今月はなんとThe Amazing SPIDER-MAN が4冊も来た。読むのが大変。まずは、さっさと読んだ610号と611号について。添付画像は、611号のもの。中身にも登場するDEADPOOLとSPIDER-MANのツーショット。
610号の方は、前月からの続き。SPIDER-MAN ことPeter ParkerのクローンBen Reillyに恨みを持つRaptorがPeterをBenと勘違いして襲う。結局もう一人のクローンKaineが出てきて、Peterの正体がSPIDER-MANだと周囲の人間に悟られずに、問題は解決する。しかし一方で、Raptorは正体を知ってしまったよね。その必要はないのでは。そもそも、これまで必要もないのにSPIDER-MANの正体が、悪人善人問わずばれすぎ。これは良くない。ちなみに、筋書きをMarc Guggenheim、画をMarco Checchetto、Luke Rossが担当。画の質は先月書いた通り、満足がいく水準にない。
続いて611号。この号では、筋書きをJoe Kelly、画をEric Caneteが担当。まず、Ericの画、確かに上手い。しかし、これまでのSPIDER-MANの画とはスタイルが全然違う。きっとそのうちに慣れるんだと思うけど、まだ違和感があるな。ちなみに、お気に入りのPodcast、SPIDER-MAN Crawl Spaceのパネラーは、この人の画に対して酷評。好き嫌いの問題かな。前の号の画家の方がはるかに下手くそなんだけどね。
そして筋書き。面白い。表紙にもあるように、物語を通してDEADPOOLがSPIDER-MANの前に立ちはだかる。DEADPOOLは雇われもののごろつき。誰に雇われたかってところがャCント。最近のSPIDER-MANでよく登場するKraven the Hunterの未亡人だ。どうやらこの悪の未亡人は、蜘蛛の能力をもつやつらを次々狩っていっている。今回の犠牲者は、SPIDER-WOMAN。既に囚われの身となっているMadam Web(蜘蛛の能力を持つ)の予知能力を使い、SPIDER-MANがSPIDER-WOMANを助けるチャンスを雇われたDEADPOOLがつぶしていく。次回から悪の未亡人が、これまでの悪役を利用してSPIDER-MANに復讐するのか(?恐らく)。
大した話じゃないが、この話の中にはもう一人悪人が出てくる。Lady Stiltmanだ。こいつは、(Wikipediaによると)初期のDAREDEVILに出てきた三流悪役Stiltmanに敬意を表して、同じように足が伸び縮む能力を持つ。SPIDER-MANは三流悪役の名前を使ったことを徹底的に馬鹿にするところが面白い。しかし、三流だけにStiltmanなんて普通の読者は絶対知らないよね。
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