中国 新華社通信 天皇陛下に謝罪求める記事
8月28日 11時58分
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中国国営の新華社通信は、このほど、「昭和天皇が侵略戦争の張本人だった」と主張し、皇位を継承した天皇陛下が謝罪すべきとする記事を配信しました。
この記事は、新華社通信が「抗日戦争に関するいくつかの難題についての解釈」という解説シリーズの1つとして、今月25日に配信しました。
記事では「日本が発動した侵略戦争は、軍国主義を育てて支えた天皇、政府、軍、財閥などが力を合わせた結果であり、彼らは責任を逃れられない」としています。
そのうえで、「日本の天皇の権力は明治維新から第2次世界大戦までの間に頂点に達した。昭和天皇が侵略戦争の張本人だった」と主張しています。
さらに、「昭和天皇は死去するまで、被害国とその国民に謝罪の意を示したことがなく、皇位継承者が謝罪で氷をとかし、ざんげで信頼を手に入れるべきだ」としています。
中国の国営メディアが先の戦争について天皇陛下が謝罪すべきだと論じるのは珍しいことです。
岸田外相「中国側に強く抗議」
岸田外務大臣は閣議のあと記者団に対し、「中国国内の報道とはいえ、天皇陛下に対する礼を著しく失しており、これまで表明されてきた中国側の立場と相いれないものだ。外交ルートを通じて中国側に強く抗議した」と述べました。
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新華社「陛下に謝罪要求」配信 中国の非礼、政府抗議
産経新聞 8月28日(金)7時55分配信
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外務省の川村泰久外務報道官は27日、中国の国営新華社通信が天皇陛下に対して先の大戦について謝罪すべきだと主張する記事を配信したことに関し、「中国国内の報道とはいえ、内容は天皇陛下に対する礼を著しく失している」と述べ、中国側に強く抗議したことを明らかにした。外務省内で産経新聞の取材に答えた。
川村氏は記事に関し「これまで表明されてきた中国側の立場とも相いれないものと考える」と指摘。日本政府として27日朝、在日中国大使館と北京の日本大使館を通じて中国外務省に強く抗議したと説明した。中国が天皇陛下に直接、謝罪を求めることは異例で、日本政府は中国国内の動向について情報収集を進める。
また、岸田文雄外相はこの日の参院外交防衛委員会で、中国海軍が尖閣諸島(沖縄県石垣市)を背景に領土防衛への決意を訴える兵員募集向けの動画を作成したとして、中国政府に抗議したことを明らかにした。
抗議は27日までに、東京と北京の外交ルートで申し入れた。
岸田氏は外交防衛委員会で「領土、領海、領空を断固として守り抜く決意だ。毅然(きぜん)かつ冷静に対応したい」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150828-00000096-san-pol
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