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今回は、前回のレビューでスキップしたThe Amazing SPIDER-MAN (“ASM”)20.1号のレビューとSPIDER ISLANDに関するコメント。ちなみに前回Renew Your Vowsに関するレビューは下記のリンク参照。
http://green.ap.teacup.com/amecomitoramen/1134.html
今回のASMも筋書きGerry Conwayが、画をCarlo Barberiが担当。添付画像は ASM 20.1号のVariant Cover(中身は同じで表紙だけ変え売る販促法。)Nick Bradshawが描いている。
粗筋から。Mr. Negativeの策に乗せられ自警野郎WraithとSPIDER-MANは、ニューヨーク市警第3管轄区のマフィアのボス達を次々と排除した。マフィアのボスがいない真空地帯では、数々の悪人達が暴れまくっている。それを先導しているのはMr. Negative。それを止めるべくSPIDER-MANはラスボス(文字通りボス)、Negativeの元に向かう。
今回も気に入ったシーン、台詞等を紹介。SPIDER-MANと彼を嫌悪するBlack CatことFeliciaとの会話。Feliciaが友達しか自分のことをFeliciaって呼べないってSPIDER-MANに言ったのに、馬耳東風。それでもFeliciaと呼びかけるから、Feliciaは切れまくっちゃったんだよね。いつものSPIDER-MANの冗談なんだか、いまだに彼女のことを気にかけているのかはわからない。でも楽しませてもらった。ちょっと同じような台詞が映画Robocopにあるのを思い出した。
ASM 19.1号最終ページでWraithは以下のような言葉を使った。Yuri Watanabe is dead. The Wraith lives. この意味が20.1号でわかった。彼女はMr. Negativeの部下を殺してしまった。彼女は、完全に悪役になってしまったのだ。物語としては面白い。しかし、SPIDER-MAN の理解者としての渡辺警部がいなくなるのは嫌だな。
最後のSPIDER-MANの台詞、「人生はSpiral(螺旋)」。Spiralは今回のArc(物語の集まり)の題名。Spiralというとどんどん悪くなるってイメージ(例えば株価等)があるが、SPIDER-MANは、上昇する場合もあることを伝えている。そして、何度も同じことを繰り返すことも。悪くなるっていくのは、Wraithの運命だとして。繰り返すのは何を示唆しているのか。救おうとして、救えなかった人々なのか。
謎なのは、街中の悪人達を先導し、犯罪を起こしているMr. Negativeの動機だな。煽って何をしようってのかな。つまり彼の経済的メリットは何なのかわからない。
SPIDER ISLAND 1号がつまらなかったので、レビューはやめたのだが、2号の終わりで、死んだはずのPeter Parkerが生きていることがわかった。ようやく面白くなりだしたな。もしかしたら、3号からレビューするかもしれない。