秋津蛉のモンスターリスト

モンスターの生態に関する情報に特化したブログです。
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飛竜種の書 角竜 ディアブロス

2024-05-18 03:44:47 | 飛竜種









「角竜」

ディアブロス
Diablos
飛竜種
竜盤目 竜脚亜目 重殻竜下目 角竜上科 ブロス科
全長約1844.69cm~2578.38cm
全高約535cm~754.76cm
脚の大きさ約174cm~271.6cm
・狩猟地
現大陸…砂漠、旧砂漠、砂原、モガの森、未知の樹海など
新大陸…大蟻塚の荒地、導きの地






・概要、特徴
主に砂漠を生息域とする大型の飛竜。湾曲し、ねじれた2本の角が最大の特徴で、その容姿から「角竜」、「二本角」とも呼ばれる。
巨大な一対の角はうねった形状のために地中で砂を掻き分けるのに最適であり、地中での移動に大いに役立っている。







そのため、角は角竜の生命線とさえいわれるが、折れたとしても断面から再生し、個体によっては一度折れた事で三又の禍々しい形状の角を持つに至ったものも存在する。







口部には前を向いて生え揃った尖った牙を持ち、特に上顎の口角からは正面に一対の長い牙が突き出している。
これらの牙は尖ってこそいるものの、肉食の飛竜に見られるような肉を切り裂く形状ではない。
全身を覆う黄褐色の甲殻は高密度に構成され、熱砂に鍛えられた背甲は特に重厚かつ堅牢。
近年の研究で骨髄に含まれる成分がモンスターの甲殻や鱗の有機的な結合を促すと判明しており、ディアブロス特有の異常なまでに密度の高い甲殻などはこの影響と見られる。





先端が二又に分かれた尻尾に備わる尾甲はハンマーもかくやという硬度を誇り、鉄槌に喩えられる。
腕翼は巨体に似つかわしい大きさを持つが飛翔には用いず、外敵を威嚇する際に広げられる。
一角竜モノブロスとは同じ科に属する近縁種で、かつては亜種とされていたほど、行動や生態の共通点は多い。









・生態
巨大な翼を持つ飛竜種でありながら飛行することは殆ど無く、地上や地中での活動に特化した生態を持つ。


地中へ潜行し移動することが多く、角や牙で地面を穿つと翼爪で砂をかき分けることで地面に潜り、著しく発達した全身の筋肉とうねった形状の角で地中の土石や砂を突き崩し、地上を走るのと同じかそれ以上の速さでの移動を可能としている。
そのため視覚が発達しておらず、代わりに優れた聴覚を有しており、地中でも耳によって地上の様子を把握出来るおかげで、地上にいる時とそれほど認識力に差はない。
その生態から音に敏感で、大きな音や騒音を苦手としており、普段は地中や地下に潜み、新大陸の大蟻塚の荒地に生息する個体群は砂漠化した地域の地中に位置した巨大な洞窟を縄張りとして、多くの時間をそこで過ごしている。



それでも聴覚によって地上の状況をつぶさに補足しており、流砂の中からでも的確に標的に襲いかかる。このとき砂上へ跳び上がったり、音の出所を角で突き上げたりするため、ディアブロスが棲みついた砂漠は地形が変わるともいわれる。
事実、ノイオスの鳴き声などの騒音を嫌ったディアブロスが地下の洞窟から突き上げることで砂漠に巨大な穴が空き流砂が発生するなど、巨大な角は地形ですら大きく変化させる破壊力を誇る。



非常に縄張り意識が強く、縄張りから出ることも少ないが、侵入者に対しては否応なしに攻撃を仕掛ける異常なまでの攻撃性を見せる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1512215942842896384?s=19
荒地に棲む殆どのモンスターを巨大な角の一突きで一蹴する実力を持ち、荒れ狂う砂嵐のごとき突進の威力は強固な甲穀を持つボルボロスや好戦的なアンジャナフを一撃で退散させるほど。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1512215178158301185?s=19
陸の女王とも称されるリオレイアに対しても角で振り回して投げ飛ばし、逃れようと空中へ上った瞬間に角で突き刺して撃墜するなど、徹底的に打ちのめす様子が目撃された。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1512216544578732033?s=19
その強靭さから、古代竜人に”大蟻塚の荒地の主”と呼称される。
https://twitter.com/MH_official_JP/status/940138012851109888?t=uWpFF2snsNYe64vAdh58mg&s=19










