先月来たAmazing SPIDER-MANの残りASM 914号を読み終えたのでレビュー。筋書をJoe Kelly 、画をTerry Dodson、インクをRachel Dodsonがそれぞれ担当。
添付画像はJan Bazalduaが描いているPym particle variant。Pym particleでSPIDER-MANが巨大化したっていう設定だな。逆に街が小さくなったかもしれない。ウルトラマンみたいになっていて面白い。
粗筋を手短に紹介。ニューヨーク州の北部のスキーロッジにお泊り旅行中のPeter Parker (SPIDER-MAN)。Felicia (BLACK CAT)。そこで、White Rabbitとその相棒Kareemがギャングに提供するための武器を試験中の連中に命を狙われるのを助ける嵌めとなった。
今回も気に入った台詞やシーンを紹介。まずは、開発した武器で襲われたBLACK CATの台詞。”Amateur, meet professional.” 確かに戦いは彼女にとっては日常茶飯事。彼女が言う啖呵はきまっているね。
CATと行動を共にしたWhite Rabbit の台詞。”Meanwhile, you and Spidey?” 戦闘中にも関わらず、人の恋路を詮索する余裕の台詞は楽しい。
そもそもWhite Rabbitが追われることになったのは、開発チームのリーダーMychalが殺されたことが発端。それについてのCATの見解。”Why kill the golden goose when it’s still laying eggs?”つまり、Rabbitが殺すわけはない。金のガチョウはよく海外ドラマで使われる比喩だね。ジャックと豆の木だっけ?
KareemとWhite RabbitはTombstoneの子分。この物語にはPeterとFeliciaの恋が語られているが、同時にKareemとWhite Rabbitの恋愛の話でもある。戦闘中のSPIDER-MAN のKareemに何で引退しないのと質問の後のKareemの応え。”When you are in. only way out is in a body bag.”これ怖いわ。結局死んで遺体を包むバッグで運ばれるまで引退できないってこと。
二話完結で大した話じゃないけど、安定のDodsonsの画が楽しめたのは幸せ。そして、PeterとFeliciaの間が縮まって、めでたし、めでたし的な話だったのも良いね。