術協会(後藤さん)
(2023.9.8)

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