Peter DavidのSymbiote SPIDER-MANの新シリーズがまた始まった。大歓迎。その1~3号を読み終えたので早速レビュー。
筋書きをPeter David、画をGreg Land、インクをJay Leistenがそれぞれ担当。添付画像の表紙は、2号の表紙。1号はErnanda Souzaのvariantを買ったのだが、もう一歩だったのでLandの表紙。
粗筋。1984年に発表されたThe Incredible HULK 301号から始まるArc (一続きの話)で語られたCrossroads Dimension (“CD”)に飛ばされたSPIDER-MAN。そこでHULKと遭遇。2号では取り残されたBLACK CATがDOCTOR STRANGEの助力を得る。3号では異形のHULKとSPIDER-MANがさらに別のやつらに攫われる。
Davidは長い間HULKを担当していたが、1984年当時の担当者はBill Mantlo。結構名作みたいだな。
気に入った台詞やシーンを紹介。最初の山場は大統領に扮したChameleon。それを防いだばかりか、大統領の居場所まで突き止めたSPIDER-MANはなかなか楽しい。PUNISHERがライフルで狙っていると思い込ませるため、遠くからBLACK CATにレーザーャCンターを照射させたのはナイス。
ところでLandが描いたChameleonのマスクは結構カッチョ良いな。今後色々なアーティストがこのデザインを使うこと間違いなし。
BLACK CATにわざわざ博物館襲撃の時間を教えたMoondarkなる悪人。これがSPIDER-MANをおびき寄せる罠なのも良い。SPIDER-MANも襲撃時間について “That’s exact.”と彼女に怪しいことを伝える。彼女も”I was thinking the same thing.”と答えるのだが、それだったら最初から怪しいことを最初に伝えるべきでは。
2号はDevil Dinosaurが出現。そもそもこれ存在は知っていても良く知らないキャラなんで感動が少ない。相棒はMoon Girlじゃないんだ。
そもそもHULKがこの次元に飛ばされたのはDOCTOR STRANGEのお陰ってことで、彼を登場させたのは上手い演出。
Moondarkなる悪人が狙っていた石がSPIDER-MANやHULKに力を与える設定も面白い。昔このブログでレビューしたAmazing SPIDER-MAN #328号でのシーンを思い出す。この時もCAPTAIN UNIVERSEの力をSPIDER-MANが一時的に得たんだったよね。
この石のお陰なのか、Bruce Bannerが変身したのは前述の通り異形の姿、Guilt HULK。流石にHULKをこれまであまり読んでないのでわからん。
SPIDER-MANのマスクをBLACK CATが持ち歩いているのはちょっと変態チックで面白いな。変だと思っているかどうかを散々DOCTOR STRANGEに尋ねる件も良し。流石Davidだ。
Sarcastic (皮肉)に関するSPIDER-MANとMoon Boyの会話もDavidが紡ぐ話の面白いところだね。それを説明すると全然面白くなくなるんだけど。
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