あみものだもの

編み物歴?年。独学で続けています。

Grand Large 完成しました

2018年11月30日 | 日記

Grand Large ブロッキングを終えてついに完成!です。

縮絨したことで編み目が綺麗に揃い、肘当てのアラも気にならなくなりました。

エンベロープネックには黄色いボタンをつけました。

着心地も抜群です。肌の上に直接着てもチクチクせず、その上軽くて暖かい!サイズもピッタリです。前回編んだ時は編んでいる最中に太ってしまって、着画もとても見られたものじゃなかったんですけど、今回は載せられます。

右肩のぷっくりもピン打ちであまり目立たなくなりました。

編んでいる最中は、出来栄えが前回と比べてプラマイゼロになりそうだと書いたのですが、仕上げによって十分、出来栄え点をあげられる「より美しいもの」になったと思います。

 

今回から完成した作品には星評価をつけることにします。

編み図通り正確に編めたか? ★★☆☆☆

編み目は揃っているか?   ★★☆☆☆

サイズ感は合っているか?  ★★★★★

糸、色の選択は良かったか? ★★★★★

全体の仕上がりはどうか?  ★★★★☆


2着目のGrand Large ブロッキングしています

2018年11月29日 | 日記

2着目のGrand Large とりあえず編みあがりました!

完成目標は12月にしていましたが、約1ヶ月で完成してしまいました。目が覚めている時間のほとんどをこれに費やしていたわけですから、そんなに威張れないかもしれないですけど、制作時間の早さはひとつの進歩ですよね。よしよし。

日本で売られている毛糸で編んだ作品なら、スチームを当ててピン打ちをして形を整えたら終わりです。でもシェットランドヤーンで編んだウェアは、縮絨(しゅくじゅう)という工程を経ることで風合いが良くなります。縮絨は基本的に編み物ではなく織物に使われる手法ですが、シェットランドヤーンのような外国産の毛糸の一部、それから最近はネットでよく売られている工業用の糸の場合は特別にこれを行います。目的は紡績時に使った油分を落とし、水流で毛糸の内部の繊細な繊維を引き出し手触りをよくすることです。「縮」というくらいなので、ウールの場合1、2割縮みます。縮絨のやり方は1着目の時に調べましたが、プロでもそれぞれ意見が分かれるようです。私は自己流でやっていますので、あくまで参考までに。

 タライに40度くらいのぬるま湯を張り、オシャレ着洗いまたは柔軟剤を規定量入れます。編みあがったセーターをたたみ、タライにつけてまず押し洗いして、繊維の奥まで水が浸透するようにします。浸透したら、今度はお湯の中で編み地同士を適度な強さでこすり合わせます。時々絞って、どれくらい毛羽立っているか様子を見ながら(引き出された繊維は白く浮きたって見えますので、その具合を見ます)作業を続けます。あまりにも高い温度の湯を使ったり、強くこすり過ぎると編み地がフェルトのようにかたくなってしまうし、縮みすぎてしまうのでそこは注意します。今回はわりと多く毛羽立てさせたかったので強めにゴシゴシしましたが。お好みの頃合いでセーターを畳んで手のひらで押して水分を抜き、洗濯機で3分ほど脱水して終了です。あとは平置きして、サイズ通りにピン打ちをして乾かします。しかしこの平置きして乾かすという方法、皆さんはどうやってるんでしょうね。けっこう場所を取ると思うのですが。私は畳の上にピクニックシートを敷き、その上にバスタオルを2枚ほど敷いてピン打ちしました。

残念ですが、1着目はいまだに見つかっていません。

 


初めてのダーニング

2018年11月23日 | 日記

1着目のGrand Largeをまだ探しているのですが、見つかっていません。

ところで皆さん、自分で編んで、何らかの事情で着られなくなったもの、躊躇なく捨てられますか?私はできません。編み物、洋裁で作ったもの、やはり思い入れがあるのでしょう。最近小さくて着られなくなった既製服をずいぶん捨てましたが、それらのものはまだ取ってあります。

Grand Largeを探している時に、これが出てきました。旧ブログからの読者様もたぶん覚えていないでしょう。本格的に編み物を始めてから初めて編んだローワンツイードのカーディガンです。ゲージがゆるく、当時標準体型だった私のよそ行き着としては大きすぎて、部屋着として母に貸していたので結局ほとんど着ることはありませんでした。ところで…

ひどい虫食い穴が見つかりました。これでは部屋着とはいえあんまりです。毛玉だらけだし、さて捨てようかどうか迷いましたが、決心がつきませんでした。それに今となっては、袖こそ長すぎるものの私も着られます。

