題名ってつけるのむずがゆいね。
まえがきなど朝飯前なのに(と言っても朝飯は抜きの方が多いのだ)
昨日NHK酷民奉送じゃない放送で
特集「日本人の食事」についてやっておった歪。
いやあ、なつかしい顔ぶればかりでつい顔が緩んでしまった(それ以上皺つくってどうする)
ついに魔毒ナルドも閑散としてきたようだが、まだポツポツとお客さんが居る当痴呆だが、あれから何十年、ようやく飽食の時代をすぎて、いよいよ飢餓の時代へ一時的にでも突入するのか・・・・・NHKが放送すると未来予測が当たる?
預金封鎖の特集もあったことだし、「お金は潤沢にある」のだが、「取り出せない」状態、もしくは一日幾らだけなんて、チビチビとしか使えないとすれば、ワシと同じ貧乏人、いや、ボクはお金など潤沢にあるのだから別だな。
どこにあるかって?
もちろん銀行になど無い、
タンスだよ、タンス。
衣類が部屋中に散らかっているのはそのせいか。なにしろ入りきれない悶寝。
とにかく、あの放送は貯めになった。
戦後の日本人は食べるためにどれだけ必死だったか。
路頭に迷うーーーー飢餓ーーーー恐怖心
この恐怖心が異常な食欲を産んだのかも知れない。
とにかく食べて食べて食べまくって~~~
タンパク質が足りないよ~♪ (谷啓のCM)
などと聞かされて、猛烈に肉食へ突進して逝った日本人。
そして、今・・・
成人病(生活習慣病、昔は死病と言われた)の激増。
そりゃそうだ。 あの頃はまだ動いて動きまくっていた
だが、いまは動かない・・・
運動量が圧倒的に少なくなったのだ。
それなのに、まだ栄養が足りないという「恐怖感」
この恐怖感を利用して売りまくる商売 各種ビタミン類、栄養補助食品etc.
かくして
肥満体
まあ、肥満体の方が長生きすると言われているが・・・
反動でこんどはダイエット産業真っ盛り
喰ったり喰わなかったり・・・
そのうち、本当に喰えない時代が来るかも知れないのだが
(あ、まえがき長杉堕・・・・)
「食と生命」松本英聖著 1995年刊
より (20年前の話ですが)
ーーーーーーーーーー以下引用ーーーーーーー
112P
ナリばかり大きく虚弱な〝現代っ子″
現代っ子の背丈の伸びは目覚ましく、戦前の日本男子が五尺二寸(一五七センチ)の短足胴長型であったことがまるでウソのよう。
これこそ栄養改善の証拠と思えるが、実は伸びたのは下肢だけ。
二十五年前と比べても、十七歳男子で身長は五・一センチ、女子三・九センチ高くなったが、座高は男子で一・〇センチ、女子は〇・二センチ伸びただけ。
欧米型の足長型に変身したわけだ。
だがそれと共に、最近の子供はナリばかり大きくて、持久力に欠け、体力が足りないーーこんな声もよく聞かれる。
一体、いまの〝足長っ子〟は体質的にどうなっているのだろうか。
新聞記事を見ると--、
「ふえる一方の先天異常ーー一障害児は百万人をこえるーー」 「中学生に多い高血圧」
ーー受験ストレスの影響か?」 「朝礼時の卒倒者続出ーーふえてきた貧血、朝食ぬきの児童に多発」 「体力テスト中の高校生死亡ーー元気な若者に突然死の恐怖-」
「大学生にノイロ-ゼ激増 一 入試地獄の後遺症か?」
こうした記事が毎日のように紙面を賑わせている。
113P
子供の歯や目の弱化も深刻化
俗に老化は「ハ・メ・マラ」から--といわれているが、マラのことはさておき、子供の歯がダメになったことは誰しも認めること。
特に最近では虫歯よりも歯槽膿漏やラン喰い歯の問題が深刻化してきた。
原因は砂糖と肉食、そして食物が柔らかく、ものを噛まなくなったため。
アメリカではすでに国民の半数が五五歳までに歯が一本も無くなり、イギリスでも国民の四四%が歯なしというデータが公表されている。
まさにハナシになる話であるが、日本でも事情は全く同じ。
老化は歯から始まるから、歯を守るには食生活の健全化が先決。
ハミガキ励行で歯が丈夫になると考えることは間違いである。
歯の次は目。
「メガネにカメラがトレードマーク」、海外に定着した明治以来の伝統だが、いまや日本の子供の半数が近視(視力一・〇以下)、都内の高校では六〇%にも達している。
受験勉強に塾、そしてテレビやファミコンゲ-ムなどの影響も大いにあろうが、終戦直後に児童の近視率が激減した事実からみて、近視の原因もやはり食事内容が大きく関与していると見るべきであろう。
114P
女子学生に骨粗鬆症や動脈硬化も
昔と違っていまの子供は骨がまるきし弱くなった。
図体こそ大きいが、ちょっと転んでもすぐ骨を折る。
骨折りは惜しむが骨折だけはよくやる。
手足が伸びただけ骨の密度が粗く、折れやすくなったわけ(図 3)。
さらに深刻なことは背骨が曲がる脊椎側湾症が増えてきたことだ。
事態を重視した文部省は学校保健法を改正(昭和五十四年)、学童の身体検査時に背骨の異常をチェックすることを義務づけたほど。
いまや子供のバックボーンは、心身ともにねじ曲がってきているのだ。
それだけではない。
最近の女子学生は五人に一人が骨粗鬆症になる危険性があるーーという調査もある。
阪大医学部の広田憲二講師の研究グル-プの調査結果だが、それにも増して恐ろしいことは、二十一世紀は骨粗鬆症が一千万人になると予測されていることだ。
