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札幌・円山生活日記

創業1927年(昭和2年)の老舗「生そば紅葉亭」と「ホテル鹿の湯」~定山渓温泉〜

「定山渓」は歴史ある温泉と美しい渓谷で人々を魅了する“札幌の奥座敷”。散策路も整備され人気の紅葉とともに四季折々に美しい景観を楽しむことができます。札幌市南区に属し中心部から車で約1時間程と気軽に行けるのも魅力です。現在、36年目を迎える定山渓の春の風物詩『渓流鯉のぼり』が実施中です。 

順不同ですが「渓流鯉のぼりと春の妖精と~定山渓温泉〜」の食事編です。「阪急交通社」の『【どうみん割適用】定山渓温泉|ホテル鹿の湯2日間』を予約してじょうてつバス「定山渓温泉カッパライナー号」でバス停「白糸の滝」に到着。老舗蕎麦屋「生そば紅葉亭」でランチの後、「白糸の滝」→「定山渓神社」→「月見橋」→「二見吊橋」→「かっぱ淵公園」等々を観光と山野草探索で回り定山渓温泉きっての老舗宿「ホテル鹿の湯」にチェックインしました。

【生そば紅葉亭】
「定山渓大橋」のたもとに佇む「生そば紅葉亭」。昨年秋に「紅葉めぐり〜豊平峡ダム&定山渓温泉~」で来た時には店前まで待ち客が溢れていて退散した思い出があります。

開店の11時過ぎに入店すると先客はカウンターに1名のみ。楽勝で「お好きな席へどうぞ」と案内されます。
店奥から入口方向を見たところ。店内は昔からあるような蕎麦屋の風情です。
それもそのはず昭和2年(1927年)創業の老舗です。あと5年で創業100年ですね。
メニューを拝見。「お蕎麦は自家製です」。毎朝店主が打った石臼挽き粉を使用した自家製紛蕎麦だそうです。
天ざるの「天ぷらに季節限定のおまけがついてるよ」だそうです。
更に季節の「地元で採った!」アイヌネギ(ギョウジャニンニク)の天プラのメニュー。
 
「天ざるそば」。税込み1,200円。
天麩羅の「おまけ」は「アイヌネギ(ギョウジャニンニク)」だそうです。その上に海老とワカサギ。夏秋には店主自ら釣ったイワナやヤマベが入ることもあるそうです。下には山芋、サツマイモ、カボチャ、ナスと盛りだくさんです。
細い蕎麦はコシもあり食感を楽しめます。つゆは鰹出汁香る少し辛め。ただ蕎麦上の海苔は個人的には余分でした。

「山菜そば」。同750円。


そして「アイヌネギ」の天プラ。3本で同400円。でかいです!和名「ギョウジャニンニク」なので匂いが強いかと思ったのですがニンニクの香りが少しするだけ。春の山菜特有のほろ苦さもなくサクサクと軽くいただけました。美味しかったです。

【ホテル鹿の湯】
「ホテル鹿の湯」のエントランス附近。
「ホテル鹿の湯」も1927年(昭和2年)創業。「生そば紅葉亭」と同年です。ホテルのウェブサイトによれば、1866年に温泉を発見した美泉定山僧の陳情を受けて訪れた開拓使の岩村通俊判官は豊平川沿いの3本の源泉に命名。上流から上の湯・中の湯と、そして一番下流に湧き出ている源泉を野生の鹿が傷を癒していたという云われから『鹿の湯』と名付けたとか。これを受け「ホテル鹿の湯」の前身『鹿の湯寒翠閣』が開業したそうです。歴史ある老舗宿です。

ホテルのロビー及びフロント。
カフェスペース。ホテル施設は古さは否めませんが清潔に整えられた老舗感ある立派なものです。
阪急交通社」の『【どうみん割適用】定山渓温泉|ホテル鹿の湯2日間』の8畳和室。青畳の香りが清々しいです。いかにも和風旅館の和室です。

温泉です(写真はホテルウェブサイトより拝借)。「豊平川」の渓流に面した2フロア吹き抜けの天井の高い開放的な空間です。夕食前後と翌朝食前の合計3回使わせていただきました。時間の巡り合わせが良かったのか入浴客で込み合うこともなく温泉三昧を楽しみました。
特に渓流に窓が開いた露天風呂風の温泉が良い感じでした。

夕食会場の大宴会場。朝食会場も同じ部屋です。ブッフェ形式でビニール手袋・マスク着用がルールです。

和洋中と料理が用意されていましたが1巡目は和洋のおかずにちらし寿司と茶碗蒸し。飲み物は余市の白ワイン。
和洋のおかずは下右より「さわらのたたき」、「甘エビ、スルメイカ、サーモンの刺身」、「豚肉と鶏肉の冷製」、上右寄り「海老の塩焼きに焼き魚」、「フライドオニオンにフライドチキン等」、「サーモンとエンガワのマリネ」。まずまずの味です。
2巡目は「ジンギスカン」(左)と「ミニ味噌ラーメン」。ミニラーメンの麺がソフト麺的で少し残念でした。

3巡目のデザート類。下右より「チョコレートケーキ」、「苺のミルクレープ」に「ブルーベリーチーズケーキ」、右上より「シュークリーム」、「コーヒーゼリーとフルーツ」、「ワッフル」でした。たくさん頂きました。

朝食です。同じく和洋折衷です。和は「お粥」、「塩辛等」、「温泉卵」に「焼き魚」、洋は「クロワッサンに富良野メロンパン」、「スクランブルエッグにソーセージ」、「ミニコロッケ等」に「ポテトサラダにハム」でした。
朝はデザート類が少なく「ヨーグルトにイチジクのレモン漬け」と「フルーツ」でした。

ほっかいどう応援クーポン」が1人2,000円分付いていました。ホテルや温泉街内の売店等ではもちろん自宅近くのスーパーでも使用可能でほぼ現金感覚で使えました。この「ほっかいどう応援クーポン」と5,000円の「どうみん割」を考えるとホテルの食事も部屋にも豪華さはありませんでしたが歴史ある老舗で温泉三昧し1人3,000円の実質負担感は大変お得に感じました。

今回は「定山渓温泉」で春の風物詩『第36回渓流鯉のぼり』、エゾエンゴサクやカタクリ等の春の妖精たち、そして創業90年余の老舗の蕎麦屋に老舗温泉宿での温泉三昧を楽しみました。しかも【どうみん割】で大変お得な温泉旅行でした。【どうみん割】は5月末まで延長されましたしGOキャンペーンもいずれ再開されることでしょう。お得なプランを探してこれからも北海道の名所巡りをしたいと思います。ありがとうございました。 

「生そば紅葉亭」
札幌市南区定山渓温泉東3丁目
電話番号011-598-2421
営業時間11:00~17:00(そばが無くなり次第終了) 

 「ホテル鹿の湯」
札幌市南区定山渓温泉西3丁目32
宿泊に関するお問い合わせ TEL:011-598-2002 FAX:011-598-2226 
(2022.4.22・23訪問)

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