アメコミとラーメン

アーティストの画力が宝の持ち腐れ、Amazing SPIDER-MAN 943(49)号



添付画像は次世代Marvelの立役者”Stormbreakersの一人として選ばれたLucas Werneck の描いた女性版Ghost Rider。何故このキャラがAmazing SPIDER-MAN (“ASM”)の表紙を飾っているのか皆目見当が付かない。

ま、そんなことはお構いなしに読んだばかりのASM 943(49)号を紹介。取り敢えず1冊のみについて書き、一緒に到着した、記念号の為ぶ厚い944(50)号は次回レビューする。

筋書をZeb Wells 、画をJohn Romita Jr.(JRJR)、インクをScott Hannaが担当。

この号はMarvel各誌横断で展開するBlood Huntなるイベントの一環としての位置付け。粗筋。ニューヨークの街中を吸血鬼が跋扈してる。SPIDER-MAN を始めとするヒーローは数に勝る吸血鬼対峙に右往左往。そんな中、小悪党White Rabbitが吸血鬼に噛まれた。

いつものように気に入ったシーンや台詞を紹介。かつての妻Mary Jane (“MJ”)の伯母さんを通じてPeterは、看護師Shayとデートをすることに。伯母さんの真意を掴みかねPeterはMJに電話。電話越しのMJの質問が面白い。”What’s she wearing?” オシャレしていたらデートということだね。

続いて気に入った台詞とかシーンを紹介。Rabbitの子分だかなんだかKareemの台詞。”You stake him through the heart and anyone he’s bit turns back to human. That’s how it works. Google it.” それ程賢くなさそうな子分がググった情報をSPIDER-MANに講釈しているのが楽しい。

もう一つ。現実的対応を諭すKareem、そしてそれに対するSPIDER-MANの返事。”This is war, SPIDER-MAN. Nobody’s gonna care about a few casualties.” “Wrong. I care.” このSPIDER-MANの台詞は吸血鬼にされた全員を救おうとする彼の決意を示していて結構好き。

相手が吸血鬼化した一般市民でSPIDER-MANの戦いが生温い。JRJRの画が宝の持ち腐れ。かつこの話の最大の欠点は、読者の気持ちを焦らして次の号へと期待させるcliff hungerが大したことないこと。さらに言えばこの次の話はASM本誌ではない別冊へと続くこと。そんなの買ってないし、買う気持ちにもなれない。残念だ。
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