骨粗鬆症は本来お年寄りに起こる老化現象で、骨にスが入ってスカスカになる病気。
こんな老化現象が若い人に増えていることは、実に恐ろしいことと言えよう。
また若者の動脈硬化を裏付ける調査もある。
日大医学部の大国真彦教授は都内高校生九千人を対象に健康調査を行い、特に某高校の男女学生四百二名のコレストロ-ル値を測定した。
その結果、男子学生の四%、女子学生では二一・二七%が危険値の二〇〇㍉をこえており、このうち二五〇㍉以上の女子学生が三・一五%あったと報告している。
青少年の早老化(動脈硬化)は、すでにここまで進んでいるのだ。
こうした青少年の早老化が広がると、若者の寿命にどう影響するであろうか。
115P
早老・早死を招くグルメ、飽食
「子供の大型化は早老・早死を招く!」ーーーアメリカ上院・栄養問題特別委員会の公聴会に招かれたアレキサンダ-・リーフ教授は、豊富な資料を示してこう証言した。
今の子供は見かけは立派だが、中身はまるでダメということである。
有名なアメリカの生理学者アレキシス・カレル博士(ノーベル賞受賞者)は名著『人間この未知なるもの』の中で、また世界的医学者ルネ・デュボス博士もその著書『健康という幻想』において、リ-フ教授と同様な見解を述べている。
お二人ともアメリカが生んだ偉大な医学者。
それだけにこの警告には重みがあり、肝に銘じて受け止めるべきであろう。
《体位・体力・寿命と栄養》との関係を世界で初めて動物実験で明らかにしたのは、アメリカのマクケイ博士(コーネル大動物研教授)だ。
この報告によると--、
高カロリ-で育てたネズミは発育がよく見かけは立派で丈夫そうだが、早老・早死した。
一方、低カロリ-の餌を与えたネズミは発育が遅く、見かけは貧弱だが耐久力があり、徴菌(ばいきん)に対する抵抗力も強く、老化が遅く平均寿命は二倍に伸びた。
その後、世界各国で数多くの研究がなされ、日本では故矢追秀武博士(東大教授)や杉靖三郎博士(筑波大名誉教授)によって同様な結論が確認されている。
こうした研究成果によって、美食飽食は早老・早死を招き、素食小食が健康長寿の条件であることが明らかにされているが、現実の生活面では相変わらずグルメと飽食に明け暮れているのが現状。
特にいまの日本はそうだ。
とにかく「貧乏人はムギを喰え」と口が滑ったばかりに大蔵大臣の首が飛ぶお国柄。
美食飽食の奨励は政治課題になりえても、素食・小食を語ることは政治的にはタブー。
結局、自分の自覚と責任において健康を守る以外にないわけだ。
いまの食事は、自分自身はもちろん、孫子にまで早老・早死を加速させていることを知らなくてはなるまい。
116P
西丸震哉氏の予測「平均寿命は四一歳」
「平均寿命は四一歳に縮む!」
この衝撃的な警告を発表したのは、食生態学着で統計にも明るく、また探検家でもある西丸震哉氏(千葉大講師)。
『週刊現代』(平成元年四月二十二日号)が同氏の警告を特集しているので、その抜粋をお伝えしよう。
「政府などは日本は将来、超高齢化社会に突入すると言い、日本人全体の寿命が伸びるようなことを言っていますが、これははっきり言ってマヤカシ。
現実的にはその道で、これからの日本社会は急速に短命化社会になっていきます」 その理由として同氏は、 「たしかに現在の平均寿命は一見高い数字に見えるが、それは統計上のカラクリで、乳幼児、特に零歳児の死亡が減ったことと、高齢者の生存率が高いために過ぎません。
例えば、いま七十歳の人は大正初期の生まれで、当時はいまとはまるで別の生活をしていました。
それは前近代的で古くさい生活のように思えますが、空気も水もきれいで、食生活も一部の人を除いて昔ながらの素食を旨とする古きよき時代でした。
僕はそれを〝長寿村〟生活と言い、いまの生活を〝短命村〟生活と呼んでいます。
日本が短命村生活に代わったのは昭和三十四年からで、その年を〝短命元年〟と呼んでいますが、それは〝所得倍増元年〟〝高度成長元年〟〝汚染元年〟〝公害元年〟の年であるからです(筆者註-翌三十五年は国民皆保険が実施され、〝薬害元年〟〝乱診乱療元年〟に当たる)。
それ以来、日本の〝短命村〟化が進み、生活条件は日に日に悪化しています。
そうした中で古きよき〝長
寿村〟で生活を長年生きぬいた屈強の生き残りは次第に他界して、やがて〝短命村〟出身者の時代がきます。
そうなるとどうなるか。
そこで厚生省の人口予測などの資料を、過去三十年にまでさかのぼって、予測と実態とのズレをつぶさに検討した結果、短命村の平均寿命は四一歳と弾き出したわけです」
要するに、昭和三十四年(短命元年)以降に生まれた人(現在三十六歳)は、平均して四一歳までしか生きられないということである。
ーーーーーーーーーーーー引用終わりーーーーーーーーーー
西丸氏もNHK特集に出演していましたね。
でも41歳寿命説ははずれましたね。でも、狼少年のたとえもある事だし・・・
まあ、平均ですからねあくまで。
50年後には分かるでしょう。(あ、ボク居ないな・・)
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