秋津蛉のモンスターリストⅡ

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飛竜種の書 爆鱗竜 紅蓮滾るバゼルギウス

2024-06-21 00:11:15 | 飛竜種








「爆鱗竜」

紅蓮滾るバゼルギウスSeething Bazelgeuse
飛竜種
竜盤目 竜脚亜目 爆鱗竜上科 バゼル科
全長約1696.97〜2410.48cm
全高約611.40〜619.17cm
脚の大きさ約259cm
・狩猟地
現大陸…大社跡、密林、水没林、城塞高地、砂原、寒冷群島、溶岩洞

新大陸…龍結晶の地、導きの地







・概要、特徴
人里近くに出現した際の被害が広範囲に及ぶことから、ハンターズギルドが警戒を強めている爆鱗竜バゼルギウスの特殊個体。
通常種に比べて全身が煮え立つように赤熱化していることから、特に「紅蓮滾る」なる名称で識別されることになった。黒ずんだ外殻や赤みの増した血流など、 その風貌は通常種に比べて明らかに異質である。
赤熱化した爆鱗が怒りによってさらに温度を高め、 赤から白紫に近い色にまで反応した状態を「紅蓮状態」と呼んでいる。蓄えられた熱量の高さは、その変色具合からも計り知れるだろう。









全身を分厚く覆う鱗と甲殻は「紅蓮状態」からなる高温に晒され続けた結果、鈍く銀色に光り、遠目からもわかる妖しげな存在感を放つ。全身が煮え滾るように赤熱化している様は、まさに一触即発の雰囲気を漂わせている。天を衝いてはためく巨大な翼は高温を発し続ける事から天を焦がす銀翼と呼ばれ、近づく事さえ難しい。
この特殊個体は常に爆鱗が赤熱化と呼ばれる状態にあるだけでなく、紅蓮が滾る極めて爆発力の高い爆鱗を扱うため、爆鱗をばら撒く習性や、 爆鱗を活性化させる能力においても通常種を凌ぐ力を持つ。









特殊個体の爆腺から分泌される体液の成分に、 通常種との差異が認められたとの報告もある。 この違いが高濃度のエネルギーの蓄積を可能とし、 紅蓮状態と呼ばれる驚異的な爆発力を生む状態を生み出すのだろう。
一度現れれば「爆音が鳴り響いて連絡が取れない」「危険すぎて被害状況すら調査できない」と散々に暴れ回る様子が記録され、突けば大爆発を起こしそうな動く火薬庫といえる存在から、遭遇した各方面から 「大災難」と表現される、危険極まりない個体である。









・生態
特殊個体である本種においては、この危険極まりない爆鱗を手当たり次第にばら撒き、激しい爆発を起こす行為が最大の脅威であるとの周知を徹底している。これは自身の力を誇示し、縄張りを主張する一種のディスプレイ行動だと考えられているが、その一帯はさながら阿鼻叫喚の様相を呈するという。
また、 龍結晶の地への縄張り意識が強いせいか、目にした外敵には執拗かつ容赦のない攻撃を浴びせる。それは、エリア一帯を火の海と化すほどであるという。









特殊個体である本種が持つ特徴のひとつとして、爆鱗の振り撒き方がある。通常種は爆鱗を頭部や尻尾などに生成すると、 一挙一動に伴いぼたばたと落としていく。 一方でこの特殊個体は爆燐を目的への投下まで維持することが可能で、その結果、爆腺液が凝縮して爆破力がより高まっているとのことである。
特定の動作の際に爆鱗を撒くことができ、さらに力を溜め込むことや、振り撒く爆鱗の数を増やすといった能力を発揮するのである。力を込めて爆腺を締めるなど、分泌をコントロールできていると考えられる。
・食性
肉食性。https://x.com/gagieru_seltas/status/1803769770015408212?s=19




・特殊個体化した経緯

本来は興奮状態における体温の上昇に伴い赤熱化する爆鱗だが、特殊個体は爆鱗が常に赤熱化した状態にあり、 危険性の高さは明らか。原因は調査中であるが、地脈のエネルギーが豊富な龍結晶の地に定住したことで、より大きなエネルギーをより高濃度で蓄えられるようになったためだと研究者は推察している。
通常種は生息域が広く、 新大陸のほぼ全域で確認されたが、 紅蓮滾るバゼルギウスは龍結晶の地と導きの地の一部でしか目撃されておらず、龍結晶の地に定住を決めた一部のバゼルギウスが特殊個体へ変貌を遂げたと推測されているのである。
龍結晶の地自体が地脈のエネルギーに満ちており、生息する生物は危険度の高いものが多い。 そこで生き残るために適応した形ということだろう。以前から、 龍結晶の地でのみマーキングを行う通常種の姿が確認されていたことも論拠に添えられている。