敵を執拗に追いかけて徹底的に叩きのめそうとする凶暴性から「砂漠の暴君」として恐れられ、砂漠の自警団を襲撃し全滅に追い込む、国境付近の防壁を破壊するなど、本種による被害報告は枚挙に暇がなく、討伐に赴いた数十人の兵士を纏めて返り討ちにした事例もある。


その危険性から、角竜の咆哮を聴いた際は決して砂漠地帯に近づかない方が良いと言われる。
草食生物でも縄張りの主張や群れを守るために争い、攻撃性を見せる種も多くあるが、このようにディアブロスは恐ろしく攻撃的で、特に新大陸で確認された個体は輪をかけてその傾向が強い。


その理由については、サボテンを主食とする生態から、他の個体やアプケロスなどからサボテンの植生地を独占する必要があり、身体も大きいために確保する土地を広く必要とするためとされる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1791441388825203042?s=19
加えてハコビアリが養分を奪うなどして時々サボテンに育成不良が見られることがあり、さらに広い縄張りを確保する必要に駆られているとも考えられている。






多くの飛竜はお互いに遭遇しても無駄な争いは避けるとされるが、ディアブロスはその好戦的な性質ゆえ、他の大型モンスターは勿論、例え同族であっても縄張りに入る事は許さない。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1791360956544815120?s=19
滅多に無いことだが、雄同士は縄張りや雌を争って角を付き合わせ、相手をねじ伏せるまで死闘が繰り広げられる事がある。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1512217380788736002?s=19
勝者は勝鬨の如く咆哮し、時に侵入した個体を追い払うだけでは飽き足らず、角竜にとっては命にも等しい角を折り取るまで攻撃を続けることすらある。




ディアブロスのいわゆる通常種は雄で、黒い身体を持つ亜種は繁殖期を迎えた雌である。
繁殖期の砂漠において同じ縄張り内を徘徊する通常種と亜種はつがいである場合がほとんどだが、双方が同じ縄張り内にいることを許すという程度の関係であり、お互いをいたわり合いながら暮らすということはない。
加えて繁殖期や産卵期の雌は警告色となる黒く染った体色が示すように、もともと強い警戒心がさらに強まり、気性が荒くなるためにつがいの雄であっても侵入者とみなし襲い掛かる事があるのである。
そうして通常種と亜種とでも激しい縄張り争いを行い、角を突き合わせるようにして力任せに相手をねじ伏せようとする。
そのあまりの激しさに角を破損してしまい、その後の活動が困難になってしまう個体も存在するという。
・食性
草食性で、サボテンなどの多肉植物を主食としている。
尖った牙で堅いサボテンの表皮を破り、水分に満ちた果肉を食すのである。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1791416909487087768?s=19
荒地に生息する植物は、硬い殻のなかに水分を溜め込むことで乾燥地に対応している。 サボテンは食事と同時に水分補給が行えることもあり、わざわざ遠くの水辺まで水を飲みに行く必要がない。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1512213090191896584?s=19
そのため、縄張りへの警戒を怠れないディアブロスにとっては最適な食料であり、食事の際は縄張りである洞窟を離れて地上に姿を現し、砂漠を悠々と横断する。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1722181956841152957?s=19
いつも決まって同じ場所で食事を行うのは、より水分の多いサボテンを選んで食べているのか、はたまた味の好みか。
巨体を維持するため、食事回数は日に5~6回と多め。
サボテンが自生しないモガの森では例外的に他の植物を食べる様子が確認されている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1634830531392319488?s=19


