(1896-1980)
日本画家。本名善次郎。三重県松阪市の生まれ。1913年(大正2)菊池芳文(ほうぶん)に入門。翌14年京都市立絵画専門学校別科に入学。17年卒業。また18年芳文が亡くなると菊池契月(けいげつ)に師事した。19年第1回帝展に『夜の一力(いちりき)』が初入選、26年には淀(よど)の水車』で帝国美術院賞を受賞した。初期の浪漫的な表現から古典的な大和絵(やまとえ)の装飾画風へ進み、さらに清澄で堅固な画境を築き上げた。50年(昭和25)から64年まで京都市立美術大学教授。61年に日本芸術院会員に推された。
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