と、いうことで、「ダーニング」という方法で補修することにしました。道具は毛糸針と…

この小汚い野球ボール。もちろん洗ってありますが。

ダーニングマッシュルームというおしゃれな専門の道具もありますが、今回はこれで。ボールを、穴の空いた箇所の編み地で包んでてるてる坊主のようにゴムで縛ります。

基本のダーニングは、要するに平織りで穴をふさいでしまう、というものです。このようにまずタテ糸を通し、横糸を毛糸針で渡していきます。使う糸はお好みで。目立たないように同じ糸を使ってもいいし、あえて目立つ色や質感の糸でも可愛いでしょう。私は最初同じローワンツイードを使おうとしましたが、出来上がりがかえってそこだけ編み方間違えてるの?みたいな感じになってしまったので、それならいっそいかにも補修しましたよ感が出た方がいいということで同系色のもっと太い糸に替えました。

 

補修後がこんな具合です。本来は四角を作るようにして塞ぐのですが、虫食い穴に対してボールが小さすぎたのでそれはできませんでした。あまり綺麗にできていませんが、初めてなのでこんなものでしょう。

 

毛玉だらけの上、補修によってよりオンボロ感が増しましたが、思い入れがあるからでしょうね。個人的には可愛く思えます。もし他のものを捨てることがあっても、これだけは大切に持っておきましょう。


プラマイゼロ

2018年11月22日 | 日記
先日、父方の伯母がうちを訪問してくれました。その時に素敵なかぎ針編みのニットを着ていたのですが、私はそれがすぐに手編みと気づきました。伯母に聞いたら知り合いが編んでくれたものだとか。それは美しい出来栄えでした。それが手編みと分かった理由はよく分かりません(笑)編み手の端くれとしてのカンでしょう。かぎ針編みなので透かし模様なのですが、薄くて軽いのにとても暖かい、と伯母も気に入っているそうです。

私もあのくらい美しい作品を編みたいと思っているのですが、せっかちと雑な性格が災いしていつもうまくいきません。三つ子の魂百までなので、これからも多分それほど上達しないでしょう。ところで、今アラフォーで編み物を趣味にしている人ってどれくらいいるんでしょうね。仕事や子育てで忙しくてそんな時間は取りづらいと思うのですが…。まあ、時間の使い方の上手な方はできるかもしれませんが。そんなに多くはないと思います。

施設には年配の方が多く、何名か編める方がおられるのですが私は比較的若いので珍しがられています。手芸に興味のない人からは、もうその道に進めば?とかウェアが編めるだけですごい!とかそんな扱いです。しかし本当にこの程度の腕前で褒められるのが恥ずかしい。いつも「あはは、暇人なんですよ」と笑ってうつむく感じです。

グラン・ラルジュ、左袖を編み進めていますが、左右で随分ゲージが異なっています。





これは左右で袖のシルエットに響きそうだ、どうしよう…というくらい。1着目より美しいものを、がテーマでしたがやはり3年あまりのブランクでそれは厳しかったようです。完成はさせられるでしょうが、全体としてちぐはぐなので出来栄えはプラマイゼロになりそうです。

アランカーディガンの袖の丈詰め/Grand Largeの左肩

2018年11月21日 | 日記
で、どうやって袖を直すかと言いますと…



リブの編み始めにマーカーをつけておきます。ハサミを準備します。



綴じ糸をマーカーをつけた段までほどきます。



マーカーの段の少し手前で、編み地をハサミでカットしてしまいます。



カットしたら、糸の細かいゴミを取り除きながら、マーカーをつけた段まで解いてしまいます。この解く手順、ちょっと難儀すると思います。なぜなら編み進んだ方向とは逆から解いていかなければならないからです。とじ針などをを使って、一目一目解いていかなければなりません。なるべくマーカーの付いている段に近いところでカットすると楽になるでしょう。

マーカーをつけた段まで解けたら、あとはそこから糸をつけ、リブのゴム編みを編むだけです。往復編みで編んでまた綴じても構いませんが、それが面倒なら輪編みするのが手っ取り早いです。



こうしてとりあえず、左袖からお直ししたのですが…

やっぱりまだ長かったです。きちんと測ったつもりだったのに、なぜ…?

このお直しの方法は、かつて通っていた手芸店の編み物教室で先生から教わったものです。また療養生活に入ったことだし、先生に会いに行きたいのは山々なんですが、そもそも糸をその手芸店で買わなくてはならないし、予約制になったことで気軽に行けなくなったんですよね。有料化されたことは前のブログにも書きましたが、大した問題ではないんですけど…。施設への通所もありますしね。

この袖直しの作業は細かい糸屑が出るので施設でやるわけにはいかず、そちらではGrand Largeの左肩を編み始めました。

針を3.25mmから2.75mmに変えてかつきつめに編むように気をつけたところ、まあ、右肩よりはゲージの加減がマシになりました。

右肩



左肩