先月届いたAll New X-MEN (“ANX”) 3号、今月到着4号、5号を読み終えたので、レビュー。
筋書きをDennis Hopeless、画をMark Bagleyがそれぞれ担当。添付画像はANX 3号のものでBagleyが描いている。
粗筋を紹介。活動を休止していた過去から連れて来られた若きX-MEN達。若きCYCLOPSは、Ghost of Cyclopsなる若いミュータント達のテロ活動を追ってシカゴに滞在中。彼等と大学で喧嘩騒ぎを起こしたことから警察の留置場に拘禁状態。留置場を無法者のミュータント達が襲いCYCLOPSと共に捕まった仲間を助けようとする。ANX 4号では、美食家?Blobがパリで大暴れ、それを止めようとする若きX-MEN達。X-23(今はWOLVERINEと名乗っている)はBlobにボコボコにされる。
さて、好きなシーン台詞等について。今回もBagleyから。彼の描く表紙はカッチョ良いな。今の死んだことになっているCYCLOPSが何人もいて、その攻撃を逃れようとする若きX-MEN達。今のX-MENの設定、つまり、CYCLOPSの犯した罪により、ミュータントがさらに嫌われ恐れられている図。上手い。
それから、彩色担当のNolan Woodardが良いな。添付表紙も彼が色を入れている。最近のアメコミの飲み会で誰が彩色するかも重要な要素だということを改めて再認識したばかり。Woodardは正にその良い例だ。
ANX 3号のハイライトは何といっても若きCYCLOPSの演説。前段では、愚かさ故間違いを犯したこと(つまり警察を襲ったこと)が銃弾を受けることに値することではない。後段では、以下。Cyclops has been a dirty word for too long. Time to win it back. (今が汚名返上のタイミングだ。)
この演説をテレビ中継で観たToadがCYCLOPSを殺そうと宣言するシーンも良いね。最近のToadは気持ち悪いのが残念。
4号では、上記演説によりCYCLOPSは時の人。東京ではサインを強請られる始末。このシーンで面白いのは日本人が”sign”という言葉を使っていること。筋書を書いてるHopelessは結構日本のこと知ってるな。正確には”autograph”。あ、だけど、signって言葉を使ってるアメリカ人もいたので、通じるんじゃないかな。結構ね。
それから、X-MEN達がライトバン(この使い方で合ってるかな)に乗ってアメリカ中、世界中を旅する図(Global Trotting) 。これ”Scooby Do, Where Are You?”(邦題「弱虫クルッパー」)へのHomageだな。
5号の最終コマANGELのX23に対する言葉”Want to break up.”(別れよう。)がANX 4、5号のクライマックスかな。
最新の画像もっと見る
最近の「アメコミ」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事