DARK TOWER(以下“DT”)のBattle of Jericho Hill、今回が最終回の5冊目。表紙はこれまでの中で一番残酷だね。親友Cuthbertの死を嘆く主人公Rolandの図。それほど好きな画ではないが、構図は良いね。流石Jae Lee(画)とRichard Isanove(彩色)のコンビ。
やはり最後は、Rolandの仲間のGunslinger達は全員殺されちゃったね。しかし、最後まで諦めない姿勢が好きだな。槍に突き抜かれてもう体の感覚がなくなっているAileenの死に際の言葉が泣かせる。言葉が途切れ途切れになって、わからな部分もあるけど、“I hope Roland isn’t (ここはわからないaware I was injuredかな)and angry at me.”か。このBlogの後半でも書くけど、Peter Davidが全話を通じて台詞を担当している。彼の台詞回しは上手い。
一番好きなシーンは、最後の戦いに挑むRolandと、その横で瀕死の重傷の中角笛を吹くCuthbertの姿だな。目の前の敵を唐キことは二の次で、Dark Towerへの到達への執念が言葉となって表れている。
解せない点が何点かある。まず、魔術師のMartenの姿がこれまでの姿と異なり、禿頭になっていること。(これが素顔で、これまでは仮の姿かもしれないが)それから、敵がRolandに止めを刺さないことの説明がつかない。最後にこの話の後、敵がどのように滅んだかが見えない。最後の謎はこれから説明されるのかもしれないけど。この話を読む前は何らかの事故で敵が全滅するのかと思っていたけど、そうはならなかった。
今回のオマケの話では、筋書き担当のRobin Furthが、謝辞とともに、これまでの話で一番良かったシーンを11個挙げている。彼女は、台詞担当のPeter Davidが考えたAileenの台詞を7番目に挙げている。男尊女卑の世界の中で唯一の女性Gunslinger、Aileenが銃を撃つ心構えを女性の立場に替えて唱えるシーンだ。おいらもRobinの賛辞に大賛成。
今月からThe Gunslingerが始まる。ご用達Milehigh Comicsからは発送済みの通知をもらったので、到着するはずだ。予告編がDT Battle of Jericho Hillについていたのだが、画の担当が代わったのかな。Sean Phillipsになっている。彼の画は上手なので良いのだが、Jae Leeの画はもう見られないのだとしたら残念。
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