・危険度、戦闘能力
多くの飛竜が有するブレスを吐く能力は持たないが、熟練ハンターに”バインドボイス”と呼ばれ恐れられている大音量の咆哮に身を晒されると、熟練のハンターですら思わず身をすくめ身動きが取れなくなり、鼓膜を破られたというハンターもいる。
RISE
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1512214571313860610?s=19
XX
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1512213463719813121?s=19
狂竜化
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1512420334535798790?s=19
極限化
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1512420675297849348?s=19









二本の角を武器とし、近づくものには容赦なく強烈な攻撃を繰り返す。
交戦の際は巨体に似合わぬスピードで突進し、標的を力任せに突き上げる。
その角を突き出す突進は岩をも貫き、強固な甲殻を持つボルボロスすら一撃で仕留めるほど。



また、先端部が石斧のように大きく発達した尻尾の一振りは鋼鉄のハンマーさえも凌ぐ威力で複数のハンターを吹き飛ばし、打ち付けた地面からは巨岩を弾き出すなど、その一挙手一投足が恐ろしく危険。
外敵と対峙した際は時折この尻尾を地面に叩き付け、唸りながら翼を広げて威嚇を行う。





突進の他には、地中に潜り、音を捉えて地上の標的を正確に補足、足下を狙って角で突き上げ襲いかかる攻撃を得意とする。
地中を猛速度で行き交うディアブロスの挙動はきわめて特異なもので、砂中を潜行する際の地響きは立っているのも無理なほどであり、足下から角にいいように突かれて撤退する例は多い。
しかし、潜行中の角竜は音に神経を集中させているため、優れた聴覚を逆手に取り、大きな音で驚かせて砂上へおびき出すことができる。




地上に全身を現しても大質量の砲弾となって突進を繰り返すため、隙を見つけることは容易ではない。













非常にプライドが高いことでも知られ、自らが傷つけられると他の飛竜には見られないほどの激しい怒気を放ち、興奮がピークに達すると口から黒い煙の混じった吐息を漏らす。
怒りに我を忘れたディアブロスは潜行中の爆音にも全く動じなくなるが、これは怒りがすべての感情を圧倒するためとされる。

興奮した角竜の動きはより苛烈なものとなり、突進の速度は更に速くなるのは勿論、ひとたび地中に潜れば標的目掛けて空中から突っ込むなど、恐るべき機動力を発揮して暴れ回る。
ギルドでは、危険度は轟竜に比肩すると見なしている。




・利用
ディアブロスの象徴的な2本の頭角や尻尾の甲殻は素材として貴重であり、幅広い用途へ活用される。
近年では骨髄には素材同士を強固に結合させる特殊な性質があることが研究の結果明らかになった。


ねじれた角はその威容だけでモンスターを震え上がらせるといわれ、ハンターの装備はもちろん、隊商のポポなどへ取り付ける例も多い他、高級インテリアとしても取引される。
角はこれらの需要の他に生薬の素材としても利用され、心臓も薬の素としての研究が進められている。




それらの素材をふんだんに用いた防具は抜きん出た威圧感と見た目通りの凄まじい強度を誇り、それらの装備を纏いしは砂漠の覇者の証。装備した者へはみなぎる力と、 並の攻撃など無力化し、爆炎すら無に帰すほどの屈強さをもたらす。
非常に重量がある点は使用者を選ぶが、 苛烈な攻撃や振動にもびくともしない強度の代償としては他愛ない。





角竜の素材を用いた武器は、巨大な角を削り出した荒々しい外観を呈する。取り回しが難しい為に急所を狙いづらいが、その威力は竜骨を用いた武器の中でも最上位に位置づけられる。また、使う者の防御面にも好影響を与えるという。
・ソース
MH3G
MH4G
MHXX
MHR:S
復刻ハンター大全 pg.69、90、271、311
DIVE TO MONSTER HUNTER: WORLD モンスターハンター:ワールド 公式設定資料集 pg.284〜287、330〜333、437
モンスターハンターライズ 公式設定資料集 百竜災禍秘録 pg. 192〜193



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