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早く今手持ちのアメコミを読まないと次のが着ちゃう状態。Amazing SPIDER-MAN (“ASM”) 904(10)号をまずは読んでおかないとね。一冊だけなので今回は手短に。
添付画像は今回もSPIDER-MAN誕生60年を祝うBeyond Amazing Variant。大好きなMarcos Martinの作品。こんな感じでSPIDER-MAN が一つのコマの中に沢山いる画はGil Kaneが得意としていたけど、Martinのも非常に素敵。色がアメコミ色(赤、青、白)だけなのも良いな。
筋書をZeb Wells 、画をゲストNick Dragottaが担当。んーん。Dragottaの画はオイラのタイプじゃない。残念。日本のあの海賊漫画みたいに目が三白眼。これはオイラの美的感覚からすると絶対やっちゃいけないやつ。三白眼は悪人の目と昔から相場が決まってる。
いつものように粗筋をチャチャっと紹介。Celestialsの一人Progenitorが人類を裁きまくっている。Peterの目の前に現れたProgenitorは死んだGwenの姿をしている。さて、Peterは生きる価値のある人間なのか。
出だしのニュースキャスターの理屈が面白かった。ニュースで暴力的なシーンが多い。そしてニュース番組はスポンサーからのお金で成り立っている。”Aren’t we monetizing violence?”作者Wellsの皮肉なのかな。もしくは冗談か。
素敵だな思ったのはMay伯母さんの目にはProgenitorが死んだ夫Benの姿に映っていること。なんの後ろめたさもない彼女はそれが嬉しい。Peterは逆にGwenに後ろめたい気持ちがあるからな。それを言ったらNorman Osbornの目にもGwenの姿が見えたようだ。慌てまくった彼の表情が良かった。
街の人々は善行を行うことに必死。J Jonah Jamesonも例外ではない。過去にかつての部下Robertsonに謝ったり、Peterに謝ったり大忙し。このシーンは笑える。
Gwenを殺したNormanを今は手伝っていることに対する理由を語ったPeterの台詞が合理的だったので記しておく。”It’s my responsibility to keep him from becoming the man who killed you.” この一言を聞き、彼を生きる価値ある人間とProgenitorは判断するに至った。そんな話のサゲ(=オチ)はどうでもよいけどね。
それから、最後にProgenitorがGwenと言葉を交わす機会をPeterに与えたのは良いエンディング。Peterは生前のGwenに自分の正体を隠し続け本音を語れなかった。この時初めて本音を語る機会をGwenは得たのだから。