あみものだもの

編み物歴?年。独学で続けています。

ブロッキングの工程

2019年12月16日 | 日記
ブロッキングに必要なジョイントマットとワイヤー、週末の午前中には揃う予定だったんですけど、年末の混乱でしょうね。ジョイントマットは予定通り届いたんですが、ワイヤーのほうが日曜の晩になったのでその日は作業できませんでした。

それにしても…見てくださいこれ!



60cmのジョイントマット4枚セットが入ってきたアマゾンの段ボールです。比較対象として前に置いているのがA5サイズのバッグなんですけど、これ、体育座りすれば人間ひとりが入る大きさなんです。

古い公営団地の風呂桶を彷彿とさせるこれを持ってヤマトの人が来た時は、思わず声を上げてしまいましたよ。この中にもう一つ空の段ボールが入っていて、中でバタバタしないように固定されていました。ここまでしなくても、4枚をプチプチで包んで伝票をペッと貼り付ければいいじゃないですか。そう思いません…?

つぶして、資源の日に置き場まで持っていくのも大変な大きさです。別に怒ってはいませんが、この方法で発送することを決めた人を呼んで理由を聞いてみたいものです。

そしてこちらがニットプロのブロッキングワイヤーです。



ショールの外周を測ったら4m以上あることが分かったので、チューリップのショートワイヤーでは事足りずこちらにしました。長さの問題もありましたが、こちらには3本の曲げて使えるワイヤーも入っていますので、完全な三角形ではなくカーブを描いているこのショールにはぴったりというわけ。

いつも通りタライにぬるま湯をはり、おしゃれ着洗いをキャップ1杯。編み上がったショールをつけて本体のみ、こすりながら洗います。模様部分は目が伸びすぎたら嫌だし、毛羽立ってしまうと引き立たないと思ったのでそうしました。



大判なので、洗うだけでもセーターの時よりずっと大変。寒い冬なのに額に汗しながらの作業です。右端からゴシゴシして、端までいったら今度は左側からゴシゴシ。好みの毛羽立ち具合まで、と思ったけどそれで力尽きましたね。気に入らなければもう一度同じことをすればいいし。というわけで脱水へポン。3分ほどかけて、いよいよワイヤー通しです。



ブロッキング前の状態です。ワイヤーセットに説明書はついていません。考えた末、まずは上辺からワイヤーを通していくことにしました。レース編みの部分に、ぐし縫いの要領で通していきます。上辺は約190cm。ワイヤーはロング一本にショート二本使いました。通したら、Tピンで両端から固定していきます。

次は下辺のカーブに、フレキシブルワイヤーを通していきます。下辺は約210cm。フレキシブルワイヤーを一本、ロングを二本使いました。下辺はなるべく引っ張って伸ばしかつ、カーブが綺麗に出るように。



あとは乾燥させるだけです。長さは240cm、幅は一番広いところで58cm、だいたいテキスト通りの大きさになりました。床に這いつくばっての大仕事、手洗いからブロッキングまでだいたい1時間かかりました。

ブロッキングワイヤー、これから初めて使いますという方がいたら、作業中のケガには十分気をつけてくださいね。私も採寸中にTピンをうっかり踏んだり、ワイヤーの端で指を突っつくなどしてしまいましたので…。

明日には完成品をお見せできると思います。お楽しみに。



コメント
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