Amazing SPIDER-MAN 誌を読もうと思っていたが、気が変わりUltimate SPIDER-MAN 05号を読んだのでレビュー。
筋書をJonathan Hickman、画をDavid Messinaがそれぞれ担当。添付画像はMarcos Checchettoの描く通常版の表紙。
今回の話は、Green Goblin誕生秘話。Harryの父親の死。その後、ニューヨークを牛耳るKingpinからStark社を譲渡される。
気に入ったシーンや台詞を順不同で紹介。まずは、Doctor OctopusであるはずのOtto OctaviusがHarryの部下(もしくはテック系の請負)である点。この世界ではDoc Ockは存在しないんだな。残念ではあるがこの捻りは面白い。また、この世界のGwenは結構しっかりもの。Ottoとの契約に関し細心の注意を払っていることも見逃せない。
約束を守れないHarryに対する生前の父親Normanの台詞。”My favorite memory of you is the day you finally acting like a man. Like an Osborn. The problem is it hasn’t happened yet.” これ父親に言われたら凄い嫌だろうな。
呼び出されStark社を無理やり買わされた時のKingpin、Harry、Kingpinの台詞。”I’m not qualified to separate the Stark wheat from the Stark chaff.” “It’s your problem. Not mine.” “Not if I sell it to you.” 最初のwheatがなに何を指しているかわからなかったが、Starkが何をしていたかをHarryに探させたんだねKingpinは。また売却したことで多額の資金も手にしたはずだ。
Harryが父親の敵討ちをしていることはわかった。だが、どうもそのやり口に関して問題が出てきそうな予感。それがSPIDER-MANであるPeterとの関係を悪化させるきっかけとなるのか、それとも、Hickmanはもっと深い計画を持っているのか。謎は深まるばかり。
面白くて、どんどん読み進んでしまったのは事実。だけど、前号に引き続きアクションがなく、ちょっと残念というのが偽らざる気持ち。