ほんの些細な人生の中の一つの予定というものが、その他のたくさんの偶然を呼び、結果驚くべき再会を生む。
そんな再会をきっかけとして始まった田中賢氏と私ひで氏のイベント「THE WAREHOUSE」。
それもTHE WAREHOUSEと呼ぶ時もあればそうでないときもある、そしてもうすでに結構な回数を重ねていると言うのにずっと「田中賢 x 樫本英之」と表現している気ままイベントである。
この洋楽カバーイベント、
選曲の基準がはっきりあるわけではないが後から分析するに、共通するのはまず自分たちがその曲を愛していること。これは当たり前のことですが。
そして曲の有名無名に関わらず、聞く人がいい曲だと思ってくれるんじゃないか、と二人が思えるということ。
そこで無名な曲ならばなおさら、ぜひ知って欲しいという気持ちがモチベーションになる。あとやはり洋楽が大好きな人にも楽しんでもらえるという野心的な選曲でもありたい。そんなバランス、駆け引きが今のところパフォーマーもリスナーも楽しめるイベントに仕上がっている要因ではないかと思うわけです。
私ひで氏個人的には、ほぼ一曲一曲について田中氏や私の曲に対する思い入れを語り尽くせるという部分も嬉しい。
まだまだ沢山やりたい曲はあって、今後も大事にしていきたいプロジェクトです。
イベントそのものに関しては、散々ライブの中で語っているので、それはここで書く事はせず、見に来てくれたお客さんとの秘密の「会話」として胸の奥にしまっておくことにしよう。
ひとつ、印象的だったリハーサルでのシーン。
はやめに会場入りした私ひで氏と田中氏、新しく披露するカバーを中心に合わせていた。
するとある曲が終わったところで、
「うーんあのCが気になるなぁ」
と田中氏。
我々が直前に合わせた曲のキーはCではないはずで、Cとは。。。?
なんとそれはハウリンバーの冷蔵庫から発せられていた「ビーン」というノイズだったのだ。
確かに演奏をやめればそれは結構気になる音量のノイズで、それがばっちりC(ド)の音階なのだそうだ。
このCが曲によってキーと直接的に音がぶつかりあって気になってしまう。。。と。
絶対音階を持ち合わせる人ならではのこの研ぎすまされた感性が、あのピアノプレイに反映されているというのは田中氏のプレイを見た人は皆納得できると思う。ちなみにこの問題は「冷蔵庫を買い替えるしかないので、買い替えてもらうか、耐えてください」という痛快な結論がオーナーT氏より出たため、耐える方を選択したのだが、本番はお客さんの心地よいざわめきのおかげで全然気にならなかった。
来ていただいたみなさん、実はそんな貢献もしていたわけです。
本当にありがとうございました!
-----------------------------------------------
5月11日(金)THE WAREHOUSE@塚本Howlin' Bar
1. She's Always a Woman / Billy Joel
2. Big Yellow Taxi / Joni Mitchell
3. Rocket Man / Elton John
4. In My Life / The Beatles
5. Mr. Bojangles / Jerry Jeff Walker (or Nitty Gritty Dirt Band)
6. Guilty / Randy Newman (or Bonnie Raitt)
7. This Night / Billy Joel
8. Tight Rope / Leon Russell
9. Vienna / Billy Joel
10. Across the Great Divide / Kate Wolf (or Nanci Griffith)
11. Desperado / Eagles
12. Don't Let the Sun Go Down on Me / Elton John
13. Ol'55 / Tom Waits (or Eagles)
14. Louisiana 1927 / Randy Newman (or Aaron Neville)
15. Lady Madonna / The Beatles
16. Stack-a-Lee / Dr. John
=Encore=
17. Me and Julio Down by the School Yard / Paul Simon
18. Angel / Sarah Mchlaclan
そんな再会をきっかけとして始まった田中賢氏と私ひで氏のイベント「THE WAREHOUSE」。
それもTHE WAREHOUSEと呼ぶ時もあればそうでないときもある、そしてもうすでに結構な回数を重ねていると言うのにずっと「田中賢 x 樫本英之」と表現している気ままイベントである。
この洋楽カバーイベント、
選曲の基準がはっきりあるわけではないが後から分析するに、共通するのはまず自分たちがその曲を愛していること。これは当たり前のことですが。
そして曲の有名無名に関わらず、聞く人がいい曲だと思ってくれるんじゃないか、と二人が思えるということ。
そこで無名な曲ならばなおさら、ぜひ知って欲しいという気持ちがモチベーションになる。あとやはり洋楽が大好きな人にも楽しんでもらえるという野心的な選曲でもありたい。そんなバランス、駆け引きが今のところパフォーマーもリスナーも楽しめるイベントに仕上がっている要因ではないかと思うわけです。
私ひで氏個人的には、ほぼ一曲一曲について田中氏や私の曲に対する思い入れを語り尽くせるという部分も嬉しい。
まだまだ沢山やりたい曲はあって、今後も大事にしていきたいプロジェクトです。
イベントそのものに関しては、散々ライブの中で語っているので、それはここで書く事はせず、見に来てくれたお客さんとの秘密の「会話」として胸の奥にしまっておくことにしよう。
ひとつ、印象的だったリハーサルでのシーン。
はやめに会場入りした私ひで氏と田中氏、新しく披露するカバーを中心に合わせていた。
するとある曲が終わったところで、
「うーんあのCが気になるなぁ」
と田中氏。
我々が直前に合わせた曲のキーはCではないはずで、Cとは。。。?
なんとそれはハウリンバーの冷蔵庫から発せられていた「ビーン」というノイズだったのだ。
確かに演奏をやめればそれは結構気になる音量のノイズで、それがばっちりC(ド)の音階なのだそうだ。
このCが曲によってキーと直接的に音がぶつかりあって気になってしまう。。。と。
絶対音階を持ち合わせる人ならではのこの研ぎすまされた感性が、あのピアノプレイに反映されているというのは田中氏のプレイを見た人は皆納得できると思う。ちなみにこの問題は「冷蔵庫を買い替えるしかないので、買い替えてもらうか、耐えてください」という痛快な結論がオーナーT氏より出たため、耐える方を選択したのだが、本番はお客さんの心地よいざわめきのおかげで全然気にならなかった。
来ていただいたみなさん、実はそんな貢献もしていたわけです。
本当にありがとうございました!
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5月11日(金)THE WAREHOUSE@塚本Howlin' Bar
1. She's Always a Woman / Billy Joel
2. Big Yellow Taxi / Joni Mitchell
3. Rocket Man / Elton John
4. In My Life / The Beatles
5. Mr. Bojangles / Jerry Jeff Walker (or Nitty Gritty Dirt Band)
6. Guilty / Randy Newman (or Bonnie Raitt)
7. This Night / Billy Joel
8. Tight Rope / Leon Russell
9. Vienna / Billy Joel
10. Across the Great Divide / Kate Wolf (or Nanci Griffith)
11. Desperado / Eagles
12. Don't Let the Sun Go Down on Me / Elton John
13. Ol'55 / Tom Waits (or Eagles)
14. Louisiana 1927 / Randy Newman (or Aaron Neville)
15. Lady Madonna / The Beatles
16. Stack-a-Lee / Dr. John
=Encore=
17. Me and Julio Down by the School Yard / Paul Simon
18. Angel / Sarah Mchlaclan
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