バンコクでロングステイ始めました!

バンコクロングステイのあれこれを記録代わりに記事にしています。

BTSをやめてバス通学にしました

2024-01-13 06:04:41 | ロングステイ

旅行者とロングステイヤーの違いの一つは、お金の使い方であろう。私自身、旅行でタイに来ていた時は、時間、利便性、美味しい食事、娯楽といったものを、お金で買っていたように思う。細かな出費を気にすることもなく、予算を多少オーバーしても、それによって得られるものの方を優先していた。ところが、いざロングステイを始めてみると、予算を守ることも大切にするようになった。潤沢な資金がある訳ではないので、あれもこれもと欲張っていると、生活が立ち行かなくなるのである。腰を据えてタイ語を勉強したり、タイの文化に接したりしようとしているのに、ショートステイになってしまっては、元も子もない。であるからして、生活費の解析と見直しは、ロングステイヤーにとって、多かれ少なかれ必要なことである。無駄な出費を抑え、やりたいことに集中して投下することで、満足度の高い充実した日々を送りたいと思う。

私の場合、住居関連費用やタイ語の授業料を除いた日々の出費を、一日500バーツまでと決めている。1万円=2,400バーツとして、ざっくり2000円/日であり、1か月では15,000バーツ(62,500円)となる。一方で、バーツ表示に0を一つ付けると、ほぼ日本での金銭感覚になる。屋台のカオマンガイ一皿50バーツが500円相当、タイマッサージが1時間300バーツで3,000円相当といった感じで、500バーツは5千円の価値になる。

そう見ると、私の場合、交通費が大変なことになると気がついた。バンコクの中心部から少し離れたところに居を構えたので、最初は通学に渋滞知らずのBTS(高架鉄道)を利用していたのだが、これが片道62バーツかかる。日本のように、大幅割引してくれる学割定期券などという有難いものはないので、毎日124バーツ、予算の25%が無条件で消えてしまう。東京の地下鉄に比べたら、実はBTSは遥かに割り高な乗り物なのだ。旅行で来ていた時は、当時140バーツの一日乗車券を買って、安いと思って利用していたが、124バーツ✖️22日=2,728バーツ/月となると、かなり惜しい。

そこで、思い立ってバス通学にトライしてみることにした。時間だけは有り余っているので、渋滞は許容範囲である。問題は、行き先のタイ語が読めない、読めてもそれがどこにあるのかわからないチャレンジングな状況だが、「VIA BUS」というアプリを発見し、バスの番号で乗るべきバスかどうか判断できるようになったことで、ハードルが大きく下がった。ちなみにこのアプリは、バス停で待っているタイ人の大半が持っていて、行き先を入力すると瞬時に番号を提示するだけでなく、待っているバスが今どこにいるのかさえも教えてくれるスグレモノである。

結果、所要時間はBTSの25分に対し、バスは1時間前後と2倍以上となったが、運賃は片道20バーツに下がったのである。つまり、バスを利用すれば、往復の差額で朝食と昼食が自動的に付いてくることになり、これはとても嬉しい。乗車するとすぐに車掌さんが来るので、行き先を告げてお金を渡せば支払いは終了。混んではいるが、車内はエアコンが効いていて快適、あとは目的地が近づいてきたら、ブザーを押して知らせるだけ。旅行者にはお勧めしないが、ロングステイヤーには一考の価値ありと思う。