Kitara主催公演 クリスマスオルガンコンサート～柔らかなオルガンの音色と澄んだ歌声に包まれて～

北海道初の音楽専用ホールとして1997年7月にオープンした「札幌コンサートホールKitara」。緑豊かな自然溢れる市民の憩いの場「中島公園内」にある総ガラス張りのスタイリッシュな建物です。大ホール正面には北海道の針葉樹をモチーフにデザインしたというパイプオルガンが設置され世界有数の音色を奏でます。

今日は「クリスマスオルガンコンサート～柔らかなオルガンの音色と澄んだ歌声に包まれて～」鑑賞に「札幌コンサートホールKitara」に出かけてきました。先月「第22代札幌コンサートホール専属オルガニスト ニコラ・プロカッチーニ デビューリサイタル」でパイプオルガンの音色に魅せられ本企画を知るや早速チケットを購入しました。前日からの大雪で足元が少し不安ではありましたが自宅から地下鉄線を「大通」駅で南北線に乗り換え「中島公園駅」下車、雪の「中島公園」内を歩き「札幌コンサートホールKitara」に無事到着です。

「クリスマスオルガンコンサート」のチラシ。

地下鉄南北線「中島公園駅」を出て公園に入ったところ。昨日からの24時間で観測史上最高の積雪55㎝を記録したという大雪です。先の人が歩いてできた道を歩いていきました。

「豊平館」も積雪です。“さぁ！まわろうSAPPORO～見どころ施設無料化月間～”は12月19日(日)までです。

「札幌コンサートホールKitara」のエントランス。

エントランスを入るとロビーには既にかなりの人が集まっていました。若い女性が多く合唱出演者の同級生やOGかと思われました。

14時に大ホールが開場。フロア中央部には安田 侃氏作「相響」（右）が置かれています。

右側の席から見た大ホール。内装には北海道産のマカバ材が多数使われ暖かな雰囲気と優れた音響効果を創り出しているとか。

Kitaraのために2年の歳月をかけて作られた仏「アルフレッド・ケルン社」製のパイプオルガン。ホール内装に見事に調和したデザインです（写真はウェブサイトより借用）。

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Kitara主催公演

クリスマスオルガンコンサート

～柔らかなオルガンの音色と澄んだ歌声に包まれて～

概要

【日時】2021年12月18日(土曜日)　15:00開演 14:00開場 16:40頃終演
【場所】札幌コンサートホールKitara　大ホール
【出演】オルガン／ニコラ・プロカッチーニ

（第22代札幌コンサートホール専属オルガニスト）
指揮／大木 秀一
合唱／市立札幌旭丘高等学校、札幌山の手高等学校 合唱部

【プログラム】

ーアンコールー

【オルガンと合唱】きよしこの夜/もろびとこぞりて

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　鑑賞後の感想です。前回のリサイタルよりもオルガンソロの演奏曲がより多様で幅広く選ばれていたのか「パイプオルガン」の奥深さをより強く感じました。「パイプオルガン」は“楽器の女王といわれ、一人の演奏者によって、大編成のオーケストラに匹敵するような力強い音を出すことができます。また非常に繊細な音を作り出すこともできます”とのこと。その解説の通り、今回の演奏曲では《J.S.バッハ:様々な手法による18のラオブツィヒ・コラール集より》ではゆるやかで厳かな音色を、《モランディ：パストラーレ》では軽やかでポップな音楽を、そして《デュリュフレ：トッカータ》では“一人オーケストラ”とも感じるような多くの楽器の複合的な音質と高低差のある迫力の音量を楽しませていただきました。

　また、合唱パートでは大ホールの暖かい内装に照明等の効果でステージ周りが教会の内部のように演出され絵画のような見事な景色でした（写真を紹介できないのが残念です）。全国合唱コンクール有力校の市立札幌旭丘高等学校と札幌山の手高等学校の生徒さんと応援ＯＢの皆さんの歌声も素晴らしく少し早いクリスマス気分を味わせていただきました。大変結構な音楽の世界でした。

コンサート終了後の「札幌コンサートホールKitara」のエントランス付近。17時前ですがすっかり夜の景色です。ホワイトクリスマス気分です。

雪景色の中の「札幌パークホテル」と駅へ向かう人達。

今回も大変結構なコンサートでした。改めてパイプオルガンの奥深さには魅了されました。早速次回の「オルガンウィンターコンサート」（全席指定税込み500円！）を予約させていただきました。また実力合唱部の高校生の皆さんの歌声も素晴らしくクリスマス気分を感じさせていただきました。ありがとうございました。 

「札幌コンサートホールKitara」
札幌市中央区中島公園1-15
営業時間：10時〜17時30分（公演のある日は終演時間による）
料金：イベントにより異なる
電話011-520-2000
公式サイトhttp://www.kitara-sapporo.or.jp/
（２０２１．１２．１８訪問）