この四月に息子が巣立って以来、寂しさがなかなか心の中から消えなくて、
心身共に不調になっていた。
今月中旬から夏休み期間を利用し、息子が実家に帰ってきてくれたのはとても嬉しかった。
だが、友達との付き合いが多いし、バイトもあるので、なかなか一緒にいられる時間はないのが現実だ。
10日ぐらいいたと思ったら、一度自分の住まいに戻りそこから一人旅をして、
また1週間後に実家へ戻ってくるというスケジュール、、、。
それでも、昼頃まで家にいる日もあって、一緒にランチをしたり楽しい時間を過ごした。
回転ずしに行った日、感動を覚えたことがある。
食事が終わって会計をしている私より先に、息子が車に戻った。
会計が終わって私が外に出たら、たまたま雨が降っていて、向こうから傘をさした息子がもう一本傘を手に、私を迎えに来てくれた。
土砂降りでもない雨のために、わざわざ傘を用意してくれた息子の優しさに胸が詰まった。
こんな風に優しくされちゃうと、かえって離れるのが辛いのが人情かも?
でも同時に嬉しいし、思いやりのある人に育ってくれたことに感謝の気持ちが溢れる。
そんなこんなで、あと2日後に戻ってしまう息子。
「おかあさん卒業式」をしてから3週間が過ぎようとしている。
もちろん、息子と離れるのは寂しいけれど、少し心境が変わったことに気づく。
それまでは、私の一部として息子を思っていたのが、
「卒業式」が節目となり、心の奥の方にも浸透していったのか、
当たり前かもだけど、息子は息子で、私とは別の人間で、一部という感覚は消えていた。
その後に会う予定はまだないけれど、
春の頃のように、やせ我慢をするのもやめた。
自分の心に正直になって、「寂しいな」と言葉で伝えることがすんなりできる。
不思議なもので、寂しいを抑え込むのではなく、言葉で相手に伝えることで
それだけでも、心が軽くなって浄化されるのを感じる。
やっぱり、たまったものは出すのが先!!
そして、そんなに遥か遠くにいるわけではないので、
まだ夏休みが続くようだし、いつでも会いに行けばいいのだと思う。
そして、息子に交通費を出すから、
「たまには帰ってきてね!!」
といったりして、、、。
まだまだ、未練があるけれど、充分にその思いを出し切って、息子にはちょっとウザいかもしれないけれど、、、。
私も人間、感情の生き物だから、
それをあっさり認めて、ちょっとオーバーに表現していくと、
そのうち、すっきりするんじゃないかと思ったり。
やっと自分の弱さを受け入れたのかもしれない。
消化できない思いを抱えていると、不思議とお腹も緩くなる。
食べ物がうまく消化できないのだ。
「心身一如」
とはこのことで、分かりやすく身体はSOSをだしてくれる。
同時に、自分を大事にしたい。
いろんな湧き上がる感情や、過去の傷、そこと向き合うことは簡単ではない。
でも、こんな時にこそ自分と向き合う時期なんだと、冷静な自分もいる。
そして、時が止まっていた私の心も動き出している。
今、ベランダで花を育てている。
これまで、アレンジメントをすることはあっても、育てるなんて全くなかった。
花を育てている人の気持ちもよくわからないでいた。
でも、今は良くわかる。
人間は何かを育てたい生き物なんだと。
とくに花は心を癒してくれる存在だから、見ているだけでも落ち着く。
新しい経験が上書きされることは大事。
大好きなヨガもレッスンをするのも、受けるのもこれからずっと続けたい。
好きなもので心をいっぱいにして、満たしていくことができたらと思う!!
愛をこめて♡
END
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