石川県鹿島郡中能登町、金沢から里山海道をとばして1時間。羽咋郊外の山里の住宅街に、離れを改造したバーがあります。
オーナーがサラリーマン家業の合間に近所の仲間とワイワイやりたくて作った隠れ家のようなお店。
週末の金曜日と土曜日、20：00から24：00だけの営業。近所さんや仲の良い仲間が徒歩で集まるって感じです。
カウンターに6席位と、奥に2人掛けのソファーが2客のこじんまりした店内。エレキギターや蛇味線？なんかが置いてあり興が高じれば演奏するのでしょうね。想像しただけで楽しそうです♪
その店主が常連のために〆のラーメンを作っているという。それがFBページに紹介されているのだがなんとも興味深い内容。
煮干し・鶏ガラ・もみじの出汁、醤油は香川かめびし醤油、麺は三河屋製麺。というもので、どこかで聞き覚えのあるワードが並ぶ（笑）
ただしメニューは店主の気まぐれで決まるようだ（今回紹介の内容は2016年7月2日土曜日に提供されたものです）
醤油SOBA 700円
醤油SOBA 700円＋味玉100円＋極太メンマ100円＋叉焼200円
鶏ガラともみじで摂った出汁に煮干し出汁を加えたWスープ。小さなキッチンポットから汲みだされる出汁は黄金色。店主がごく内輪のために限られた量だけを作ったという事が解かります。煮干しの香りが狭い店内に漂い、カウンターのお客様ももうメロメロ（笑）
カウンターパンチや～（爆）
これにかめびし醤油をメインとした醤油タレで味を決めている。
麺は三河屋製麺の低加水ストレートの＃22。パツンとした食感の麵だけどやや緩め。保存状態や茹でる水温・水量の関係かも知れませんね。
煮干しの香りが強いわりに魚臭が少ない、丁寧な処理が伺えます。ぐっと惹きこまれるような旨みは無いけど無化調にありがちな頼りなさは無く適度な塩分濃度と醤油のコクが感じられます。
全体としてはまったりとした美味しさ、サラリーマンオーナーとしては本格的過ぎる～。もし本業で極めれば大化けするのではないでしょうか。福井県三国の牟岐縄屋さんが開業を前に試作を繰り返していた時のラーメンを思い出しました。
醤油はTらさん、麺はSみちさん、ラーメン大好きで金沢を食べ歩いているときに出会った麺や醤油。店主が独自に取り寄せたそうだが、こんなところで（失礼ですが(;^ω^)）出会えるとは思ってもいませんでした。
店主とラーメン談義、もう少しゆっくりお話したかったです。
次はどんな気まぐれメニューが提供されるのか非常に気になるところですが、なんせ田舎の住宅の隠れ家バー。静かに見守りたいと思います。
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お店情報
食べログ情報は→こちら
店名；スプーンアンドヌードル （Spoon & Noodle）
住所；石川県鹿島郡中能登町高畠へ-21-1
営業時間；20:00～24:00（金土のみ）
定休日；月、火、水、木、日曜日
駐車場；なし
地図；
