秋津蛉のモンスターリスト

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飛竜種の書 黒角竜 ディアブロス亜種

2024-05-19 21:53:32 | 飛竜種








「黒角竜」

ディアブロス亜種
Black Diablos
飛竜種
竜盤目 竜脚亜目 重殻竜下目 角竜上科 ブロス科
全長約1939.14cm~2551.50cm
全高約738.96cm
脚の大きさ約213cm
・狩猟地
現大陸…砂漠、旧砂漠、砂原、モガの森、未知の樹海など
新大陸…大蟻塚の荒地、導きの地





・概要、特徴
漆黒の外殻に覆われた体躯と、紅き灼眼を持つ角竜ディアブロスの亜種。その体色から、「黒角竜」と呼ばれる。
その実態は妊娠し、腹部に卵を抱えているため警戒心が強くなり、気性の荒さが増した雌の個体で、通常は雄と変わらぬ土色の外皮であり漆黒の姿は限られた時期に見られる姿であるため、正確には亜種とは異なる。
とはいえ通常種とあまりにかけはなれた強靭さと凶暴性から、狩猟へと赴くハンターたちへ警鐘を鳴らす意味も込めて、亜種という表現がなされている。
この漆黒の甲殻は婚姻色であり、雄に対して交尾をしないことを示し、他の生物に対しては警戒色として意味を成す。
また、太陽光から効率的に体温を上げられるように黒色化させている可能性も考えられる。
体色の変化は交尾後から抱卵期に色素沈着が起きることによる現象で、 亜種から採取できる素材は通常種と異なる成分が含まれている。
実際のところ甲殻は通常種よりもさらに硬度を増し、習性などにも変化が認められることから、生態的にも変化をきたしているものと考えられる。









・生態
繁殖期を迎え妊娠した雌は、ホルモンバランスの乱れや自分自身と我が子を守ろうとする防衛本能により、 警戒心やストレスが強まる、というのはあらゆる生物で共通の事象であるが、もとより縄張り意識が強いディアブロスにおいては、それこそ“亜種”と改めて名付けるほどの変化をもたらす。
生息域である大蟻塚の荒地では、通常種の雄と亜種が同じ縄張り内で過ごす姿が目撃できる。
しかし、同じくつがいで行動するリオレイアとリオレウスとは異なり、雌雄で連携する姿は確認されておらず、お互いが個別に行動していることがほとんどである。


それどころか雌は雄の接近にすら過剰な反応を示し、視界に捉えると外敵とみなして角を突き合わせ激しい争いを繰り広げる。
実力は拮抗しているようで、 戦いの後はディアブロスの生命線ともいえる角が折れてしまう場合もある。
通常種と亜種がつがいであっても争い合う理由として、ディアブロスは雄と雌で子育てを協働しない可能性が挙げられる。 さらに言えば、雌である亜種ですら子育てをしていない可能性があるとも見られている。
繁殖期を迎えていることもあり、ディアブロス亜種は通常種が縄張りとしている砂漠の地下洞窟からさらに奥にある寝床で1日を過ごす。
常に周囲を警戒し、外敵の侵入がないか神経を尖らせているため、生息域が重複する通常種を除いて大型モンスターと自然に鉢合わせることはほとんどない。
地上へと姿を現すのは摂食時であり、万一そこで他の生物と遭遇すれば、猛然と襲掛かっていく。
大蟻塚の荒地の主たるディアブロスから、さらに強靭さと狂暴性が増したディアブロス亜種に勝る者は存在せず、生態系の破壊者とも称され圧倒的な強さを誇るイビルジョーですらも、ディアブロス亜種の猛攻に怯み、その場から逃げ去ることもある。
・食性
ディアブロス亜種は通常種とは異なるサボテンを好んで食すことが判明した。 ディアブロスが水分量の多いサボテンを好むのは、食事と同時に水分補給を行うためだが、おそらく亜種は産卵に備えて、水分量の多さよりも栄養価の高さを優先して食すサボテンを選んでいるのではと考えられる。







・危険度、戦闘能力
ディアブロス最大の武器である一対の巨大な角による突進や、地中からの突き上げなどを駆使して戦うという点は通常種と大きな違いはないが、ディアブロス亜種はより多彩な立ち回りを見せるのが特徴。
亜種の突進は通常種のそれを凌駕する威力を誇り、本来であれば容易には破壊できない大きな蟻塚さえ、力を込めた渾身の突進によって一突きで破壊し、 怯むことなく突き進むこともある。
亜種のみに見られた行動でもっとも印象的なのが、追い込むようにじりじりと相手に詰め寄って隙を伺い、 突如として猛烈な突進で襲い掛かるというもので、その動きに惑わされ命の危機に瀕したハンターは数知れず。その危険度から、「砂原の死神」の異名を持つ。
さらに、外敵が立てる音や気配を察知する能力も高く、猛然と突進する最中でも相手の位置を正確に捕捉し、軌道を修正する巧みさを見せるなど、ただ闇雲に暴れるわけではない。
狂暴性もさることながら、身体能力や力強さも通常種のそれを上回り、数々の死線を潜り抜けた歴戦の個体ともなれば、その実力は古龍種にも匹敵するほどである。



・利用
黒角竜の外殻は色素沈着によって黒く染まっているため、通常個体のものとは異なる成分が含まれており、その成分のために砂漠の熱風や砂嵐にいくら晒されようとも決して劣化しない。
硬度そのものも通常種のそれより高く、高い防御力を備えた防具の素材となる。
なお、その素材から作られた武器には黒角竜の荒々しい怒気が宿り、持ち主は常に傍に黒角竜がいるかのような錯覚を覚え、その殺意に心を塗り潰されるという。
・ソース
MH3G
MH4G
復刻ハンター大全 pg.90
DIVE TO MONSTER HUNTER: WORLD モンスターハンター:ワールド 公式設定資料集 pg.284〜287、330〜333



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