・狩猟地
氷海、寒冷群島
・概要、特徴
寒冷地に適応した小型の両生種で、ザボアザギルの幼体。
濃紺色の鏃のように鋭い頭部が特徴で、対象に向かって飛び付き突刺することに長けた体型をしている。
・生態
まだ体が小さなうちは前脚だけで這い回るが、成長すると体内に仕舞われていた後脚を出し、四足歩行をするようになる。
孵化して間もなくは非常に小柄でひ弱なことに加え、過酷な環境に生息しているが故に一刻も早く成長する必要があり、獲物と判断した相手に対しては一斉に襲い掛かって肉や血液などを摂取しようとする。
捕食方法は非常に特徴的で、喰らい付いたまま身体を回転させて傷口を広げ、そこから直接肉を貪る。
中には凍土に横たわるポポの死体に近付いたところ、突然内側から押されるように死体の一部が膨らみ、その直後に回転しながら毛皮を突き破ってスクアギルが飛び出してきたという報告もある。
尻尾は成体のザボアザギルとは異なる形状をしており、魚のように左右に強く振る事で氷上を素早く、滑るように這う事ができる。
・危険度、戦闘能力
小さいうちはモンスターの中でも屈指の小柄さであるが、その頃から獲物を見つければ積極的に襲いかかってくる獰猛さを持つため、寒冷地の海辺を移動する時は警戒すべきモンスター。
また、成長したスクアギルは生命力が強まるだけでなく、口から低温の液体を吐き出して外敵を攻撃するようにもなるため、離れていても油断は禁物。
・利用
肉厚な外皮は急激な成長にも耐えうるほどの伸縮性を持つため、武具の素材としても非常に優秀で、ハンターたちからは重宝される。上質な皮は緩衝性にも優れるため、荷物の保護や靴底のカバーなど幅広い用途で利用される。
また、キモは珍味として珍重され、それを目的とした依頼が定時されることもある。
また、鮫肌の鱗は漁業用の銛の素材としても利用されており、それを改良したハンターの武器も開発されている。
・ソース
MH4G
MHXX
MHR:S
ハンター大全4