「円山」の街の魅力を高める自然溢れる市民の憩いの場「円山公園」。天然記念物の原始林が広がり野生のリスたちに頻繁に出会えます。また「命をつなぎ 未来を想い 心を育む動物園」を基本理念とする「円山動物園」では動物の生態がわかる飼育で幅広く老若男女が楽しめます。
今日は週末恒例の「円山公園」の散策と更に足を延ばして「円山動物園」に出かけてきました。「円山動物園」では9月17日(土)~25日(日)までの約1週間、動物たちの食に着目し生態をじっくり観察するイベントとして「実りの秋2022」を開催しています。動物の「食」に関するガイドを毎日日替わりで実施しているとかでタイミングが合えば参加するのも楽しいかなと足を運びました。もちろん「円山動物園」に至る前後での「円山公園」等でのリス観察も忘れません。そんな「円山公園」と「円山動物園」の散策の模様です。
今日は週末恒例の「円山公園」の散策と更に足を延ばして「円山動物園」に出かけてきました。「円山動物園」では9月17日(土)~25日(日)までの約1週間、動物たちの食に着目し生態をじっくり観察するイベントとして「実りの秋2022」を開催しています。動物の「食」に関するガイドを毎日日替わりで実施しているとかでタイミングが合えば参加するのも楽しいかなと足を運びました。もちろん「円山動物園」に至る前後での「円山公園」等でのリス観察も忘れません。そんな「円山公園」と「円山動物園」の散策の模様です。
【円山動物園】
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「円山公園」内を歩いて「円山動物園」に到着。チケット売り場前には行列が出来ています。園内に入ると家族連れを中心にこれまでで最も多いような人出でした。
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“円山動物園では、動物たちの食に着目し、動物たちの生態をじっくり観察していただくイベントとして、実りの秋2022を開催いたします。開催期間中は毎日、動物の食に関する「円山ZOOガイド」を実施いたします。ぜひご参加ください。”
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「動物園センター」。
その日の「円山ZOOガイド」のプログラムは園内入口付近に掲示しています。当日は動物園のボランティアガイドがアジアゾウ、カバ・ライオン館、モンキーハウス、熱帯鳥類館等の動物についての解説やモルモットのふれあい教室などが開催されていました。
入園したタイミングで実施されていたのが動物の餌を保管している冷蔵庫や冷凍庫の前で動物園で与えている動物の餌について解説する「冷蔵庫ツアー~まんまみぃよ!!~」です。10時開始で小学生以上先着6名限定です。子供たちの楽しみを年寄りが奪ってはいけないと整理券を配布する「動物園センター」の様子を伺っていたのですが開始時刻になっても空きがあるようなので参加させていただくことにしました。
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飼育員の方に誘導されて「動物園センター」を出て冷蔵庫・冷凍庫へ。こちらの「立入禁止」区域へ入っていきます。
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冷蔵庫・冷凍庫のある施設へ到着。
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まずはオリエンテーションです。1951年(昭和26年)にヒグマのつがい、エゾシカ、オオワシの三種四点の飼育で始まった「札幌市円山動物園」も現在では150種を超える動物を飼育し用意するエサは950種類ほど。加えて有志の方から寄付されるエサが10種類ほどありそうです。
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例えばこんな餌があります。鶏の頭。今はいなくなったライオン、トラ、現在ではハイエナなどのエサだそうです。
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中国産の缶詰でドッグフードとして販売されているそうです。
少しリアルなので写真の掲載は控えますがオオワシなど猛禽類のエサの《ヒヨコ(ニワトリのひな鳥) 》も見せていただきました。卵を産まないオスはヒヨコのうちに動物のエサとして処分されるそうです。“私たちが美味しく卵を食べている影には犠牲になっている動物たちもいるのですよ”と飼育員さんが語っていました。
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リスザルなどのエサのミールワーム 。生きているそうです。こうしたエサは動物たちが自分で探して食べるように工夫して与えているとか。動物たちに必要以上の休息の時間を与えると自傷行為をするなど健康に良くないからだそうです。
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それでは先ず冷蔵庫へ。庫内は約10℃。
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草食・雑食動物用のエサの野菜・果物類。
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果物類は外形が少し悪いだけで人間も食べられるフレッシュなもの。たまに寄付で高価なシャインマスカットが届けられることがあるとか。スタッフが食べたいところでも寄付者の好意を踏まえ動物に与えるそうです。
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冷凍庫。-17℃。凍えます。
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鶏肉。肉類で最も使用するのは馬肉だとか。脂肪分が少なく動物の健康に良いからだそうです。
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鶉や魚類。魚類は旬のものが届くそうです。凍えないうちに冷凍庫を脱出。
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最後に飼育員さんから総括的なお話があり「冷蔵庫ツアー~まんまみぃよ!!~」は終了です。所要30分ほどでした。
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続いて園内のお馴染みの動物たちをめぐっていきます。我が家の人気もの「プレリードッグ」。今日は団子状態でした。
