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今回もネタバレ全開です。映画を観てない人は、ご注意を。
CAPTAIN AMERICA (“CAP”), WINTER SOLIDIER (“WS”)という映画は、スパイ映画だということを念頭に置いて観て欲しい。その証拠にending creditアニメーション効果は、007シリーズのものをものすごく意識した作りだ。最近のアメコミ映画、X-MEN First Classにしろ、IRON MAN 3にしろ、007シリーズの影響を隠せない。しかし、CAP WSは真打ち登場的Homageだ。二番煎じゃない。SHIELDって、CAPが手を貸している組織はスパイ組織なので当然の帰結だ。
この映画には、伏線が多数仕鰍ッられている。例えば、初めの方に出てきたワシントンDCにあるSmithonian Museumで開催されている特別展だか常設展のCAP展が、その後の話で一粒で二度も三度も美味しい使われ方をされている。
また、Nick FuryのTrust no oneって台詞も複雑な伏線だ。今回の悪役のPierceも同じようなことを言っているが、それを言った張本人も含まれている。
冒頭のCAPとBLACK WIDOW (“BW”)の会話の中で言及された「看護師」ももう一つの伏線だった。看護師である(実は諜報部員)Sharonって、最初のCAPの映画に登場したSharon Carterと別の人?(同じ人?)このSharon、意外に活躍している。それも結構かっちょ良いシーンを凛と演じていた。映画CAP 3にも絶対出てくるな。
さて、主役のCAPに関し伏線がもう一本。そもそも彼が第二次世界大戦末期に氷漬けとなる原因の飛行機が海中に墜落するシーンが、CAP2でも別の形で再現されている。前回はCAPの復活だったが、今回は相棒Buckyの暗闇からの覚醒を示唆しているのか。
前回のCAPの映画でも気がついていたけど、CAPが戦争肯定派の象徴ではなく、寧ろ過度な武力行使に関し否定的な立場であることが表現されていて、清々しい。
WSという人物が結構原作に忠実に具現化されていて、良かったな。(設定ではく外見という意味。)演じている役者さんが、非常に上手い。そしてアクションシーンもエネルギーの塊みたいだった。
Dr. Zolaの映画での解釈は、原作以上だと思う。アメコミでの間抜けなサイボーグだか、ロボットだかに比べてよっぽど恐ろしい。
Red Skullが登場しなかったのも良かった。映画SUPERMANの最大の欠点はLex Lutherを毎回登場させたこと。そんな愚をシリーズもので繰り返さなかったことに好感が持てる。何と言ってもMarvelの豊富な悪人の在庫を使わない手はないからね。
一番目のEnding Creditの後のシーン。Scarlet Witch (SW)とQuick Silverじゃん。SWの狂気もキチンと描かれているのが心憎い。ニ十世紀FOXへこの二人はライセンス供与されてないってことか。それからBaron StruckerやLokiの槍も登場している。楽しめるね。
BWを演じているScarlet Johansenは今回も綺麗だったな。彼女に付き合ってくれと言われたら、間違いなく付き合う。彼女のアクションシーンはいつも迫力があるな。SHIELDの役員の一人に扮したシーンも良し。それにしても彼女の衣装、これでもかってぐらい女性の線を強調してたな。降参。
今回文句をつけるとしたら、彼女が自信を失ったシーン。そんなの見たくない。
それから、映画館に人が疎らだ。それにしても空き過ぎじゃない?やばい。正直Amazing SPIDER-MAN 2より数倍面白かったんだから、もっと宣伝してほしい。