見出し画像

札幌・円山生活日記

円山でも春の妖精が咲き始めました!~円山公園~

円山の街の魅力を高める「円山公園」。広大な敷地には円山競技場や坂下野球場などの運動施設を備え、隣接する北海道神宮や円山動物園、天然記念物の円山原始林の散策など多彩な楽しみができる市民の憩いの場です。札幌を代表する桜の名所でもあり自然溢れる園内では頻繁に野生のリスにも出会えます。その「円山」の裾野では《エゾエンゴサク》などの“春の妖精たち”の山野草が咲き始めました。

先般「百合が原緑のセンター」で春先に花を咲かせ夏前には枯れてしまう“春の妖精たち:スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)”の展示会「春の花展~一足早い春のお知らせ~」を楽しみました。その際には我が家近くの「円山公園」などで“春の妖精たち”を楽しむには“少し時間が必要なようです”と書きました。ところが開花を期待した訳ではなく山野草たちの成長具合を確認しに「円山公園」に足を運んだところ・・元気なリスたちに交じって何と!もう《エゾエンゴサク》や《クロバナノエンレイソウ》が開花していました!円山にも早くも“春の妖精たち”がやってきた訳です!。今後も開花する花の数は増えてくるものと思われますが本日は“春の妖精たち”咲き始めた「円山公園」散策の模様です。


「坂下野球場」から見た「円山」。山裾へ向かいます。
「円山」の裾野に建つ「北海道方面委員慰霊碑」。
この「北海道方面委員慰霊碑」から奥の「北海道鉄道殉職碑」までの斜面あたりが《エゾエンゴサク》などの一大群生地です。

しばらく前から《オオウバユリ(大姥百合)》の鮮やかな若芽がたくさん出てきていたのですが《エゾエンゴサク》などが咲くのはもう少し時間が必要だと思っていました。

ところが斜面に少し入っていくと《エゾエンゴサク》が咲いているではありませんか!それも背丈は低いとは言え1株2株ではなくそこそこの数が咲いています。

《エゾエンゴサク(蝦夷延胡索)》です。


リスたちが走り周る林の中でも咲いていました。奥にリスがいます。
「円山」裾野の斜面は最盛期には《エゾエンゴサク》で一杯になります。写真展などでよく見られる「《エゾエンゴサク》咲く中で戯れるリス」のような写真が今年は運よく撮れれば良いなと思っています。


一方リスですが・・。
土の中から探し出した木の実を食べる《エゾリス》でした。本日は昨日の雨で餌探しがあまり出来なかったであろうリスたちもたくさん出ていました。

「北海道方面委員慰霊碑」(奥)から続く斜面に戻ると山裾の木にカメラを向けているひとたちがいます。
カメラの先の木の枝上にはリスが2匹。
“森のエビフライ”制作中のリスにもう1匹のリスが悪戯をしようと近づきますが・・。
悪戯にも動ぜず黙々と“森のエビフライ”制作を続けるリス。
“森のエビフライ”がほぼ完成しました!
もう一匹のリスは地上で可愛いポーズを決めてくれます。
好奇心旺盛な《エゾリス》でした。

その足元の斜面では《クロバナノエンレイソウ(黒花延齢草)》もたくさん見られます。まだまだ多くは開花前です。
開花している《クロバナノエンレイソウ》が無いか・・と探していると少ないですが何株かありました。


続いて「八十八か所口」へ「旧養樹園」の林を歩いていきます。
「円山」に登る「八十八か所口」。「三角山」の「二人静の散歩道」に対して「円山」にも「動物園口」から山頂へ至る途中に「一人静の散歩道」と呼びたいような《ヒトリシズカ》が並んで咲く場所があるのでいずれ観察に出かけます。

本日は「円山川」沿いの自然歩道を歩きます。この周囲でも“春の妖精たち”が見られるはずです。

左手斜面の上の方では《エゾエンゴサク》が咲いていました。


立派に開花した《クロバナノエンレイソウ》もありました。
木道脇の開花した《クロバナノエンレイソウ》。

今年は去年に比べて雪どけが早かったせいか“春の妖精たち”の開花も早いようです。


その木道脇にもリスがいます!
木道上を散歩する犬が通り過ぎるのを見送っていました。
木の実を探して周囲を動き回っているとカラスと鉢合わせ!

すぐさま木の陰へ移動し警戒態勢。
冬毛から換毛の進みつつある《エゾリス》でした。本日の散策はこれで終了です。元気なリスたちとともに早くも《エゾエンゴサク》などの“春の妖精たち”に出会えた充実の散策でした。ありがとうございます。

「円山公園」
札幌市中央区宮ヶ丘他 011‐621-0453(公園管理事務所) 
(2023.4.8訪問)

最新の画像もっと見る

最近の「散策」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事