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それでも1匹が離れて挨拶に来ました。
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口角のあがった笑顔の「ミーアキャット」。
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「レッサーパンダ」。
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「カンガルー」。
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園内から見える「三角山」も色づいてきました。
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食事中の「カバ」。
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「ヒマラヤグマ」。
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《ホッキョクグマ館》の旧施設(世界のクマ館・北側)。ホッキョクグマの「デナリDENALI」(オス28歳)です。25歳~30歳が寿命と言われるホッキョクグマでは28歳の「デナリDENALI」はかなり高齢で寝室で休むことが多いそうです。本日のように運動場に出て活動するのが見られるのはそう多くないとか。久しぶりに見ました。
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「デナリDENALI」。
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新施設の《ホッキョクグマ館》の人気者「リラLILA」(メス7歳) は岩の上でお休みです。
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「リラLILA」。
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しばらくするとプールの側まで来たのですが"ドボン”があるかと期待したのですが今日は応えてはくれませんでした。
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最後に「アジアゾウ」のゾウ舎へ。この時間はゾウさんたちは屋内でした。屋外も屋内も自然に近い環境を工夫したそうです。エサも屋内では砂の中に林檎を隠すとか簡単には手に入らないような工夫をしているとか。
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長い鼻を使ってぶら下げられたエサを食べていました。
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以上で「円山動物園」は終了。2022年8月1日に札幌市制100周年を迎えたロゴマークの看板が掲げられていました。
【円山公園】
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最後に「円山公園」の今日のリス達です。木の実が充実しているのか本日は多くの場所でエゾリスを見ました。動きが速く写真が撮れたのは3か所。先ずは「円山公園」正面入口から園路を歩き道路を渡って「旧養樹園」の林へ入ったところ。
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「旧養樹園」の林の中を駆け回るエゾリスです。
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次は「八十八か所登山口」から「北海道神宮」第三の鳥居に至る人通りの多い坂道脇。
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木の実をくわえています。しばらくすると林の中に消えていきました。
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最後は公園口鳥居へ続く石階段付近。左の藪の中にいるエゾリスに皆さん注目です。
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園道を横切って移動。
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エゾリスです。
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木の実をくわえて・・。
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木にのぼり落ち着いて食べ始めました。こうして止まってくれると写真も撮りやすいのですが人間の都合よくは動いてくれません。以上でリス観察も終了です。
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「パークセンター」前から正面入口を出て・・。
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「オーベルジュ・ド・リル サッポロ」の前を通って帰路につきました。
今日も充実の散策でした。特に「円山動物園」の「冷蔵庫ツアー~まんまみぃよ!!~」は良い経験でした。園が動物たちの健康に最大限の気配りをしている様子が感じられました。たぶんエサだけでなく子どもも大人も楽しめる動物園の運営には多くの人達の見えないご苦労があるのでしょう。大変ありがたいことです。感謝申し上げます。
「円山公園」
札幌市中央区宮ヶ丘他 011‐621-0453(公園管理事務所)
https://maruyamapark.jp/
「円山公園」
札幌市中央区宮ヶ丘他 011‐621-0453(公園管理事務所)
https://maruyamapark.jp/
「札幌市円山動物園」
札幌市中央区宮ヶ丘3番地1
電話番号:011-621-1426
ファクス番号:011-621-1428
開園時間 夏期(3月1日~10月31日) 9時30分~16時30分
冬期(11月1日~2月末日) 9時30分~16時
休園日 毎月 第2・第4水曜日, 12月29日~31日
入園料 年間パスポート(高校生以上)2,000円(購入日より1年間有効)
大人 800円 高校生(半額減免)400円
小人(中学生以下)無料
https://www.city.sapporo.jp/zoo/index.html
(2022.9.25訪問)