秋津蛉のモンスターリスト

モンスターの生態に関する情報に特化したブログです。
モンスターの生態を写真、動画を交えて紹介します。

両生種の書 スクアギル

2023-08-04 22:11:34 | 両生種




スクアギル
Zamite
両生種
有尾目 化鮫亜目 ザボアザギル科
全長約187cm
全高約60cm
(二足時)
全長約373cm
全高約94cm
(四足時)

・狩猟地
氷海、寒冷群島
・概要、特徴
寒冷地に適応した小型の両生種で、ザボアザギルの幼体。
濃紺色の鏃のように鋭い頭部が特徴で、対象に向かって飛び付き突刺することに長けた体型をしている。

・生態

まだ体が小さなうちは前脚だけで這い回るが、成長すると体内に仕舞われていた後脚を出し、四足歩行をするようになる。

孵化して間もなくは非常に小柄でひ弱なことに加え、過酷な環境に生息しているが故に一刻も早く成長する必要があり、獲物と判断した相手に対しては一斉に襲い掛かって肉や血液などを摂取しようとする。



捕食方法は非常に特徴的で、喰らい付いたまま身体を回転させて傷口を広げ、そこから直接肉を貪る。

中には凍土に横たわるポポの死体に近付いたところ、突然内側から押されるように死体の一部が膨らみ、その直後に回転しながら毛皮を突き破ってスクアギルが飛び出してきたという報告もある。



獲物の原形を留めないほど、徹底的に喰らい尽くしてしまうため、「凍土の掃除屋」という異名でも知られ、その獰猛さは矢尻にも例えられる。
また、頭部を氷に突き立て、捕食時のようにそのまま回転することで潜行して外敵から身を隠す事もある。






尻尾は成体のザボアザギルとは異なる形状をしており、魚のように左右に強く振る事で氷上を素早く、滑るように這う事ができる。
この動きは水中での移動にも当然用いられ、体をくねらせて素早く泳ぐ。
体が小さく、四肢が未発達の幼体のうちは、この動きが最も素早く移動できる手段となる。
咬力は強く、更に頭部そのものが鏃のような形状をしているため、一度噛み付かれると中々引き剥がすことができず、文字通り傷口を抉る行動により持続的な激痛を伴わせる。
引き剥がしても咬まれた部分にはいくつもの鋭い歯が突き刺さったまま残されるため、治療も大変である。

当然の事ながら人間も餌と看做して襲いかかるため、氷海に立ち入った人々が本種に襲われ、討伐依頼がギルドに寄せられることも多い。
なお、スクアギルの歯はいくら抜けようともスクアギルが生きてさえいれば何度でもすぐに再生する。


・危険度、戦闘能力

小さいうちはモンスターの中でも屈指の小柄さであるが、その頃から獲物を見つければ積極的に襲いかかってくる獰猛さを持つため、寒冷地の海辺を移動する時は警戒すべきモンスター。
また、成長したスクアギルは生命力が強まるだけでなく、口から低温の液体を吐き出して外敵を攻撃するようにもなるため、離れていても油断は禁物。


・利用

肉厚な外皮は急激な成長にも耐えうるほどの伸縮性を持つため、武具の素材としても非常に優秀で、ハンターたちからは重宝される。上質な皮は緩衝性にも優れるため、荷物の保護や靴底のカバーなど幅広い用途で利用される。

また、キモは珍味として珍重され、それを目的とした依頼が定時されることもある。


また、鮫肌の鱗は漁業用の銛の素材としても利用されており、それを改良したハンターの武器も開発されている。

・ソース

MH4G

MHXX

MHR:S

ハンター大全4





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