(1920-73)
日本画家。新潟県西蒲原(にしかんばら)郡吉田村(現燕(つばめ)市)生まれ。1937年(昭和12)中学を出て上京、画家を志し、翌年、油絵で光風会に入選。39年、日本画に転向して川端画学校に学び、40年の第12回青龍(せいりゅう)展に入選したが、同年12月に召集さレ、50年(昭和25)に復員。以後、青龍社に『炎々桜島』(1956)、『塔』(1957)、『十勝岳』(1962)などの大作を出品し豪快な新風を樹立した。62年青龍社を脱退、65年から多摩美術大学教授を務めた。その他の代表作に水墨志向の『越路(こしじ)十景』(1968)がある。