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安来節

2011年08月24日 21時16分49秒 | 旅行

島根県安来地方の民謡。同地方の唄(うた)として歌われてきたもので、その源流は、天保(てんぽう)年間(1830~44)に現在の鳥取県境港(さかいみなと)市にいた芸妓(げいぎ)、さん子を歌詞に詠み込んだ『さんこ節』で、それが海路船乗りによって安来に伝えられ、花柳界のお座敷唄になった。ところが出雲拳(いずもけん)での拳遊びの下座(げざ)などに用いられるうちしだいに長編化し始め、しかも歌詞も港づくしの「出雲捲(ま)き出しや境の港・・・・・・」が好んで歌われ、歌い出し文句をとって『出雲節』とよばれるようになった。その『出雲節』に「安来千軒名の出た所・・・・・・」の歌詞が生まれるに及んで『安来節』と改められた。その『安来節』を幕末から明治にかけて、井戸町の鍼医(はりい)大塚順仙が節回しを整理し、続いて中市場で煮売り屋を営む今市屋伝来が伴奏を整えるなどの改良をしたところへ、料理屋の主人渡部佐兵衛・お糸親子の出現で、今日の型が完成した。1911年(明治44)の正調安来節保存会の結成、1915年(大正4)の渡部お糸のレコード吹き込みなどで全国に広まった。なお、踊りの「泥鰌(どじょう)すくい」は元来「土壌すくい」で、島根県の砂鉄精選の作業場で働く男たちの所作を模して生まれたものという。安来市において、安来節競演大会や安来節家元お糸まつりなど各種催したが開かれていて、2006年(平成18)には安芸節演芸館も開館した。

 

 


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