しかし、近年になって現大陸の各地でも紅蓮滾るバゼルギウスの目撃報告が相次ぐという、これまでの定説を覆す驚くべき事態が発生している。特に王国領内へ到来したのはキュリアの影響による傀異化モンスターの出没が契機といわれ、今回の縄張り拡大の理由について、今後の究明が待たれる。





・危険度、戦闘能力
戦闘においては身体をより激しく動かしながら暴れ、これによって地上に降り立っている場合でも広範囲に爆鱗がばら撒かれ、瞬く間に周囲を焼き払う。迅竜を思わせる跳躍で飛び掛る、地面に頭部を打ち付けた衝撃で爆発を起こすなど、躍動する大災難の名に相応しい暴れ様を見せる。








爆鱗は地面に落ちた衝撃で発熱を加速させ、しばらくすると爆発を起こす。赤熱化状態の爆鱗は爆発までの時間が短いため対応に苦慮する局面が多い。
紅蓮滾るバゼルギウスの怒りや興奮が高まると、さらに全身の熱量が増大し「紅蓮状態」となる。爆鱗は凄まじい高温で白熱化し、この状態のバゼルギウスが旋回した地は一面が焼き払われてしまうという。
爆鱗については、分泌物の違いともうひとつ、 爆発の反応自体にも通常種との違いが確認された。





紅蓮状態における爆鱗は、爆発の前に増幅現象が見られ、炸裂する直前に膨張する。これによって一つ一つが見た目以上に広範囲を巻き込む大爆発を巻き起こし、加えて着弾点に吸着する特徴も持っている。溜め込まれた熱量の高さ、その威力も段違いだが、頭部や尻尾から爆鱗をばら撒く数や頻度も上がるため、 紅蓮状態となった部位の放置は危険極まりない。 獰猛な性格がゆえの苛烈さである。





しかし、多大な犠牲を糧に、 赤熱化が進む部位に刺激を与え続けることで紅蓮状態への移行を阻止できることも判明している。対峙の際には頭部と尻尾、それぞれの状態に応じて攻撃を優先すべき部位の選択が求められるだろう。 ハジケ結晶など、スリンガー弾による攻撃もある程度の効果が認められている。
なお、紅蓮状態になった部位は何らかの手段で外部から冷却したり衝撃を加えたりする事で、致命打を与えると共に短時間ながらある程度熱を抑え込む事に成功したというケースや、後述の大技の直後なども一時的に熱量が沈静化したとの報告もある。https://x.com/gagieru_seltas/status/1567375911607234566?s=19








興奮によって体温が最大限まで高まり、甲殻と爆鱗がこの上なく白く輝いた状態となると、徐々に白紫色へと変化する爆鱗が増加。両部位の紅蓮状態が極まったとき、「紅蓮滾る大爆撃」 が放たれる。目撃した調査員によると、 上空高くに舞い上がりながらあたり一面を覆わんばかりに紅蓮状態の爆鱗を撒き散らし、急降下と同時に一帯を爆発の海に陥れたのだとか。https://x.com/gagieru_seltas/status/1566636818271211521?s=19
紅蓮滾る大爆撃後の咆哮https://x.com/gagieru_seltas/status/1566637883225948161?s=19



・利用
紅蓮滾るバゼルギウスの素材は、紅蓮状態の熱量から通常の個体とは異なる特性を備えたものが確認されており、そうした素材は通常個体のそれとは区別して扱われる。
紅蓮滾るバゼルギウスの素材を元に作られた武具は滾りの果てに爆ぜる鱗が矛となり盾となり、触れる者を容赦なく焦がし尽くす。 昂ぶる狂奔心を己のものと成せる者のみが、その力を扱えるだろう。加工においても至難を極める。爆破属性の発現や効果の増幅、爆破やられに対する耐性の強化については、加工に用いる凝縮された爆腺液の有用性が認められている。 取り扱いの難しさは言わずもがな、である。
バゼル系統の基本設計を踏襲しつつも、ほとばしる力の奔流をより強く感じさせる意匠が施された防具は、 猛悪凶徒な蛮族の如し。冷静に狂奔せし矛盾を超えた者が、狩場の支配者となる。
・ソース
MHR:S
DIVE TO MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE モンスターハンターワールド:アイスボーン 公式設定資料集 pg 186〜189、336〜337
HAUNTING OF THE SUN モンスターハンターライズ:サンブレイク 公式設定資料集 pg.164.165



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