買い忘れたNew FANTASTIC FOUR (“FF) 5号を漸く読んだのでレビュー。1冊だけなので短め。
筋書をPeter David、画をAlan Robinsonが担当。添付画像は中身も書いてほしかったNick Bradshawが描いた通常版の表紙。
粗筋から。悪徳の街ラスベガスで悪魔Asmodeusにより、彼の子分の悪魔に憑依された一般市民。別の悪魔のMephistoにより召喚された巨大な悪魔Saturnine。New FFと元祖FFが立ち向かう。
好きなシーン台詞等を紹介。巨大悪魔Saturnineは昔のテレビアニメ、大魔王シャザーンに似ている。
病院で目覚めた患者の友達が巨大な悪魔を見て言った台詞。”I’d really consider going back to sleep, if I were you.”昔習った英語の仮定法そのまま。だけどクスっと笑える。
悪魔は人々の恐怖を吸ってますます巨大化する。機転を利かしたSPIDER-MANがそれを逆手に取った解決策は面白いな。結局HULKやGHOST RIDER、FFのように力で対抗する方法ではなく、知恵を使って勝つSPIDER-MANならではの勝利法は読んでいても楽しい。
気に入らない点。最初から悪事を働いていた悪魔Asmodeusは結局どうなったんだ。Davidらしからぬ手落ちだな。
Mephitoの子供だと判明した神父John。最終ページでヒッチハイクした彼を乗せたのはDaimon Hellstrom。彼もまた、悪魔と人間の間に生まれた存在なのはDavidらしいオチ。検索したらHellstromはTVシリーズになっているみたいだな。興味はないので観ないと思うけど。
もう一つ、ラスベガスに興味を示したMephisto。この件は後付け。その後MephistoとBen ReillyはラスベガスでMephistoと対決することになる。実際にその設定をつくったのは書いていたのはDavidだった。実際ラスベガスの話の元ネタはDonny CatesとNick Spencerが話を書いたらしいな。この話は読んでいない。