アメコミとラーメン

X-MENその69


最近は、X-MENかSPIDER-MANの話題ばっかだな。ここ数カ月で、広げ過ぎた手を徐々に縮める努力をした結果、買う雑誌はX-MENとSPIDER-MANに集中している状態。まずは、Uncanny X-MEN 543号。Marvel Comics全体のお祭りFear ItselfのX-MEN関係の話の最終話。北欧神話の古い神Serpentの僕の力が憑依したJuggernaut を止めようとするX-MEN。

筋書きをKieron Gillen、画をGreg Landが担当。Kieronの紡ぎ出す話が冴えるな。読者J Michael Straczynskiを彷彿とさせる。また、この号のGregの画も最高だ。特に好きなのは、Juggernautにテレパシーを使って攻撃したEmmaが逆に敵に操られた時の表情。それから、悪魔Cyttorakの力を帯びたCOLOSSUSの登場シーン。ど迫力。

COLOSSUSが自分の命までも危険に晒して他人を助けることに納得のいかない、恋人のKitty。まさかこの号で二人の間に亀裂が入ろうとは思わなかった。

最後のCYCLOPSの台詞がかっちょ良いな。サンフランシスコ市民の市長が、サンフランシスコ市民を裏切ることを考えなかったのかと彼に聞いたのに対し、CYCLOPSはもちろんないと答えちゃうんだ。ヒーローかくあるべしだね。

次は形容詞なしの、X-MEN 17号、18号。こちらの筋書きVictor Gischlerが、そして画をJorge Molinaが担当。今回の添付画像は18号のものにした。本編を描いていないMike Mckoneの作品。聞き覚えのある名前。やっぱり。Amazing SPIDER-MANを数冊担当している画家だ。この人の画も良いな。DCでも結構作品を残しているらしい。Jorgeではなく、Mikeに本編を描いてもらいたかった。

X-MENのリーダーCYCLOPSの元カノLee ForresterからのSOSを受け、異次元の世界に到着したX-MENとFF。そこで待っていたのは、肉体派の宇宙人Scorpiusと精神的戦いが得意なKaddakの争いだった。

何と言っても17号の終わりでお約束の裏切りを見せたDr. Doomが良いね。こいつ以外にこんなことできない。読者は絶対Doomのことを信用してないもんね。読者は、「やっぱり」と心の中で叫んだはずだ。Doomの言動をそのまま受け取っちゃいけないのも事実。どこまで、Doomが今の状態(元の世界に戻るには、莫大なエネルギーが必要)を理解しているのかが気になる。

好きなシーンは、またまた、CYCLOPSの今カノEmmaとFFのReedの奥さんSueとの会話。EmmaがSue「他の女がReedに関心を示すことを心配しなくてよくて、あなたは幸運ね。(お粗末)」と呟き、Sueがむっとした顔をする。(2度見しちゃったよ。)面白い。

あ、それから、X-MENのご意見番Dr. NemesisとReedの知的対決も面白い。

ちょっと気に入らないのは、この異次元の世界、どことなく、南極にある架空の土地Savage Landと似ているところだな。サーベルタイガーや恐竜が闊歩していて。これはちょっと二番煎じだな。
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