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Goldチームと同じ月に2冊は多いな。来月初めに到着するアメコミもGold Blue両方が2冊ずつ送られてくるはずだ。そんなX-MEN Blue (“XB”) についてレビュー。今回は3号と4号。
筋書きをCullen Bunと画を3号の画をJorge MolinaとRay-Anthony Heightが、4号の画をJulian Lopez、インクをJose Marzan Jr.とWalden Wongが担当。添付画像はXB 4号の表紙。前回と同じくArthur Adamsによるもの。WOLVERINEが好きでもないオイラが何でだろうなこの表紙を選んだ。Jeanの驚きの表情に惹かれちゃったのかな。昔のAdamsの画の方が好きだけど、最近の彼の画もまた、進化したような気がする。構図なんかは今の方が断然迫力がある。一方、今の彼の描く人物が全部丸顔なのが、ちょっと好きじゃない。
まずは粗筋。3号はつなぎの話("fill-in”)。突如現れたミュータントを追って、スペインに向かったX-MEN。彼女を追っていたのは、X-MENだけでなく、仇敵Bastion率いるSentinel軍団だった。しかし、何故かBastion等の様子がおかしい。4号では謎のミュータントを追ってコロラド州に到着したX-MEN。そこで待っていたミュータントとは、別世界のWOLVERINEの息子であった。そして、彼と共に別世界のミュータントNew Maraudersもいた。
Bastionがミュータントを助ける動機が、ミュータントの激減し、絶滅危惧種になってしまったこと。絶滅しては、殺すこともできないという論法。理屈は通っていて面白い。そして浮「。Magnetoがこれを聞いたらどう思うだろう。絶対Bastionと手を組むと思うな。そして並行してBastionを唐キ計画を裏で進行させるはずだ。Jean率いるところのX-MENはそういう意味で現実的じゃない。
最近現れたミュータントBelenの言葉、”But don’t you believe people can change?”に反論できないJeanの表情が良いね。そして、その言葉をMagnetoの最近の宗資ヨえと比較している。
3号の画の担当が途中で変わっちゃうのは、予想外。タッチがあまりに違い過ぎる。4号を担当したLopezの画は悪くないが、インクの担当が途中から変っちゃうのもどうかな。
XB 4号で面白いと思ったのは、HULKばりに氷でバルクアップしたICEMANが ICEMAN SmashとHULKの真似をして、相手を唐オたところか。そして、Wendigo、HULK(の偽物)、WOLVERINE(の偽物)を同時に登場させたのは、WOLVERINE初登場The Incredible HULK 181号へのHomageだね。
あ、だけどWendigoはカナダの国境を出られないはずなのに、何故コロラドくんだりまで移動できるんだ。この呪いは、2、3年前のX-MENのWendigo登場篇でグタグタになってしまったのか。