アメコミとラーメン

完全ファミリームービー。ぎりぎりデートムービー、映画ANT-MAN and the WASP



週末はちょっと遠出をしていてこの映画は月曜日までお預け。早速レビュー。

いつものように粗筋をサラッとお浚い。Civil WarでCAPTAIN AMERICAに組したANT-MANことScott Lang。一方Pym博士が量子レベルの極小世界に取り残されてしまった妻Janetを救おうと娘WASPことHopeと極小世界に体を縮小させる装置を開発した。一方異なる理由から物質を通り抜けることのできる悪人Ghostと闇の商人BurchはPymの装置を我が物としたい。ANT-MANとWASPは装置を守りJanetを取り戻せるか。

これまたいつもの流れ、好きなシーンや台詞を順不同で紹介。

一番最初のシーンはScottと娘の宝探しごっこ。大道具さんが作ったものだけど、凝っている。外の螺旋階段を使った滑り台でローラーコースターごっこは羨ましい。これを観た子供は絶対お父さんにねだる。

Scottの仕事上の相棒Luis。この人の英語は凄い速い。Burchの部下の使った自白剤によりLuisの無駄話が炸裂する様が面白い。結論まで全然行き着かない。

サンフランシスコのカーチェイスはDirty Harryシリーズを始め映画でよく使われる。この映画でのカーチェイスが新鮮なのは、ANT-MANやWASPが自由自在に大きくったり、小さくなったりするシーンが加わっているから。さらにトラックをキックスケーターのように乗る巨大化したANT-MANが面白さを嵩上げしている。また、上記のように装置を狙っているのが二組だということ。これがさらに装置を取ったり、取られたりする様を複雑にして観るものをワクワクさせる。

伏線が上手く使われているので、二つほど紹介。最初はPym博士の元同僚Foster博士とScottの会話で自分がどれだけ大きくなったかを自慢する。この時大きくなると疲労が加速することが言及されている。そして、後半のカーチェイス後、巨大化したANT-MANは疲労のため海に唐黷トしまうが、その前振りがないと何のことかわからない。(ちなみに巨大化するのは自分のナニが如何に大きいかを自慢しているかのように聞こえる。ワザとね。)

もう一つ。娘Cassieは自分が父親のパートナーとなり悪人を唐キことを夢見るのだが、父親からパートナーはHopeのことだと思っていたと聞いてがっかり。戦いの後そのことをCassieがHopeに話し、それによりさらにScottとの間の距離が縮まるという心温まる展開。上手い。

収監されない条件に反し自宅の外にいるScott、FBIが到着すると軟禁状態の張本人がちゃんと屋内戻っているというオチがは上手く複数回使われている。ちなみに捜査官のWooが良いな。

Ending Credit後多数の人間がThanosのお陰で消えてしまった後に、アリがドラムを叩いているシュールな映像で終えているのも良し。

Ending Credit途中でのPym博士等の消失シーンは凄い。やられた。AVENGERS Infinity Warの直後に時間軸が合わされていたんだ。上手い。

くだらないのだが、玩具メーカー、マテルのタイヤ型ミニカーとケースが今回小道具として登場。これが子供とその親の購買意欲を掻き立てていることは言うまでない。

唯一の難点。今回の悪人Ghost。悪人らしく自分のためにのみ動くのだが、悪人度が中途半端で、どうもピリッとしない。演じている役者さんというより脚本が詰め切られていない。

冒頭の娘との宝探しごっこの時点でこの映画は家族の絆がテーマだよって宣言してる。完全ファミリームービー。ぎりぎりでデートムービーか。勝手評価B。

コメント一覧

アメコミとラーメン
ビートルさん:
(いつも)コメントありがとうございます。
実は、オイラもPsycho-man出て来ないかなって思ってました。FOXにまだ権利があるのかな。
ブログに書きましたが、Ghostが悪役としてはピリッとしないので、強力な悪が欲しかったわけです。
ビートル
前回はウザいと思ったマイケル・ペーニャが面白かったので何とか観れたカンジ。
量子世界での冒険にもっと割いた方が良かったかも、「量子世界にはミクロの独裁者サイコマンが!」ってそれはFFの仕事だしなぁ。
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