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今月もSPIDER-MANが多数発行されているので楽しい。今回はAmazing SPIDER-MAN (“ASM”)854(53)号と今月の53LR号をレビュー。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)
854号の筋書をNick Spencer、画をMark Bagley、インクJohn Dell、53LR号の筋書をSpencerとMatthew Rosenberg、画をFederico Vicenti、Takeshi Miyazawaがそれぞれ担当。添付画像は854号のvariant coverでHumberto Ramosの作品。
粗筋から。Peterの夢の中でHarry Osbornのためのパーティーが開かれている。ワザとKindredはその夢を見せている。そして、Kindredは彼のマスクをゆっくりと外し、彼の正体を初めてPeterに見せる。53LR号ではMorlun対Sin-eater、蜘蛛の力を持つ者はPeterの夢の中を旅する。
今回も気に入ったシーンや台詞等を紹介。まずは1ページを6コマに分け徐々にマスクを外していくKindred。既にPeterは彼の正体がHarryであることに気付いている。だからこそ、彼の眼から涙がこぼれるシーンが活きてくる。このページが854号のハイライトかな。
次のページはもうASM 854号の最終ページ。”Gotcha”というGreen Goblin時代のHarryの台詞をここで、Kindredに使わせている。Spectacular SPIDER-MAN 189号(1992年に発売されたホログラムカバー作品)の1ページ目では、Mary Janeがビックリ箱を開けると”Gotcha”という台詞を人形が出す仕鰍ッになっているシーンが有名。
続いてASM 53LR号。強力な怪物(キモイ)Morlunを苦戦しながらも唐オたSin-eater。こいつは頭がイカレテいるのか、大した戦術家なのかわからんな。一方Morlunはこの話の中では、三流悪人扱い。最初に出てきた時は久し振りのラスボス級悪人だったのに。Venomのような魅力がないのかな。容姿が普通だからか。
続いて、DR. STRANGEの台詞。Peterの夢の中の世界で蜘蛛の力を持つ者に襲いかかる怪物を唐オながら、”I’ll handle this like always.”自慢気に言っているが、簡単に唐ケるんだったら最初から唐オてほしい。
それからすんなりPeterの夢の世界から出たのだが、結局何のために行ったんだ?
最後にちょっと愚痴。53LR号、54LR号が、到着したら、854号、855号のvariant coverだった。2ヶ月続けてがっかり。何か御用達の書き方がお客さんをミスリーディングしている気がする。(いつもの他責)しょうがないから再注文したが、もうこの手のナンバリングは懲り懲り。